保湿効果の高いシアバターは様々な使い道があります。ヘアケアにもスキンケアにも活用できる天然素材なので、髪の毛にも刺激なく安心して使う事ができます。シアバターをヘアケアに使用すると乾燥の気にならないサラサラヘアに仕上げる事ができます。ここでは、シアバターの活用法をご紹介していきます。

どうしてヘアケアにシアバターを使うと良いの?

シアバターは保湿剤と知られる天然成分から抽出したもので、髪の毛に必要な栄養素を多く含んでいる事でも知られています。スキンケアで知られる事が多いですが、ヘアケアにもお応用できる万能な素材でもあります。

シアバターが髪の毛によいとされる理由はその成分にあります。日本では昔から椿油がヘアケアに良いとされ使用されてきました。椿油の主成分はオレイン酸なので、髪の毛にツヤを与え栄養も補給してくれるなくてはならないものでした。

シアバターにも同じようにオレイン酸が含まれています。合わせて抗酸化作用のあるステアリン酸が含まれているので常温では個体、温度の高い場所ではオイル状に変化します。
馴染ませて使用する場合や入浴時に使用際には、程よく馴染んで浸透してくれるので、とてもヘアケア向きな天然素材と言えます。

シアバターはシャンプー前後やスタリング時にも活用する事ができますが、それはシアバターがベタつきづらく扱いやすい事が理由として挙げられます。髪の毛に馴染ませていくと、オイルなどを使用した際の付け過ぎたベトつき感があまり感じられず快適に安心して使用する事ができます。使い方に工夫は必要ですが、天然素材の中では使う人の能力や手早さに左右される事の少ないものなので、誰でも手軽にヘアケアに取り入れられる万能アイテムです。

ヘアケアに活用する様々な応用法

シアバターには実に沢山の使い道があります。その時の状態や髪の毛の質に合わせて使い分ける事によって満足のいく効果を得る事ができるので、使い分けを改めて見直してみるようにしてみて下さい。また、トリートメントとして使用する場合には、市販されているトリートメントよりも髪質により合うという方も多くいます。

天然成分と聞くとどうしてもお肌や仮眠毛に優しいイメージが先行して効果が薄いようなイメージを持ちやすいですが、髪の毛と頭皮の健康を一番に考えて髪の毛やお肌に優しい面と保湿効果などの機能性を併せ持つシアバターの特性を活用してみて下さい。

シャンプー前の頭皮のクレンジングに

シャンプーをする前にある程度髪の毛や頭皮についた汚れを取り除いておく事によって、シャンプー時の泡立ちの良さや洗いやすさが変わってきます。

シアバターには頭皮の毛穴に潜り込んでいる酸化した皮脂などを絡め取ってくれる効果があるので、頭皮の栄養補給と合わせて頭皮のマッサージなどを行う事で頭皮のクレンジグも行う事ができます。また、シャンプーを行う前に使用するので、ベタつきを気にしなくても良いのも安心ですね。

クレンジング以外でシャンプーの前に使用する利点がもう一つあります。

シャンプーすると本来髪の毛に必要な分の皮脂なども綺麗に洗い落としてしまいます。
そうすると、髪の毛の表面は乾燥しパサパサに見えてしまったり、髪の毛内分栄養素が漏れだしてしまう原因になります。その後トリートメントで補給するにしても、過剰な洗浄力は髪の毛にダメージを与えかねないので防いでおきたいところです。

シアバターをシャンプー前に髪の毛につけておくと、シャンプーの洗浄力による乾燥から髪の毛を守ってくれます。あまり知られていませんが、このような使い方をヘアパックと呼びます。

シャンプー前のブラッシングの前につけておくと均等に馴染んで汚れも適度に浮かせてくれて、髪の毛をブラッシングによる摩擦から守ってくれるので効果的な使い方と言えます。
シャンプーの前に使う方法でもこんなにも色々な効果を発揮してくるシアバターは、慣れてくると毎日のヘアケアから切り離せないくらい大切な存在になります。

