ヘアケアは髪の毛を傷みから守ったり補修するものがメインですが、きちんと自分の髪の毛の状態を把握しておく事もヘアケアの際に大切になります。ただ傷みという一言で片ずけてしまうのではなく、何が原因でそうなってしまったのかという原因を究明しておけば、また同じダメージの仕方をしなくて済みます。

髪の毛の傷みの原因

髪の毛の傷みの原因は日常に多く潜んでいます。パーマやカラーなども原因の一つに考えられますが、ここでは日頃から自分で行う事で起きる髪の毛の傷みに注目していきたいと思います。

紫外線によるダメージ

髪の毛は紫外線の影響を受ける露出しやすい部分です。紫外線から髪の毛を守る対策をしておかないと、髪の毛の潤いが失われてしまいます。

紫外線が髪の毛に当たると、髪の毛表面にあるキューティクルを損傷させてしまい、内部から栄養分が流れ出してしまいます。紫外線によるダメージによって髪の毛は硬くなりますが、髪の毛が硬くなると後から栄養を補給しようとしても上手く浸透しなかったりする事があります。髪の毛を柔らかく保つ為にも紫外線対策をしっかりと行うようにしましょう。

対策としては日傘や帽子を使用して直接髪の毛に紫外線が当たらないようにする方法が一番簡単でおすすめです。紫外線カット効果のあるスプレーを活用するのも良いでしょう。

ヘアアイロンの熱

ヘアアイロンは直接熱プレートが髪の毛に触れるものなので、使用方法に注意しないとすぐに髪の毛に傷みが生じてしまいます。

ヘアアイロンを使用する際の注意点は、長時間同じ部分に当て続けないという事です。
髪の毛は温度の高いものを長時間当て続けると硬くなり変質してしまいます。ヘアアイロンを使用する前に保護効果のあるトリートメントなどをつけるようにして、しっかりと髪の毛を守る対策を取るようにしましょう。

ドライヤーの温風

ドライヤーの熱を直に当て続けると髪の毛のタンパク質に質が変わるタンパク変性という現象が起きてしまいます。普段髪の毛を乾かす際に、ドライヤーを近くから当てすぎていませんか?ドライヤーの熱は肌で感じるよりも高温で知らないうちに髪の毛を傷めてしまっている事が多いので使い方に注意が必要です。

ドライヤーの温風を髪の毛に向けるときには、頭の上から下に向かって髪の毛が静かになびくように当てるのがポイントです。髪の毛から20センチ以上離して行う事で、熱によるダメージを大きく軽減する事ができます。風の向きや離し方は慣れるまでに少し時間がかかるかと思いますが、意識的に行うととても効果があるので、是非試してみて下さい。

また、ドライヤーの熱で髪の毛が温まり過ぎてしまった時には、冷風と交互に当てて髪の毛を冷ましながら乾かすと頭皮への熱による影響も軽減できるのでおすすめです。
熱いと感じたらそのまま続けてしまうのではなく、こまめに冷風に切り替えて行うようにしましょう。

ブラッシングによる摩擦

髪の毛や頭皮に良いとされているブラッシングも、使い方を間違えると髪の毛の傷みの原因になります。ブラシングは髪の毛に潤いのない状態で強く引っ張るように行うと摩擦によって髪の毛表面のキューティクルが剥がれ傷んでしまいます。
ブラッシングを行う際には、ヘアオイルなどを活用して髪の毛に油分を与えてから行うようにしましょう。

髪の毛のダメージを把握しておく事の大切さ

今現在の髪の毛の状態を自分でしっかりと把握していますか?傷んでいる事は分かってはいるけれど、何が原因でそうなったのかが分からないという方がとても多いので、自分の髪の毛の傷みの原因はどんな事なのかをしっかりと把握して適切な対策を講じるようにしましょう。

髪の毛の傷みは放っておいても悪くなる一方です。お肌のように時間をかけて修復されていくものではないので、自分で積極的にケアしていく必要があります。
原因が分かっていれば傷みの原因を取り除く事ができますので、少しの髪の毛の傷みの時点で手早く対処するようにしましょう。

セルフチェックのやり方

今髪の毛がどのような状態にあるのか判断できる簡単なセルフチェックの方法を紹介していきます。髪の毛は一度傷むとどんどん進行していくものなので、今以上に傷みが悪化しないように現状を把握してしっかりとケアを行うようにしましょう。

枝毛やアホ毛はありませんか?

