皮膚科はできるだけ保険がきくようにと考慮されていると思われていますが、実は自費診療という枠でシミ消しなどのしっかりとしたケアを行っているところが多いです。

皮膚科では治せないから美容クリニックに行くという無駄な工程を踏まなくても、医療機器の整った皮膚科であれば老人性色素斑を消す為の最善のケアを行ってくれます。

今通っている皮膚科がそのような皮膚科であるかを確認してみると、いつもより効果のシミ消し方を提案してくれるかもしれませんよ。

老人性色素斑とは?

老人性色素斑は老化と紫外線の影響を受けてできるシミの一種です。早ければ30代から出てくる方もいて、高齢でなくても老人性色素斑に悩まされている方が多くいます。出来てしまったからといって諦めて放ってくと、だんだんと面積がお大きくなってしまうので、小さいシミのうちから早めに対策を講じるようにしましょう。

顔や腕・手の甲にできやすく、境界線のはっきりしないぼやけた楕円形のような形で現れるのが特徴です。

長期間紫外線にさらされていた箇所にできる事が多いので、若い頃に十分に紫外線対策をしないで日焼けしていた箇所が今になってシミになって出てきたというケースがほとんどです。日焼けしている自覚がなくても、気がつかない間に継続して紫外線を浴びていた場所はシミになりやすくなっています。

今できているシミは5〜20年目にできたものと考えられますので、今の時点からシミが増えないように対策をしておけばこれからできるシミは防ぐ事ができます。

シミの大きさは浴びた紫外線量によっても変化していき、小さいシミも放っておくと大きくなりますので、小さいシミをこれ以上大きくしない為にも日頃から紫外線対策をしっかりとするようにしましょう。

老人性色素斑は皮膚科でもレーザー治療が主流!

皮膚科に行くとお肌に優しいものを取り入れたり、お金がなるべくかからないように保険適用で治療を勧められる印象が強いと思いますが、老人性色素斑に関しては、レーザー治療でしかはっきりとした効果が得られないとされている為、自費診療枠でレーザー治療を提案される事が多いです。その場しのぎでシミを消せたとしても、なん度も通うのであれば元も子もないですよね。本来必要とされているものだからこそ、皮膚科でも使用されている治療法なので、レーザー治療が必要と言われたらよく検討してから治療を試みるようにして下さい。

老人性色素斑の原因は変質した表皮細胞とメラニン色素を生み出している色素細胞にあります。

シミを確実に取る根本的な治療は紫外線で老化した表皮細胞を破壊して新しいお肌と入れ替える事で可能にあります。

レーザー治療では、それが効率よくできる為、老人性色素斑の治療によく取り入れられています。

ここでは機械名を詳しく挙げて説明していきますが、取り扱っている機械はクリニックや皮膚科によって異なる事がありますので、違う機械に置き替えて治療していく場合には更に説明をきちんときてから施術を受けるようにしましょう。

レーザーの中でもQスイッチ・アレキサンドライトレーザーは、一億分の一秒というとても速い速度で瞬間的に強力なレーザーを出力するので、正常なシミのないお肌には影響を与えずに、シミのある細胞にだけ熱刺激を与え破壊する事ができます。

レーザーで破壊された部分は時間をかけて再生し、新しいお肌へと生まれ変わっていきます。

レーザー治療の流れ

①カウンセリング

カウンセリングを行い施術方法を決定していきます。

費用もこの時点で見積もりを出してもらえるので、可能であれば承諾します。

高額になる場合には、医療ローンなどの取り扱いもあるか確認しておくと安心です。

②テスト照射

本らならば行われる事は少ないですが、レーザーが効くかどうかの判断が難しい時に行われる事があります。

テスト照射の結果によっては治療方針が変更にある事もありますので、どのようになったどれくらいの費用がかかるのか、事前に問い合わせておくと心配ごとを減らす事ができます。

③本照射

レーザーの本照射を行っていきます。ゴムで弾かれるような痛みを感じる事が多く、麻酔なしでも大丈夫な方も稀にいますが、ほとんどの方が貼付タイプの麻酔で麻酔をかけてから行います。シミのできている細胞に熱光線を当てて破壊していきます。

照射後は白くなり、その後かさぶたになって肌が徐々に新しいものに生まれ変わっていきます。

強い出力で照射すると、かさぶたができない事があります。

④美白剤と軟膏を外用する

照射後のお肌はとても敏感で不安定な状態にあります。しっかりと保護するケアを行い、合わせて美白剤などの外用を行います。塗り方や塗る頻度などは専門医からの指示があるので、指示通りに行うようにして下さい。

