ヘアケアに保湿が大切な事は分かっているけど、いったい何を使ってケアをすれば良いのか分からない、という方はとても多いです。
オイルとミルクの違いを理解した上でヘアケアを行う事によって、より効果を実感しやすくなりますので、使い方や選び方を工夫してみて下さい。

トリートメントがヘアケアに欠かせない訳

髪の毛はどんな季節でも水分の蒸発や紫外線の影響を受けて乾燥しやすい状態にあります。季節の変わり目にはお肌同様、髪の毛のケアをしっかりと行っておかないとダメージを受けやすくなります。いつも多くの女性が髪の毛のパサつきを気にしていて、髪の毛がサラサラになる方法を模索していますよね。

トリートメントは髪の毛を補修したり保護してくれる優秀なヘアケアアイテムですが、使い方を間違ったまま使用していると、どんなに良いものを使用していても、効果を実感しづらく感じてしまいがちです。ケアケアにトリートメントを使用する際には、トリートメントの種類や正しい使い方を理解し上で行う事で、トリートメント本来の効果をさらに引き出す事ができます。

髪の毛は乾燥したりしてダメージを受けると、髪の毛の表面にあるキューティクルが剥がれたり開いたままになってしまいます。トリートメントは、開いたキューティクルを閉じて内部に栄養素が留まるようにしたり、髪の毛に不足した栄養を補ってくれる効果がありますので、是非ヘアケアに取り入れてみて下さい。

トリートメントは、1日にして劇的な効果があるものではありませんが、日頃から定期的に使用していると、髪の毛が滑らかになりサラサラとした手触りの良い質感に変化してきます。

トリートメントの種類と使い方

トリートメントには使用するタイミング別に分けると2つの種類に分類する事ができます。この2種類のトリートメントは、使用するタイミングや使い方が異なる場合が多いので区別して使用するようにしましょう。

シャンプーする時と乾かす時に髪の毛に必要な効果は違い、インバストリートメントは特に重要になってきます。やり方やアウトバストリートメントとの違いも解説していきますので、参考にしてみて下さい。

インバストリートメント

インバストリートメントとは、髪の毛がお風呂に入っているタイミングで行うトリートメントの事を言います。入浴する事が大切かというとそういう訳ではなく、髪の毛が湿気の多い場所にある時に行うと浸透しやすい成分を配合している事が多いので、お風呂の中で使用するのに向いているトリートメントも、インバストリートメントとも呼ぶ事があります。

インバストリートメントは大前提が洗い流すトリートメントですので、使用した後にはしっかりと洗い流すようにしましょう。

効果の面から見ると、パーマやトリートメントなどで内部の奥深くまで傷んでしまった髪の毛によく浸透して栄養を補給してくれます。パサパサになった髪の毛は濡れていても手触りが悪いですよね。インバストリートメントをお風呂の中でよく馴染ませると、それだけで髪の毛表面のキューティクルが潤って整うのを実感する事ができます。

髪の毛表面ダメを補修するヘアマスクやヘアパックと混同されやすいものなので、区別して覚えておくようにして下さい。

アウトバストリートメント

アウトバストリートメントは、一般的に洗い流さないトリートメントと呼ばれる種類のヘアケアアイテムです。インバストリートメントと大きく異なる点は洗い流さずに使用するという事と、ダメージから髪の毛を守る保護効果が期待できる事です。インバストリートメントでしっかりと髪の毛に栄養を行き届かせておいても、アウトバストリートメントで髪の毛を守りながら乾かさないと、せっかく補給した栄養素が漏れ出したり、ドライヤーの熱で髪の毛がダメージを受けてしまう事があるので、両方を合わせて使用する方法が賢い使い方です。

アウトバストリートメントは、髪の毛の表面をコーティングしてキューティクルを熱から守ってくれてたり、スタイリング剤としてスタイリングの仕上げに改めて付け直して使用する事ができます。ダメージの程度によっては使用量を少し増やしたり、トリートメントを付ける場所を工夫するとより乾燥して感じない髪質に仕上げる事が可能になります。

ヘアミルクとヘアオイルの違いと使い方

ヘアミルクとヘアオイルは使用方法や使うタイミングが異なる事があります。

正確な使用方法やトリートメント本体に記載されている目安などを参考にしてみて下さい。ここでは、効果の違いや一般的な使用方法をそれぞれ解説していきます。

<ヘアミルク>
ヘアミルクはクリームの形状をした保湿剤の事を言います。髪の毛に密着するように吸着し時間をかけてじんわりと浸透していくのが特徴です。ダメージを集中して補修したい時には自分の髪の毛にあったトリートメントをいつもより多めに小分けにつけてケアしていくと、しっとりとした髪の毛に仕上げる事ができます。

主にアウトバストリートメントとして使用されるものが多く、髪の毛に必要な栄養がたっぷりと配合されているものであれば、ダメージが気になる髪の毛の保湿・乾燥対策に役立ちます。

・使い方

ヘアミルクはまとめて一気に同じ場所に付けてしまうと、乾きづらくなったりベタつきの原因になる恐れがありますので、手のひらの上で一度薄く均等に広げてから使用するようにします。一度に手に取る量も少しずつ、足りない分は後からもう一度付け足す気持ちで付けていくと、付け過ぎを未然に防ぐ事ができます。

髪の毛の長によって使用量を変える事でも、付け過ぎを防ぐ事が可能です。
ショートヘアは1プッシュ、ミディアムヘアは2プッシュ、ロングヘアは3〜4プッシュを目安に付けて、乾燥が気になる部分にピンポイント付け足すとムラができにくいです。