見た目でパッとわかる髪の毛が傷んでいるかの基準が、枝毛がないかどうかです。
毛先をよく観察してみると、枝毛ありませんか?毛先だけではなく髪の毛の中間から短く飛び出した毛も枝毛なのでチェックしてみましょう。

この中間から飛び出してしまった髪の毛は一般的にアホ毛と呼ばれているもので、乾燥やダメージによって起こりやすくなります。

中間から傷みによって切れてしまった切断面なので、ザラザラとしているのが特徴です。
触っても乾燥してダメージしているのが分かるかと思いますが、もっと悪化すると、髪の毛から白い粉のようなものが見える事があります。ここまで悪化すると修復するのにも時間がかかるので、そこまで悪化させる前に日頃から乾燥対策を行うようにして下さい。

艶や指通りは滑らかですか?

ブラッシングをする時によく髪の毛が絡まるようになったと感じるようになったら髪の毛が傷んでいるサインです。

髪の毛は潤いを失うとパサついて表面が乾燥しやすくなり、摩擦による静電気などの刺激で髪の毛表面にあるキューティクルを剥がしてしまいます。

これによってキューティクルが失われていると、髪の毛の内部に油分を溜め込んでおく事ができなくなってしまう為、毛先の絡まりが気になるようになります。

髪に弾力がありますか?

髪の毛が傷んでいるかどうかは、髪の毛の弾力からも判断する事ができます。
髪の毛をクルクルと指に絡めてから離した時にどうなるかによって髪の毛にハリコシなどの弾力が残っているかが分かります。

髪の毛を指から離して髪の毛が元のまっすぐな状態に戻れば正常です。髪の毛の内部にしっかりと潤い成分が補給されていると弾力が保たれて美しい髪の毛をキープする事ができます。
逆に、髪の毛を指から離してもそのままの形で形状記憶されてしまう場合には、髪の毛が傷んでいる状態と言えます。

髪の毛の表面が乾燥して、髪の毛内部の栄養素や弾力の元となるタンパク質などが漏れ出してしまっていると、中がスカスカになって元の形に戻らなくなってしまいます。
元に戻る力が残っていない状態なので、必要な栄養分を補給して髪の毛を弾力のある状態にしておく事で、ダメージを受けづらくなります。

髪の毛一本一本の強度を確認してみましょう!

髪の毛の元気さは髪の毛のコシにも現れます。髪の毛が弱っている状態だと、髪の毛がゴムのように伸びてしまったりする事があります。乾燥がひどいと切れ毛にも繋がります。
髪の毛を一本手に取り、中間部分をつまみ、髪の毛が抜けないように気を付けながら引っ張ってみましょう。

その時に切れてしまったり髪の毛が伸びていたら、髪の毛が傷んでいるという目安になります。引っ張る髪の毛は必ず一本だけにして色々な場所で行わないようにしましょう。
頭皮から抜けるほど強い力で行うと、頭皮から無理やり引っこ抜いてしまう事になるので、注意しながら行うようにして下さい。

湿気の多い日に広がっていませんか?

雨や湿気の多い日に髪の毛が膨らみやすいと感じた事はありませんか?元々の髪の毛のボリュームという事も考えられますが、それ以外に理由がない場合には髪の毛が傷んでいる恐れがあります。

健康な髪の毛は外部からの水分量をうまく調節して綺麗な状態を保つ事ができるのですが、傷みのある髪の毛は湿気などの水分量の変化にとても敏感です。

髪の毛の表面を守っているキューティクルが傷みによって剥がれてしまってると、髪の毛が水分を必要以上に吸収してしまい膨張します。

髪の毛を湿気による広がりから守る為には、スカスカになった栄養素の足りていない部分に栄養補給しておく事が大切です。

傷みを改善する正しいヘアケア

ヘアケアを見直す事で傷みに対してもアプローチする事ができます。行う事遺体はとても簡単な事が多いので、継続して行えるように工夫するようにしてみて下さい。

髪の毛の傷みに対するヘアケアは一日にして大成するものではありません。集中的行うヘアパックなどの保湿力の高いものはある程度の期間をおいて行う方が効果的ですが、毎日行うヘアケアは正しい行い方をしていないと傷みが蓄積してしまうので、ぜひ毎日のヘアケアから見直すようにしてみて下さい。