シアバターを使った頭皮のクレンジングのやり方

ここではシアバターを使用した頭皮のクレンジング方法を解説していきます。

頭皮のクレンジングはシャンプーをする前に行い、最後はシャンプーで洗い流してしまうので、つける量は手が頭皮をスムーズに動かせる程度付いていれば多くても大丈夫です。
乾燥した状態の頭皮は濡れている時よりはデリケートではありませんが、摩擦などの影響を受けやすいのでシアバターやオイルなどで保護しておく必要があります。

① 髪の毛を全体的に濡らす。

乾いているところと濡れているところに差があると、髪の毛が切れたり擦れてダメージすることがあるので、髪の毛の状態は均等に同じようになるようにしておきます。

② しっかりと水分をタオルで拭き取る。

水分がシアバターと混ざると思うように効果が発揮できなくなる事もあるので、少し水分を感じる程度の濡れ加減になるまでしっかりとタオルで水気をふき取るようにしましょう。

③ 手でシアバターを温めてオイル状にする。

浴室内が温かい場合やお湯などで髪の毛が温まってる場合には、シアバターが勝手に溶けてオイル状になる事がありますが、そのような時には、手で溶かす必要はありません。

髪の毛が冷たくなったり、浴室の温度が下がってきたら改めて温めてつけ直すようにします。一度つけたシアバターはそのままで大丈夫です。

④ 頭皮を中心にシアバターをつける。

ここでは頭皮のケアをメインに行うので、頭皮中心にシアバターをつけていきます。
ヘッツドスパをするような感覚で、頭皮に満遍なくシアバターを馴染ませます。

⑤ 頭皮のマッサージを行う。

頭皮にシアバターがしっかりと馴染んだ状態で、頭皮のマッサージをしていきます。
やり方は簡単でもいいので、頭皮を揉みほぐすような動きのマッサージを取り入れましょう。手軽にできるおすすめのやり方を記載しますので参考にしてみて下さい。

  1. 頭を上から掴むように持ち、指先は腹が当たるように触ります。
  2. 円を描きながら頭頂部に向かって動かしていきます。頭皮を握るように力を入れるのがコツです。
  3. おでこの生え際に沿うように、親指以外の計8本の指の腹を下から当てます。
  4. 細かくゆっくりと円を描きながら頭頂部まで動かします。
  5. 頭全体を両手の平で包むように挟み、内側にゆっくりと力を入れます。
  6. すべての行程が終わったら、首や肩のマッサージも合わせて行うと効果的です。

シャンプー後にトリートメントの代わりに

シャンプー後のトリートメントは洗い流した油分を改めて補給するのにとても大切な行程になります。さっと流してしまうのではなく、しっかりと時間を置いて流すようにすると効果も実感しやすくなります。

市販されているトリートメントは化学的な成分を使用して髪の毛に早く浸透するように作られているものもありますが、シアバターを使用する際には天然成分である安全性と引き換えに浸透するまでに時間がかかるという事をあらかじめ理解してから行うようにして下さい。しっかりと効果を実感するために、心と時間に余裕のある時に行う事をおすすめします。

トリートメントのやり方

少し行程が増えて面倒に思うかもしれませんが、行う時間自体は大してかかりませので、いつものお手入れに一手間加えてみて下さい。

トリートメントとして使用する際のやり方ですが、次の通りに行ってみて下さい。

  1. シャンプー後に髪の毛の水分を十分にタオルで拭き取る。
  2. シアバターを手に取り手の温度で温めてオイル状にする。
  3. 髪の毛の中間から毛先を中心につけていきます。この時に、後から乾燥が特に気になる部分や足りない分は付け足しておきます。
  4. そのまま10分ほど時間を置いてから流していきます。10分は意外に長く感じるので、その間に入浴しておくと浸透率が上がり、時間の効率も良くなります。

