肌に刻まれたしわ。年齢を重ねるごとに肌は乾燥しやすく、さらに誤ったケアや習慣によって、自ら乾燥を招いてしまっているケースが少なくありません。

こんな行動がおでこのしわのきっかけになるの?という盲点があるので、ここで一度確認してみましょう。

おでこのしわケアに役立つシャンプーの仕方

おでこのすぐ上にある皮膚と言えば、頭皮です。
全身の皮膚はつながっており、特におでこは頭皮や毛髪の環境の影響を受けやすい部位です。頭皮の汚れや皮脂を落とすシャンプーは、洗顔料よりも洗浄力が強く、おでこに付着してすすぎ残しや、入浴後の保湿が十分に行われないと、乾燥が進み、おでこのしわの原因になります。ホコリや不要な皮脂で汚れやすい頭髪と頭皮をしっかり洗浄してくれるシャンプーですが、おでこのしわのことを考えて、次のような点に注目してみましょう。

シャンプー剤は極力、顔に付けない

頭髪と頭皮の汚れや不要な皮脂を落とすシャンプーは、洗浄力の高い成分が配合されているものがたくさん出回っています。そのため刺激を感じる人もいるかと思います。こちらでは、おでこのしわのことを考えたシャンプーの仕方について、注意点を挙げてみました。

  • 頭以外の部分にシャンプー剤が付着しないように注意する。
  • シャンプー剤は頭皮にすり込むのではなく、しっかりと泡立てる。
  • 頭皮も髪も揉み出し洗いが基本。爪を立てたりガサガサと摩擦で刺激を与えない。

頭皮へのダメージは最小限に抑えることが重要です。

美容師などの専門家は、シャンプーを完全に洗い落しきれていない人が多いと口にしています。シャンプーをしっかり洗い流すためには、頭皮全体をぬるま湯(熱いと頭皮が乾燥する恐れあり)で丁寧に、最低でも2分半以上かけることが基本だそうです。

くれぐれもシャンプーが頭皮や髪の毛に残さないようにシャワーを上手に利用することが大事です。洗い流し終わったという目安は、すすいだお湯が泡立たなくなった時です。

さらに、入浴後、頭皮と髪の毛をしっかりタオルドライしたら、軽く頭皮をマッサージすると、凝りがほぐれ、しわの予防が期待出来ますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

アドバイス

洗い残しは、頭皮や髪のダメージにもなると同時に、おでこにも影響を及ぼすことがあります。それによって老化を早めたり進ませると思ったら、洗髪の仕方も気を付けるようになるのではないでしょうか。

洗い過ぎてインナードライになっていない!?

おでこは本来皮脂の分泌が多く、顔の中でも乾燥しにくい部分です。ところが、テカリが気になるからと、皮脂を取り除くケアをし過ぎて、皮脂分泌が活発になっていると同時に、水分が不足していることが考えられます。この状態をコンビネーション肌とか、インナードライと呼び、お手入れの仕方を見直す必要があります。

皮脂の摂り過ぎが水分不足を招く

洗顔、クレンジングの基本となるのが、強くこする、強くマッサージすることはNGな行為。やり過ぎは肌ダメージを招きやすくなります。ファンデーションのノリが悪い、ツヤが感じられないと思ったら洗い過ぎを疑ってみましょう。

また、皮脂浮きによるメイクの崩れを気にして、脂取り紙で抑えたり、パックを使って取る人がいますが、かえって皮脂が過剰に分泌されている可能性があります。
ケアのポイントは、丁寧な洗顔で余分な皮脂と汚れを落とすこと。

おでこは目周りの皮膚のように薄くデリケートではないので、多少強い洗顔でもいいか、と思ったら大間違いです。あくまで「出過ぎた分」だけ脂を取るようにして下さい。

クレンジングがおでこのしわ運命を決める?

おでこの乾燥は、間違ったクレンジングを行っている場合も考えられます。正しいクレンジング、出来ていますか?
次にあげる点をチェックしてみましょう。

  • 家に帰ってすぐにメイクを落とさない
  • シートタイプのメイク落としでふき取っている。
  • オイルタイプ、もしくはリキッド(オイル)タイプのクレンジング剤を、肌の上でくるくるとマッサージしながらメイク落としをしている。
  • 家に帰ってすぐにメイクを落とさない
  • マスカラを落とす時、アメイクアップリムーバーは使わない。
  • クリームタイプ、もしくは乳液タイプのクレンジング剤を使ったことがない。

以上の5つのうち、1つでも当てはまればおでこのしわが出来やすい、もしくはすでに出来ているかもしれません。

朝メイクして帰宅するまでの間、肌はファンデーションやアイシャドウ、マスカラなどでかなり負担がかかっています。帰宅後はすぐに落とすことをおすすめしますが、くれぐれも雑に行わないようにして下さい。

