ツヤのある美しい髪は永遠のあこがれ。現実はいつもパサパサしてまとまりにくく、苦労している人も多いでしょう。

その原因はドライヤーの熱や紫外線による髪のダメージかも。乾燥やダメージに悩む人はヘアオイルを使ってみることをおすすめします。よく使われているヘアオイルについて詳しくまとめましたので、ぜひ参考にして取り入れてみて下さいね。

ヘアオイルの種類と特徴を知って髪の艶アップ!


ヘアオイルといってもいくつか種類があります。大きくわけると、鉱物油と植物油の2つに分けられますが、鉱物油よりも植物油の方が体によいイメージがありますよね。実際のところはどうなのでしょうか。詳しくみていきましょう。

鉱物油が悪いとは限らない

鉱物油はミネラルオイルとも呼ぶことがあり、その原料は石油で、工場などからでた廃油を精製して不純物を取り除いたものです。そのように聞くと体に悪そうなイメージがありますが、実はそうでもありません。

メーカーによっては石油由来の製品は体に悪いという言い方をしていますが、実際は医薬品によく使われています。その代表的なのがワセリンです。

鉱物油の利点は、肌と異なる化学構成をしているため、体に吸収されずに膜をつくって保護する役割がある点です。そのため、ヘアオイルとしては髪を紫外線や熱などの刺激から守る役割に優れています。

また他にも劣化しにくいこと、手触りがよいことがあげられます。そのため、長期間の使用でも安定して使えますし、髪にツヤを出す効果にも優れているものが多いです。

欠点は、保護する力が強い分、表面に残りやすいことです。洗い流す時も、植物油と比べて落としにくい点があげられます。そのため、頭皮に残りやすく、トラブルを起こす可能性がでてきます。鉱物油メインのヘアオイルを使うときは、頭皮に塗らないようにすると安心です。

鉱物油を表す表示は、ミネラルオイル、パラフィン、流動パラフィン、ワセリン、セレシンなどです。

また、ノンシリコンという言葉をよく聞くとおもいますが、シリコーンオイルも鉱物油の一つです。ノンシリコンを推奨する人はシリコーン入りの製品は毛穴につまるとして否定する傾向がありますが、毛穴につまるという事実は確認されていません。

鉱物油を避けることの意義は、しいていえば、環境に悪い影響を与える点ではないでしょうか。天然の成分とは違って、自然界で簡単に分解できないことが理解できます。

植物油にも短所がある

植物油はその名のとおり、植物から抽出し精製したオイルです。ヘアオイルとして古くから使われており、オイルの種類も多くあります。天然由来なので髪や頭皮にやさしいのが特徴です。そのため頭皮になじませることができるので、頭皮の血行促進や頭皮ケアのための頭皮マッサージにも使えます。

欠点としては、酸化しやすいことと、人によっては匂いが気になることがあるようです。

ただ、植物油によっては、その成分によって酸化が抑えられ、長期間でも保存できるものがあります。しかし、開封後は保存状態にもよりますが、半年~1年で使いきるのが安全です。

酸化したオイルを使うと肌荒れなど思わぬトラブルになります。保存は冷蔵庫を避け、涼しくて光の当たらないところが適しています。

 では、植物油の特徴について次に説明します。

リノール酸とオレイン酸

植物油を特徴づけるのは、含まれているリノール酸とオレイン酸の含有量です。ただ、これらが一体何なのかわからない人も多いのではないでしょうか。

オレイン酸は植物油の主な成分である脂肪酸のうちの一つです。さらに詳しくいうと、不飽和脂肪酸の中の一過脂肪酸というものです。

食用油としては、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを減らさないといった健康によい油として知られています。

オレイン酸のヘアケア効果としては、蒸発しにくく、保湿力に優れていることが特徴です。他にも、オレイン酸が多いと粘度が高くなるという特徴もあります。オレイン酸の含有量はヘアオイルを選ぶときの参考になるでしょう。

