いつも使用しているヘアケア製品は本当にあなたの髪の毛に合っていますか?値段ばかり高くて効果が感じられなかったり、望み通りの髪質にならない時には、製品に配合されている成分を確認してみて下さい。どの成分が何に効果があるのかを知っているだけで、安心してお気に入りの製品を選ぶ事ができるようになります。

有効成分は悩みのタイプ別に使い分けるとより効果的!

髪の毛や頭皮の悩みは人それぞれですが、市販されてるものをあまり意識せずに使用している方も多いかと思います。それはひとえに、どのような成分が髪の毛にどう作用してくれているかが分からないという事に原因があると言えます。

どれを使ったら良いのかわからないヘアケア製品難民の方が、自分にあったヘアケ製品を選ぶ事ができるように、解説していきます。

髪の毛の悩みのタイプに分けて選ぶ事によって、本来その製品が与えようとしている効果を十分に発揮できるようになったり、自分自身の悩みも改善されたと実感しやすくなります。

幅広く効果を発揮するものもあれば、ピンポイントで効果を発揮してくれる成分もありますので、うまく取り入れていく事で、その時その時の自分の頭皮や髪の毛の悩みに寄り添った使い方をする事ができます。

シャンプーやトリートメントなどは、一度購入してしてしまうと勿体なくて途中でなかなか他のものに変えづらいですよね。

最初から自分に合ったものが探せれば、結果的にお金の無駄も省けるようになるので、自分の悩みを解決してくれそうな注目する成分があれば、その成分が配合されているヘアケア製品を試してみて下さい。

ダメージヘアについて

ダメージヘアになる原因

カラーやブリーチ、ドライヤーの熱によるダメージなど髪の毛が傷んでしまう原因は沢山存在します。外部からの刺激などで髪の毛の表面にあるキューティクルが剥がれたり損傷したりすると、内部にある栄養素や水分が流れ出てパサパサとした質感になってしまいます。1日にして改善していく事は難しいので、日頃から意識してダメージヘアに良い成分を取り入れる必要があります。

キューティクルの潤いが失われると、せっかく取り入れたヘアケアの栄養素がしっかりと内部に留まる事ができず、思ったような効果が得られない事もあります。

また、一度のカラーやパーマで傷むというよりも、蓄積されたダメージが一気に露呈するというパターンが非常に多いので、そうなる前にいち早くキューティクルを修復して栄養補給してあげる事が大切です。

ダメージヘアに良い美容成分

ダメージヘアと一言で言っても、様々な悩みが重なって起こっている事が多いですが、ここで紹介する成分は広く多くの効果を持っているものばかりなので、ヘアケアには欠かす事のできないものばかりです。知っているだけで、日頃のヘアケアで簡単に補う事ができるものなので、是非シャンプーなどを選ぶ際に参考にしてみて下さい。

ケラチン

ヘアケア製品には必ずと言っていいほど配合されているケラチンは、プロティキュートという成分名で配合されている事が多く、羊毛由来のお肌にも髪の毛にも優しい成分です。

髪の毛の修復・ヘアカラーの色持ちの維持・パーマのウェーブの持ちの維持・ハリコシなど、髪の毛の悩みのほとんどに対応している万能な成分なので、ヘアケア製品に多く活用されています。成分を細かく分離させていくと髪の毛を強化する効果も生まれ、カラーやパーマの前処理・後処理にも使用されています。

美容室でも良く、パーマをかける前やカラーをする前に前処理剤として広く用いられている事からもその実力は美容師さんのお墨付きです。

キトサン

カニ類から採られるキトサンは、古くから健康の為にと食生活に取り入れられてきました。食品だけではなく医療や美容にも活用されるとても応用力のある成分でもあります。

キトサンは、化学的な変化をさせると水溶性に変える事ができ、化粧品原料として加工しやすい状態にできるのが特徴です。水溶性にする事で、自然に髪の毛に馴染ませる事ができ、保湿性なども格段に向上します。髪の毛に使用すると、潤いを与えハリとコシのある丈夫な髪の毛にしてくれます。