面倒臭いからと、就寝直前に簡単にメイク落としを済まると、メイク汚れや不要な皮脂、ホコリなどが肌に残ったままだったり、ダメージを与えて乾燥を招き、結果としてしわを作りやすくなってしまう可能性が考えられます。メイクはパーツごとに必ずきちんと落としましょう。

メイクを落とすクレンジング剤も、洗浄力が強く肌に負担をかけるものがあり、そこへ雑な落とし方をすれば、トラブルにつながることがあります。

肌を強くこするような行為は避け、やさしく「撫でる」を鉄則として下さい。シートタイプのメイク落としは、手軽で時間短縮になりますが、肌をこすって大事な角質まで取り去ってしまうことがあるので、使い方には注意が必要です。使う際は、お肌の刺激を最小限にとどめるよう、気をつけて下さいね。

「メイクとすぐなじむ」「お湯で洗い流せる」という謳い文句で販売されているクレンジング剤を使用されている方も多いと思いますが、これらの商品も、使う場合には注意が必要です。

メイクの油成分とよくなじむということは、皮脂や肌の細胞間脂質(セラミド)ともなじみがよいということを指します。つまり、健康な肌が必要とする皮脂やセラミドまで洗い流してしまう危険性があるのです。

洗い上がりにさっぱりした肌は気持ちがいいですが、タオルで水分を拭きとった後、すぐに乾燥してしまうようなら、皮脂が落ちすぎているかもしれません。目安は手のひらに吸いつく程度のしっとり感が理想的です。おでこのしわ予防は、洗い過ぎには十分気をつけましょう。

マスカラやアイシャドウなどは、専用のリムーバーで落とすことをおすすめします。まつ毛を引っ張ったり、まぶたをこすらず、ティッシュやコットン、綿棒などを使って、やさしく丁寧に落としましょう。

洗顔の場合も、クレンジングの場合も、温度の高いお湯を使うと肌が乾燥することがあります。お湯はぬるめに設定して、洗い残しがないようにしっかりすすぎ、脂分を落とし過ぎないようにしてくださいね。

カミソリ・ヘアケア製品が刺激に

おでこの産毛を気にして、こまめに処理する人がいますよね。確かに産毛を処理すると、肌の色が明るくなり方法の1つです。しかし、カミソリの刃がさびていたり、例え新しいものでも、産毛だけでなく肌の角質まで取ってしまい、ごわつきや乾燥に悩まされることがあるので注意が必要です。

産毛処理は、常にカミソリの刃の安全性とさびを確認すること。さらに体調がすぐれない時は肌がデリケートな状態になっている場合があるので、行わないようにしましょう。

髪型をキープする際に便利なヘア用スプレーは、肌に付着すると」ダメージを受けることがあるのでこちらも注意したい行為です。特に前髪をスプレーする時におすすめなのがフェイスカバーです。

顔にがかからないように、タオルや布、なければ紙で肌をカバーしましょう。ちなみに前髪がおでこにかかっていると通気性が悪く、蒸れやすくなります。

髪の毛についた汚れがおでこに付着しやすくなり、人によってはそれが原因でかゆみやニキビを作るきかっけになりかねません。せめて自宅で過ごす時だけでも、おでこをスッキリさせて清潔な肌を保つようにしましょうね。

専門医に相談することも大事

おでこに刺激を与える行為もせず、保湿ケアもきちんとしている、疲労やストレスも上手に解消しているはず……なのにおでこの乾燥が気になって仕方ない……。

そんな原因がわからない場合は、必ず皮膚科のような専門医に診て頂きましょう。なぜならおでこを含むTゾーンなど、皮脂の多い部分に出やすい疾患があり、我流やホームケアでは改善が困難な場合があるからです。女性の場合、肌ダメージを化粧品で隠すことが出来るので、それが悪化の一途をたどっていることがあります。

早めに治療することで回復が期待出来れば、結果的にしわの予防にもつながります。忙しい、面倒臭いという理由で、治療を先延ばしにすることはやめましょう。

まとめ

おでこのしわは、何気ない日常生活の中にその原因があることがおわかり頂けたと思います。しわ予防のためにも、間違った習慣は改めていきましょう。ぜひおでこ美人を目指してくださいね。

ライタープロフィール
川本 あきこ

放送作家・美容ライター。ロンドンの美容専門学校にてスキンケアアドバイザー、メイクの資格を取得。雑誌、書籍の編集、執筆の傍ら美容専門家としてライター、講師を務める。