外用薬としてよく使用されているのは、ヒドロキノンやトレチノインなどの美白剤で、照射して破壊したシミに働きかけるのと同時に、レーザーによる色素沈着なども防いでくれる役割をします。

よくある質問

皮膚科でレーザー治療を行う際によく出てくる質問をまとめてみました。初めて老人性色素斑をレーザー治療する際には同じような疑問が生まれやすいものなので、よく理解してから治療を受けるようにしましょう。

シミ以外の部分に影響が出る事はありませんか?

レーザー治療に使用するレーザーは、お肌の奥深くには届きません。お肌の表面からせいぜい3〜5㎜程度の深さにしか作用しない為、皮膚の周りにある細胞や皮膚の下にある血管などを傷つけてしまう心配はありません。体の内部にある器官にも届かないので、照射する部位以外には影響がありません。

レーザーはメラニン色素に反応する性質があるので、施術する際には目を保護する必要があります。目の角膜にはメラニン色素が含まれている為、何もつけないでレーザーを照射してしまうと目を傷つけてしまう恐れがあります。

目をレーザーから守る為に専用のゴーグルを使用して予防しますので、何か事前位用意するものはありません。

レーザー治療は特に何かする事がありますか?

レーザーはシミの元である変質してしまった細胞めがけて直接作用するものなので、シミのない部分には影響がありません。

シミの元になる核の細胞とメラニン色素を熱で破壊し、軽い火傷のような状態にします。やけどが治るのと同じような過程で皮膚が再生していくうちに、下から綺麗なシミの肌が出来上がっていきます。かさぶたが取れるまでの10日間ほどは、外部からの刺激から守る為に肌色の保護用テープをあてておく事になりますが、テープが気になって生活やお仕事に支障を来すようでしたら、レーザー治療後専用のコンシーラーを使用して隠す方法もあります。

コンシーラーを使用する際には、できるだけ優しく均等に塗るようにし落とす際にはオイルなどで優しく拭き取るようにします。

シミの大きさが4㎜以下の場合は、皮膚が回復するのが早いのでテープを貼らなくても良い場合があります。

フォトフェイシャルとの違いはなんですか?

フォトフェイシャルは肝斑や炎症性色素沈着には効果がありますが、老人性色素斑にはあまり効果が期待できないとされています。一定期間メラニンの再生を抑制することはできるのですが、時間が経てばまた同じようにシミが現れてしまいます。

なぜこのような事が起こるのかというと、レーザーとフォトフェイシャルには波長の違う光線を使用しているからです。

フォトフェイシャルで使用されている光線は、一部の波長のレーザー光線を遮断しながら比較的弱い色々な種類の光線を当てて行うもので、シミの根本的な部分には当てる事が出来ません。当てる事が出来たとしても効率が悪く、エネルギーが過剰に出てしまいお肌を傷つけてしまいます。

それに比べてレーザー治療に使われている光線は単一波長という、一部に集中して当てる事ができるレーザー光線を放出してる為、老人性色素斑に効果があるとされています。

老人性色素斑の治療は、老化して変質した細胞とシミの元になっている色素細胞を取り除く事が大切なので、それらを効率よく行ってくれるレーザー治療は再発防止にも繋がる効果的な方法でもあります。

まとめ

老人性色素斑を治療しようとする時、どこに行って何を相談したらいいのか迷ってしまいますよね。自分でどの種類のシミなのかが分かればまだ対処のしようがありますが、自分でも分からないようなシミや質問があれば、専門医に相談してみるようにして下さい。何事も自分で解決していくのには限界があります。

この記事では、皮膚科医にかかる際にどのような治療法をすすめられるかなどを事前に知っておく事で、より安心して治療が受けられるようにと構成してありますので、自分でどうにかするというよりも、専門的な知識と技術を持つ信頼できる皮膚科医を探す事を優先して、記事の内容を参考にしてみるようして下さい。

ライタープロフィール
MAYU

国際文化理容美容専門学校を卒業後、都内サロン2店舗を経て独立。
現在は、都内にてヘア・メイクアップアーティスト・着付師として活動。美容歴9年。
誰かの為になるちょっと嬉しい情報を丁寧な切り口で発信していけたら・・という想いで執筆しています。