お風呂上がりの洗い流さないトリートメントの代わりに

シアバターは洗い流さないトリートメントの代わりとしても活用する事ができます。
ヘアオイルよりも軽くしっとりとさせる事ができるので、試した事のない方は是非挑戦してみて下さい。髪の毛が濡れていても乾いていても使用する事ができるので、乾燥が気になる部分があればその都度付け足すようにしましょう。

洗い流さないトリートメントとしてのやり方

お風呂上がりの濡れた髪の毛はとてもデリケートな状態です。シアバターは抗酸化作用が高く髪の毛表面を薄くコーティングしてくれる効果があるので、洗い流さないトリートメントとして活用する事ができます。洗い流さないトリートメントの本来の役割でもある、ドライヤーの熱から守るという働きも漏らさず行ってくれるのも魅力です。

ヘアオイルを使用していてベタついて感じてしまった方でも、驚くほどにさらっと綺麗に乾くので、是非一度使用してみて下さい。オイル嫌いが克服できるかもしれませんよ!
逆にヘアオイルがないと髪の乾燥が治らないと思っている方が使用されても、つける量やつける場所を工夫する事で、シアバターの方がヘアオイルよりもしっとりと仕上がりになるのでおすすめです。

洗い流さないトリートメントとして使用する際の使い方は他のオイルと変わらずとても簡単です。
お風呂上がりによくタオルで髪の毛の水気を拭き取ります。ドライヤーをかける前に手の温度でオイル状に溶かしたシアバターを髪の毛につけていきます。
シアバターは頭皮のケアにも使えるものですが、ここでは髪の毛を重点的に保湿してサラサラな質感の髪にしたいので、頭皮には付けないで行います。

髪の毛全体に馴染ませてから、付けている時にムラが気になるようであれば、目の粗いブラシで梳かして馴染ませるようにしましょう。

スタイリング剤として

シアバターは髪の毛にもともと含まれる成分や頭皮から分泌される皮脂の成分にとてもよく似ているので、肌馴染みや髪の毛への馴染みがとても良いのが特徴です。

そのシアバターをスタイリング剤として活用すれば、しっとりと潤いのあるスタイリングをする事ができます。まとまりのない乾燥した髪の毛を扱いやすくしたり、毛先に気になるダメージを補修してくれたりする効果があります。

市販されているワックスよりもベタつきが感じられないのに、適度に自然にまとまりのあるスタイリングに仕上がります。頭皮や顔のお肌が敏感で市販されているワックスなどが使用できない方でも安心して使用できるので、今までワックスが使用できなくて諦めていた方は是非試してみて下さい。

使い方はとても簡単ですが、シアバターの特徴をしっかりと理解した上で扱うとより扱いやすくなります。

シアバターを手に取り、手の温度でシアバターをオイル状に変化させます。

一度オイル状になったシアバターは急に冷えたりしなければ固まってしまう事はないので、落ち着いて丁寧に髪の毛全体に薄く馴染ませていきます。

最初のうちは少しずつ付けてみて、足りないところに後から足していくという付け方をした方が他のオイル同様安心です。それでも基本的な使用量が少し多めでも、あまりベタつきが気にならないので、自分の髪の毛がどれぐらいオイルを吸収するか試しながら徐々に調節してみて下さい。

まとめ

シアバターを使用した事はなくても、一度は耳にした事があると思います。
ここで紹介した方法は、お肌や髪の毛にダメージを与えずに行えるヘアケアの工夫の仕方ばかりなので、気になるものがあればどんどん挑戦してみて下さい。一度使用すれば病みつきになる使いやすさなので、一家に一本欲しいという愛用者の声も納得できるはずです。是非、毎日のヘアケアに取り入れて潤いのある髪の毛を手に入れてみて下さい。

ライタープロフィール
MAYU

国際文化理容美容専門学校を卒業後、都内サロン2店舗を経て独立。
現在は、都内にてヘア・メイクアップアーティスト・着付師として活動。美容歴9年。
誰かの為になるちょっと嬉しい情報を丁寧な切り口で発信していけたら・・という想いで執筆しています。