老人性色素斑はレーザーによる治療が最も効率的で効果があるとされています。

老人性と聞くとあまり響きが良くありませんが、加齢とともにだんだんと増えていくものなので、間違いではありません。若い方でも紫外線を沢山浴び続けていれば出てきてしまう事があるので、しっかりとケアしていく事が大切です。

今回は老人性色素斑にどうしてレーザー治療が向いているのかを解説していきますので、治療する前の予備知識として参考にしてみて下さい。

治療の効果を持続させるためにもまずは予防が大切

できてしまったシミを消す事に没頭しすぎて、シミができないように対策を講じる事を怠ってはいませんか?

シミは予防をしていなければ後からどんどんと出現してきます。一度レーザーで消したからといって再度できないかと言えばそうではありません。日頃から、紫外線を浴びないように気をつけたり、しっかりと保湿ケアをするように心かげている事で、シミが大きくならないようにできたり、これから新しいシミができないように予防する事ができます。

美白ケアで消せないシミはレーザー治療が効果的!

シミ治療をする際にまずは美白ケアから行う事が多いですが、老人性色素斑はできたからしばらく時間が経ったり色味が濃くなってくると表面がザラザラとした状態に変化していきます。この程度までシミが濃くなりお肌の表面の質が変質してしまうと、お肌の細胞に潜り込んでいる地味の元を直接排除しなければなりません。

美白ケアではこのようなシミを消す事はできないので、レーザー治療を行うようにしましょう。

お肌のシミのある細胞を狙い撃ちできるので、効率よくお肌のシミを取り除く事ができます。

レーザー治療とは?

シミを消すために使用されるレーザーにはいくつか種類がありますが、その多くがシミの黒っぽい色味にだけ反応して照射されるものです。シミとなってしまった色素をレーザーで破壊していき薄くしていきます。一度で消せる場合もあれば、数回行う必要があるものもあり、シミの濃さや存在しているシミの深さによって異なります。レーザーの種類を変える事で対応できる範囲であれば、一度で治療を終わらせる事ができるものもあります。

レーザー治療を行う際の一番大切なポイントは、お肌にダメージをできるだけ与えないようにする事です。

いかにお肌に与えるダメージを抑えるかに重点をおいて治療していくと、シミが綺麗に消えてレーザーによる炎症反応後の色素沈着も軽減する事ができます。

お肌のダメージを抑える事がどうしてそんなに大切かというと、レーザー治療による火傷のような跡が残る方がとても多いからです。普通に照射していると、お肌に刺激を与えて炎症のような状態になり、にきび跡にできるような色素沈着を起こす恐れがあります。これは、専門医が行う手順ではありますが、レーザーを照射する前にお肌をしっかりと冷却して肌の温度を下げておく事が大切です。レーザーの出力の高さによっても跡が残る事があるので注意が必要です。

肌のダメージが少ないと言われているQスイッチレーザを使用するようにして、お肌に対する刺激を最大限下げられるように工夫してもらいましょう。

レーザー治療の流れと術後の経過の目安

治療の流れ

麻酔剤を貼り付ける

照射時はゴムで弾かれたような感覚がありますので、希望に応じてジェル状やシールタイプの麻酔薬を用いて麻酔をかけます。
痛みが特に酷く感じられる場合には、正気麻酔を取り入れてくれるクリニックもあるようなのであらかじめどのようなタイプの麻酔があるのか確認しておくのも良いでしょう。

手術台でレーザー治療を受ける

かかる時間はそれ程長くはありません。患部の大きさによってもかかる時間は異なりますが、おおよそ10分程度で処置が終わる事が多いようです。痛いと感じる要素がなければその分時間も短く感じられそうですよね。

術後の経過の目安

①レーザー照射の直後

レーザーを照射した部分はまず白くなります。このまま固まってしまう事はないので安心して下さい。
それがだんだんと皮膚の回復と合わせて赤黒いかさぶたのような状態になっていきます。
照射前の状態と比べると、人の前にさらけ出せるような状態ではないので、傷をケアしたくれる保護テープなどを貼っておきます。

②塗り薬による患部のケア

レーザーの照射後には軟膏や美白剤などが処方され塗るタイミングや量などを細かく説明してもらえます。
その指示に従ってお家でもしっかりと患部のケアを行うようにしましょう。