一方、リノール酸は、不飽和脂肪酸の中の多価不飽和脂肪酸と呼ばれるもので、体内では合成できないため必須脂肪酸と呼ばれています。

食用油としては、オレイン酸同様、動脈硬化の予防効果がありますが、とりすぎると善玉コレステロールを減らしてしまうと言われています。また、酸化しやすいのも難点です。

ヘアケア効果としては、保湿と抗炎症作用があるので、頭皮環境を整える役割が期待できます。

ヘアオイルに含まれるその他の成分

脂肪酸以外に注目したい成分は、ビタミンです。その中でもヘアケアに効果があるビタミンを紹介します。

ビタミンE
抗酸化作用があるので、オイルの酸化防止にもなりますし、頭皮の老化防止にも役立ちます。また、毛細血管を拡張し、血流をよくする効果もあります。

ビタミンA
皮膚や粘膜を守り、保湿する効果があります。髪の乾燥や頭皮の乾燥によるフケやかゆみに効果的です。

ビタミンD
弱った細胞に働きかけて活性化させる効果があります。頭皮細胞を活性化されるので、頭皮の老化による薄毛や抜け毛に効果的です。

ヘアオイルには植物油100%のものもありますが、鉱物油と混ぜて使用感をよくしたものや、香料を加えて香りをよくしたもの、美容成分を加えたものなど多くの製品があります。植物油100%にこだわらず、自分の髪の状態にあったヘアオイルを選ぶとよいでしょう。

大人の髪に艶を与える3大植物オイル

植物性のヘアオイルには、そのオイル独特の特徴があります。髪や頭皮にとってよい成分が含まれていることには変わりないですが、使い心地や仕上がりの感覚が異なってきます。三大オイルと言われる代表的なヘアオイルについて説明しましょう。

日本が誇る椿油

ツバキの種子から抽出したオイルです。日本では昔から使われてきたヘアオイルで、独特の香りがあります。この香りは人によっては苦手と感じるかもしれません。椿油の大きな特徴は、オレイン酸の割合が非常に多く、約85%を占めています。

そのため、粘度が高めです。オレイン酸が多いことで、紫外線に強く、保湿力もしっかりあります。他にも抗酸化作用のあるビタミンEが含まれており、頭皮の老化防止効果が期待できます。

実は数あるヘアオイルの中でも、オレイン酸の割合が特に多いのもこの椿油です。オリーブオイルもオレイン酸が多いことで有名ですが、それでも75%程度です。

髪のパサつきが気になり、しっとりと重い質感を求める方にはおすすめのオイルです。

サラッと感がお好みならオリーブオイル

料理でもよく使われているオリーブオイルは、健康によい食品として知られています。オリーブの果肉から抽出されたオイルで、古代ギリシャ人たちが食用として、また薬用としても使ってきたといわれています。

オリーブオイルの特徴は、オレイン酸含有量が椿油に次いで多いことと、高いビタミンEの含有量です。そのため、頭皮マッサージに向いていて、頭皮の血行促進効果が期待できます。

他にも抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれています。オレイン酸が椿油より少なめなので、粘度は少し下がり、濃厚ながらも使用感はさらっとしています。クセのない使用感なので、そのままで使うのもよいですが、シャンプーなど他のものと混ぜて使ってもよいオイルです。

高保湿で栄養豊富なホホバオイル

ホホバといわれる植物の種子から抽出されるオイルです。

古代からアメリカ先住民が傷の治療や皮膚の保護に使ってきたといわれています。 ホホバオイルの大きな特徴は、ワックスエステルという成分が含まれていることです。これは、私たちの肌にも含まれている成分で、肌に弾力をもたらしたり、保湿したりする効果を持ちます。そして、このワックスエステルが含まれている植物油はホホバオイルのみだといわれています。

オレイン酸の含有量は少なめで、サラっとしています。しかし、ワックスエステルの効果で保湿効果は高く、紫外線にも強く、抗炎症作用もあります。その他にも、ビタミンA、E、Dも豊富で、傷んで乾燥した髪や、頭皮環境の悪化からくる薄毛や抜け毛にも効果があるでしょう。