ヘアミルクは油分よりも水分の方が多い配合になっているものが多いので、少し油分が足りないと感じる場合には、ミスト状のヘアオイルを合わせると程よいしっとり加減に仕上がります。

<ヘアオイル>

ヘアオイルは皮脂に近い状態の成分を含んでいるものが多いので、とても伸びがよく浸透性に長けています。パサつきや広がりの気になる髪の毛に使用すると、まとまりのあるしっとりとした髪の毛に仕上げてくれます。

ダメージが特に気になる肩や、ドライヤーの熱によるダメージが気にある方にはおすすめです。

特に、ドライヤーの温風によって髪の毛が乾燥していると感じる時には、髪の毛表面のキューティクルを薄い膜で包み込んで守ってくれるので、安心して髪の毛をしっかりと乾かす事ができます。

最近のヘアオイルは髪の毛に必要な栄養が含まれていて、ドライヤーの熱によって髪の毛の内部に栄養素をさせる事ができるようになっているものが多いので、栄養補給としても活用する事ができます。

ヘアオイルは馴染みやすく浸透力も高いので使い勝手が良いのですが、一度に沢山付けてしまうとドライヤーの熱で蒸発したり、浸透しきらなかったものが髪の毛に残り、ベタついてしまう恐れがありますので、自分の髪の毛の質や量に合った使い方をするようにしましょう。

・使い方

ヘアオイルを手に取り、手の平の上で薄い膜のように広げます。オイルは浸透力が高いので、ベタっとまとめて付けてしまうとそれ以上均等に伸びなくなってしまいます。しっかりと付けたいあまりまとめて付けてしまいがちですが、均等に付けられるように工夫する事が大切です。

髪の毛の中間から毛先を中心に付けるようにして、足りないと感じる部分には少しずつ足すようにして付け足します。

洗い流さない事を前提に使用する場合は、使用量が多くなり過ぎないように注意が必要です。

使用する際の注意点と応用方法

<インバストリートメントの注意点>

・トリートメントは頭皮につけない

トリートメントは本来、頭皮ケアもできると記載されているもの以外は、髪の毛につける事を想定して作られています。頭皮などの髪の毛以外の場所についてしまうと、洗い残しの原因になり、毛穴に詰まったまま放置しておくと頭皮の炎症を引き起こす事がありますので、頭皮には付けないように意識して使用するようにして下さい。

頭皮についてしまってもしっかりと洗い流せば綺麗落とす事ができますが、最初から付けないように心がけておけば、安心してヘアケアに集中する事ができるので、頭皮のトラブルを起こさないように注意して行うようにしてく下さい。

<アウトバストリートメントの注意点>

・毛先を中心につける事を心がける

髪の毛の毛先は、一番長い期間ダメージを蓄積している部分なので、毛先の重点的なケアが美髪への近道になると言えます。トリートメントの基本は毛先の傷みをいかに修復し守るかという事に尽きます。
中間から毛先にかけて重点的にトリートメントを付けるように心がけると、手触りの良さにも繋がります。

根元に近い部分は、手に残った量を薄く補うように付けるくらいで十分です。

<インバストリートメントをより効果的に行う方法>

インバストリートメントはしっかりと浸透させる事で、本来の効果を十分に発揮させる事ができます。

ここでは応用法として、インバストリートメントの浸透をさらに良くする方法があるので紹介していきます。

トリートメントを髪の毛全体につけてから、髪の毛をまとめラップで包みます。
その上からタオルを巻きつけて髪の毛全体を包み、入浴します。
トリートメントをつけた状態で入浴すると、髪の毛がより膨潤して髪の毛内部にトリートメントの栄養が浸透しやすくなります。

これは、髪の毛が温かい状態で行う事に意味があるので、いつまでも時間を置けば良いという訳ではありません。髪の毛はもともと吸収できる水分と栄養分の量が決まっているので、入浴を辞めるタイミングでトリートメントを洗い流してしまうようにして下さい。

トリートメントを洗い流してしまっても、放置していた間に必要な栄養はきちんと内部に浸透しているので、流し残しのないようにしっかりと洗い流すようにしましょう。

髪の毛をまとめる際には、トリートメントが付いた毛先が頭皮に直接付かないように注意しながら行うようにすると、無意識のうちに頭皮にトリートメントが付いてしまうのを防ぐ事ができます。

ダックカールのような挟むタイプの物で止めても良いですし、タオルの上からゆるくゴムでまとめてしまう方法でも大丈夫です。

髪の毛全体を優しく労わるように扱って、ヘアケアの効果を最大限高めてあげましょう。

まとめ

ヘアオイルもヘアミルクもヘアケアには無くてはならない存在です。正しい使用法やタイミングをしっかりと理解して行うようにすると、高いオイルやミルクに頼らなくてもある程度の効果を期待する事ができます。
集中ケアをしたい場合には、ヘアパックなどと合わせて行うと相乗効果で、よりしっとりとした手触りの良い髪にしていく事ができます。
髪の毛の量と質に合わせて丁寧なヘアケアを続けていく事で、周りの方からも褒められる美髪になっていきますよ。

ライタープロフィール
MAYU

国際文化理容美容専門学校を卒業後、都内サロン2店舗を経て独立。
現在は、都内にてヘア・メイクアップアーティスト・着付師として活動。美容歴9年。
誰かの為になるちょっと嬉しい情報を丁寧な切り口で発信していけたら・・という想いで執筆しています。