併せて、紫外線対策も同時に徹底するようにして下さい。レーザー照射後の患部はデリケートになっているので、紫外線が当たればすぐにシミになってしまいます。

③一週間経過

赤黒いかさぶたが剥がれてきて内側の新しい皮膚の組織が見えるようになってきます。日に日にお肌に馴染むような色味に変わっていくので、無理にかさぶたを剥がしたりしないようにして下さい。

④1ヶ月経過

一ヶ月経つ頃にはかさぶたも取れ、お肌の状態もだいぶ安定してきます。

一時的に色素沈着が見られる事もありますが、半年くらい経つ時には消えてしまうので、必要以上に心配する事はありません。

⑤3ヶ月経過

このころから、シミの色味がだんだんと薄くなっているのが確認できます。紫外線対策をしっかりと行うようにしてできれば紫外線を直接浴びないような環境作りを徹底した方が早くシミが薄くなります。

⑥6ヶ月経過

6ヶ月も経つと、シミの色味もほとんど薄くなり遠目から見ると分からない程度になります。この段階でも、紫外線対策の手は緩めずにしっかりとお肌を紫外線から守るようにしましょう。

レーザー治療後に行うべきアフターケア

レーザー治療を終えた後でも気を抜いていると、またシミができてしまいます。老人性色素斑は特に日頃なスキンケアの結果がお肌に現れやすいものなので、しっかりとアフターケアを行うようにしましょう。

紫外線対策

老人性色素斑は、紫外線を浴びる事のよって悪化してしまうシミの1種です。シミをレーザーで消したからといってまたできないという保証はどこにもありません。シミができていて治療したという事は、同じような習慣を繰り返していると必然的にまたシミがでてきてしまうでしょう。日頃から紫外線をできるだけ浴びないようにする工夫をしておくと、レーザー治療の効果を本当の意味で実感する事ができるようになります。

紫外線からお肌を守る為に一番効果的なのが日焼け止めを塗る事です。一度塗れば終わり!というものではなく、汗によって落ちたり皮脂によってよれてムラになった部分には、改めて塗り足してあげる必要があります。

日頃から日焼け止めを持ち歩き、塗り直す習慣を身につけてしまえば、そこまで苦にならずに紫外線対策をする事ができます。

日焼け止めと合わせて、サングラスや日傘などの紫外線対策グッズを活用すると、より効果的に紫外線対策を行う事ができるのでおすすめです。皮膚表面がヒリヒリと熱くなって感じる場合には、その部分に紫外線が当たっているという事です。

ただでさえ紫外線はものを透過して刺激を与えてしまう性質があるので、室内にいるときにでも気を抜かずにしっかりと紫外線対策をするようにしましょう。

保湿ケア

お肌が乾燥した状態でいると、お肌が本来持っているバリア機能を上手に発揮できなく待ってしまう恐れがあります。

小まめに保湿ケアをするようにして、お肌に潤いを与えておく事で、お肌を紫外線の刺激から守る事ができます。

紫外線の影響を受けやすくなるという事は、その分シミもできやすくなるという事ですから、お風呂上がりなどにおこなうスキンケアの他に、お肌が乾燥していると感じたらすぐに保湿するようにするなど、小まめな保湿ケアを心がけるようにして下さい。

医療用の美白化粧品を使用する

医療用の美白化粧品に含まれるルミキシルやハイドロキノンは、シミ消し効果だけではなくメラニンの生成を抑える働きがあります。シミ予防の対策としてはとても効果的なので、レーザー治療の後には是非取り入れてみて下さい。

専門医に相談して処方してもらえるか相談してみると良いでしょう。

まとめ

レーザーによるシミ治療は、行ったときだけではなく行った後のケアによって持続効果に差が出るものです。レーザーでシミは消したからもう大丈夫と安心してしまうのではなく、日頃からのスキンケアをより徹底するようにしましょう。

一旦できてしまったシミを頑張って消す事は手間やお金がかかってしまいとても大変ですが、地道にお肌のスキンケアをしておけば防げる事も多々あります。自分のスキンケア方法が合っているか、紫外線対策は十分に行えているかなどを改めて見直して、シミをレーザーで消す治療に挑むようにしましょう。

ライタープロフィール
MAYU

国際文化理容美容専門学校を卒業後、都内サロン2店舗を経て独立。
現在は、都内にてヘア・メイクアップアーティスト・着付師として活動。美容歴9年。
誰かの為になるちょっと嬉しい情報を丁寧な切り口で発信していけたら・・という想いで執筆しています。