髪の毛の保湿にホホバオイルを使用すべき4つの理由

ヘアオイルの役割と使い方

ヘアオイルには髪や頭皮によい成分が多く含まれていることがわかりましたね。
しかし、使い方を間違えると逆効果になることもあります。ここでは、ヘアオイルの役割と使い方について説明します。

ヘアオイルの役割

 ヘアオイルには髪の保湿が主な役割ですが、他にもさまざまな役割があります。

ドライヤーやヘアアイロンの熱から髪を守る

ドライヤーなどの熱は髪を痛める原因になります。しかし、シャンプーしたあとの髪を自然乾燥することは、さらに髪を痛める原因になるため、ドライヤーで乾かした方がダメージは最小限になります。毎日使うドライヤーの熱から髪を守るには、ヘアオイルを使用するのが効果的です。

ヘアオイルは熱に強い性質をもっているので、ドライヤーやヘアアイロンを使う前にヘアオイルを塗ることでダメージを抑えられます。

紫外線から髪を守る

外出時に肌に日焼け止めを塗る人は多いですが、髪に塗る人は少ないのではないでしょうか。紫外線は髪のダメージの原因になります。また、肌の老化を促進してシミやシワの原因になることは知られていますが、頭皮の老化も促進し、薄毛や抜け毛の原因にもなります。

ヘアオイルは紫外線にも強く、髪に塗ることで紫外線からのダメージを抑えることができます。

ブラッシング時の刺激から髪を守る

髪が乾燥すると、ブラッシングによる摩擦で静電気が起きやすくなります。摩擦そのものもダメージの原因になりますが、静電気も髪にダメージを与えます。

ブラッシング前にヘアオイルを使用することでくしどおりがなめらかになり、摩擦によるダメージを防ぐことができます。ブラッシングは頭皮の血行促進や、シャンプー前の汚れ落としなど頭皮によい影響を与えるので、ぜひ取り入れたい習慣です。

頭皮マッサージの刺激を軽減し効果を高める

頭皮マッサージは頭皮の血行を促進し、頭皮環境を整えて、健康で美しい髪が生える手助けになります。これもぜひ取り入れたい習慣ですが、何もつけないと頭皮を傷つけることがあります。

ヘアオイルを頭皮につけることで頭皮を保護し、マッサージの刺激から守ってくれます。また、植物性のヘアオイルは頭皮の血行を促進する成分が含まれているので、頭皮マッサージの効果も上がるでしょう。

ヘアオイルの使い方

ヘアオイルをつけると頭皮がべたついて苦手だという人もいますが、その場合は間違った使い方をしているかもしれません。正しいヘアオイルの使い方を学びましょう。

まずはつけすぎないこと。しっかり保湿したいからといってつけすぎると、髪も頭皮もベタベタして何日も洗っていない髪のよう。ボリュームもなくなり見た目も悪くなります。

つけすぎないコツは、手のひらにヘアオイルを少量だしたあと、手をこすり合わせて手のひら全体にオイルを広げてから髪につけます。ヘアオイルの適量は、パッケージに記載されていることが多いので、慣れないうちはその通りに使うとよいでしょう。

ヘアオイルをつける場所にも注意します。髪の表面にべたっとつけるとべたついて見える原因です。特に乾燥する毛先を中心につけ、内側から髪にしみこませるようにつけるとうまくいきます。髪の表面は、手のひらに残ったごく少量のヘアオイルを伸ばすとまとまります。

頭皮につけると、頭皮がべたついてフケやかゆみの原因になります。頭皮についてしまった場合は、シャンプーでしっかりと洗い流すことが大切です。これは、頭皮マッサージの後も同様です。

まとめ

 髪の保湿に頭皮の老化防止、ドライヤーの熱や紫外線のダメージから髪を守る効果まであるヘアオイル。まだヘアオイルを使う習慣がない人も、この機会にぜひ日常のヘアケアに取り入れてくださいね。

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