アミノ酸系シャンプーで髪の毛を補修する

髪の毛の傷みが気になる時におすすめなのがアミノ酸系のシャンプーを使用する事です。
傷んで剥がれてしまったキューティクルを保守してくれたり、漏れ出して失われた栄養分を補給する事ができます。

ドラックストアなどでよく販売されている安価なシャンプーは、傷みが気になる髪の毛にはあまり良くありません。

洗浄成分である界面活性剤という成分が頭皮や髪の毛に負担をかけてしまう恐れがあるので、髪の毛の傷みが気になる時にはできるだけ使用を避けるようにするのが無難です。
オイリーでべたつきやすい方には向いている事もあるので、頭皮と髪の毛の状態を確認しながら選ぶようにして下さい。

髪の毛に優しいシャンプーの仕方をする

髪の毛に優しいシャンプーを使用していても正しく行えていないと、髪の毛を傷めてしむ事がありますので、正しい髪の毛に優しいシャンプーを行うように心がけましょう。

以下に正しいシャンプーのやり方を簡単に解説していくので、普段自分が行ってるシャンプーの仕方と比較してみて、改善できるポイントがあれば取り入れてみて下さい。

①ブラッシングをしてから行うようにする

髪の毛は濡れていると扱いづらくなるので、濡らす前に絡まりなどを解いておくようにします。ブラッシングには頭皮の血行促進作用もあるので、頭皮のマッサージも兼ねて行うようにすると効率的です。強い力は入れず、毛先から髪の毛の絡まりを解いていきます。
綺麗に解けてきたら徐々に上に上がっていき、最終的に頭皮にもブラシを当てるようにしましょう。

ブラシングを行う際には、洗い流さないトリートメントなどをつけてから行うと、髪の毛を摩擦から守る事ができます。

②予洗いをしっかりとする

髪の毛は均等な濡れ方をしていて初めて正しいシャンプーを行う事ができます。
たっぷりとお湯で満遍なく洗い流すようにしておきましょう。

髪の毛や頭皮の汚れはこの段階で大半を落とす事ができると言われています。根元までお湯が行き渡るように手を入れながら行うようにすると均等に濡らす事ができますよ。

③シャンプー泡立てる

シャンプーはしっかりと泡立ててから髪の毛に付けるようにしましょう。
原液のままつけたり水分が足りないまま使用すると、流し残しの原因になり、頭皮の痒みや炎症を引き起こす恐れがあります。

しっかりと予洗いができていれば、泡を立てる事はそんなに難しい事ではありませんので、すべての行程を丁寧に行うように心がけてみましょう。

④頭皮を揉むように洗う

頭皮にまでシャンプーの泡が行き渡ったら、頭皮を掴むようにしてしっかりとマッサージしていきます。痛くない程度に気持ちが良いと感じるくらいの力加減で行ってみて下さい。

⑤すすぎはやり過ぎくらいしっかりと!

シャンプーをする際に大切なのは、洗い方よりもしっかりと洗い流せているかという事です。どんなに丁寧に洗い上げても、シャンプーが髪の毛や頭皮に残っていればべたつきや頭皮のトラブルの原因になってしまいます。

シャンプーの倍に時間をかけるくらいの気持ちでしっかりと時間をかけて洗うようにして下さい。

まとめ

髪の毛を傷ませる原因はとても身近に潜んでいます。自分でも気がつかないうちにしてしまっている事が髪の毛の傷みの原因である事も少なくありません。
しっかりと正しいヘアケアを行うようにして、傷みのない美しい髪の毛を目指しましょう!

ライタープロフィール
MAYU

国際文化理容美容専門学校を卒業後、都内サロン2店舗を経て独立。
現在は、都内にてヘア・メイクアップアーティスト・着付師として活動。美容歴9年。
誰かの為になるちょっと嬉しい情報を丁寧な切り口で発信していけたら・・という想いで執筆しています。