髪の毛を保護する効果が高いので、髪の毛のダメージが気になる方には向いている成分と言えます。

ポルフィラン

ポルフィランはスサビノリに含まれている成分で、日本の食事にも関わりの深いものです。海の中で育ち海水や荒波に揉まれて育つので、非常に強い生命力を持っているのが特徴です。そんな厳しい環境でも生き残れるノリの細胞に含まれている成分なので、髪の毛を守る事にも長けています。

柔軟で馴染みやすい性質は化粧品などの原料としても取り入れられており、髪の毛に使用すると均等に膜を張ってキューティクルを保護し、触り心地も良くなります。

加水分解コラーゲン

美容といえばまず出てくる加水分解コラーゲンですが、以外と何が良いのか分からずに使用しているという方も多いでしょう。加水分解コラーゲンは、魚の鱗から抽出した成分で、マリンコラーゲンとも言われています。

化粧品の有効成分として知られるコラーゲンは、元々魚の鱗から採られているという事もあり、鱗状に羅列している髪の毛に対しての潤い効果はとても高く、柔らかく手触りの良い髪質にしてくれます。

抽出されたばかりの段階から無色透明なので、過度に加工しなくても利用できるのも特徴です。化粧品やヘアケア製品に多く取り入れられている大きな理由はこの為です。

ゼイン

髪の毛を強くする成分として知られるゼインは、トウモロコシからコーンスターチを生成する過程で出たとてもエコな副産物です。再利用できて髪の毛にも良いものなら是非とも取り入れたいものですよね。
ゼインには、髪の毛を強くする以外にも艶を与えたり櫛通りを良くする効果も期待できます。化粧品原料としては、ゼインではなく「フィトケラスターZ」と記載されています。

ゼインの皮膜形成効果や酸化抑止効果などはチョコレートのコーティングにも活用されていて、とても身近で安心な成分と言えます。

育毛について

脱毛が起こる原因

ここでいう脱毛は、男性によく見られる男性型脱毛について焦点を当てて考えていきます。男性型脱毛は、体内の細胞に含まれるテストステロンというホルモン物質がジヒドロテストステロンと呼ばれる男性ホルモンに変換されてしまう事が引き金となり、髪の毛の発育を司る毛乳頭という部分に悪い影響を与えてしまう事から起こります。

男性ホルモンと女性ホルモンという呼び名は聞いた事があるかと思いますが、簡単に言うと、女性ホルモンは髪の毛を生やすホルモン、男性ホルモンは髪の毛を生やさないようにするホルモンと考えると分かりやすいでしょう。

女性と男性では、もともと体内にあるホルモンのバランスが異なるので、薄毛になる時にも気になる箇所が違ってきます。男性が頭頂部から薄毛を気にする方が多いのに対して、女性はハチ周りから薄毛が気になると言う方が多いです。

全ての方が同じようにこの例に当てはまるとは限りませんが、傾向として抑えておくと良いでしょう。

育毛効果が期待できる美容成分

育毛効果が期待できるとされている成分は、世の中に多く出回っていますが、頭皮に使用する事を考慮し、お肌に優しい成分を集めてみましたので参考にしてみて下さい。

ジオウ

ジオウは中国で自生している薬草にも使用されている植物で、アカヤジオウという植物の根の事を言います。

漢方として処方されている事から薬効も確かで、薬として飲めば体に栄養を行き渡らせて巡りを良くし、滋養強壮にも効果があるとされています。

そのジオウを育毛に活用すると、男性ホルモンの抑制や血行促進などの効果があるとされていて、育毛剤として広く使用されています。薬品として使用されているのもあり、天然成分ではありますが、使用する際には使用方法を守り活用するようにして下さい。

スエルチアニン

スエルチアニンはセンブリと言うお茶で有名なリンドウ科の植物から採れた成分で、薬としての薬効もあります。薬草として飲むときに薬効は主に胃腸虚弱・下痢・脱毛に効果があるとされています。

センブリから抽出されたセンブリエキスには、血行促進効果・男性ホルモンの分泌を抑える働きなどがあり、育毛にはとても効果があります。医薬部外品の育毛剤にも使用されているので、劇的な強さが無くやんわりとした優しい効果が期待できるのも魅力的です。

一般的にセンブリ茶が有名なのは、何回煎じても取れないという癖のある強烈な苦味を罰ゲームなどに使用していた事からと言われています。

ボタンピ・エンメイソウ・ボダイジュ

髪の毛には、成長して生え変わるというメカニズムがあります。この行程には成長期・退行期・休止期という3周期があり、いつも気がつかないうちに目まぐるしくサイクルしています。このサイクルが正常に行われていれば髪の毛が必要以上に抜けてしまう事はないのですが、髪の毛が成長する途中で栄養状態が悪い場合には、普通よりも早い速度で抜けていってしまいます。その悪いサイクルを繰り返していくと、だんだんと髪の毛が薄くなってきて感じます。

ボタンピ・エンメイソウ・ボダイジュは、髪の毛の生え変わり周期の中の休止期を導く炎症物質を抑える働きがあるので、これから抜けるタイミングの髪の毛をそのまましばらく留めておく事ができます。どれによって生え変わりサイクルを正常にしていけるので、健康的な頭皮環境と髪の毛を作り出す事ができるようになります。

この植物は日本語表記で延命草と呼ばれ、昔から生薬として活用されています。

頭皮ケアについて

頭皮環境が悪くなる原因

頭皮環境が悪くなると、フケが過剰に発生したりかゆみを感じたりしますよね。
頭皮環境はとても繊細なので、体調の変化などによっても簡単に左右されます。主に考えられる原因は、頭皮の脂腺の発達によって過剰に皮脂が分泌され、皮脂が酸化してフケが過剰に発生したり、炎症を起こしてしまっている事に起因します。

フケは乾燥した頭皮環境から生まれる乾燥性のフケと、油分の多さから発生する脂性のフケとに分類されます。この二つは起こる原因も対処法も異なります。

ここでは、頭皮を清潔に保ち程、よい栄養分を補給できる美容成分を紹介していきますので参考にしてみて下さい。

頭皮のトラブルに効果がある美容成分

頭皮の環境を改善してくれる美容成分には、クロレラやペパーミントなどが挙げられます。一見して食用に使われイメージが強いですが、頭皮ケアやヘアケアにも多く活用されています。頭皮ケアに向いているこれらの成分の特徴を解説していきます。

クロレラ

健康食品でもお馴染みのクロレラは頭皮環境の改善にも役立ちます。池などに生息する藻の一種で、香りはほとんど感じません。ギリシャ語のクロロス(緑)とラテン語のエラ(小さい)という言葉を合わせて付けられた名前の通り、とても小さい単細胞植物です。

クラレラが健康食品に多く配合されている理由は、アミノ酸を生成するのを助けるタンパク質やビタミン・ミネラルなどを豊富に含んでいる栄養価の高い植物だからです。

健康食品以外使用する際には、クロレラから抽出したクロレラエキスというものを合成して作っていて、化粧品原料として使用されています。クロレラエキスには、アミノ酸やペプチド・糖類・ミネラルが豊富含まれているので、ヘアケアや頭皮ケアにも良いとされています。

ペパーミント

ペパーミントは別名セイヨウハッカとも呼ばれ、ハーブとしてとても有名な植物です。
ヨーロッパ原産でアメリカなどの多くの地域で栽培されています。抗菌作用があるのが特徴で、一般的にお菓子や歯磨き粉にも用いられています。独特な香りがしますが、シャンプーやトリートメントに配合されていると、すっきりとした清涼感を味わう事ができます。化粧品原料としても多く活用されていて、頭皮ケアにはフケ予防として配合されているものが多いです。

フケでお悩みの方は、ペパーミントが配合されているシャンプーやトリートメントを使用するととても効果的でおすすめです。

まとめ

髪の毛の悩み別に有効成分を紹介していきましたが、自分に合いそうなものがあれば是非一度試してみて下さい。実際に使用して初めて判断できるものもあるので、ときに慎重下調べをした上で挑戦するとより高い効果を安心して得る事ができます。

ライタープロフィール
MAYU

国際文化理容美容専門学校を卒業後、都内サロン2店舗を経て独立。
現在は、都内にてヘア・メイクアップアーティスト・着付師として活動。美容歴9年。
誰かの為になるちょっと嬉しい情報を丁寧な切り口で発信していけたら・・という想いで執筆しています。