鼻の下が見た目年齢を決めるということをご存知の方は、かなりの美容通です。実はプロのエステティシャンやメイクアップアーティストの中には、そのことを知らず、マッサージや保湿をしないというプロもいるのが現状です。最近、鼻の下の状態が美人かそうでないかの境界線というような美容情報もメディアで取り上げられていることから、今回は鼻の下にスポットを当ててエイジングケアを探りました。1㎜下がると印象が変わるって本当?そんな疑問がここで解消されるかもしれませんよ。

鼻の下は美容の盲点!衰え対策は万全に

鼻の下のしわを気にしたことはあるでしょうか?実は鼻の下のしわは見た目の年齢を大きく左右するのです。性格が穏やかで年齢が上に見られる、物知りで年齢が上に見られる、はともかくちょっとした見た目で年齢が上に見られるというのは勿体無い!鼻の下のしわを解消してきれいで知的な女性になりましょう。

顔の黄金バランスで見てみよう

顔には美しく見える「黄金比」というものがあります。この黄金比に近づけば近づくほど美しい顔立ちに見られやすくなります。顔全体のバランスでは
髪の生え際~眉の付け根:眉の付け根~鼻の下:鼻の下~あごの先=1:1:1
というのが有名ですが鼻の下以下の黄金比はご存知でしょうか?鼻の下の黄金比をチェックしてみましょう。

鼻の下~下唇1:下唇~あご1

鼻の下の黄金比は
「鼻の下~下唇:下唇~あご=1:1」
です。鏡をチェックしてみてどうでしょうか?鼻の下~下唇の幅が大きい!なんて事になっていないでしょうか?

鼻の下が長いと老け見えの原因に

上でも書いた通り鼻の下が長いと老けた印象になりがちです。ですが鼻の下のたるみは表情筋のトレーニングで改善可能な部分なんです。年齢を重ねたら仕方ない、と思わず表情筋のトレーニングをしてみましょう。

他人ごとではない!しぼんだ鼻の下に要注意!

鼻の下がたるんでいるかどうかを毎日注意深く観察している、という方は少ないと思います。以外に相手に与える印象を左右する鼻の下の皮膚について見ていきましょう。

対面した人の視界に常に入る部位(無意識のうちにその人の印象付けに)

鼻の下は顔の中心にあるためマスクをしているなど顔を大きく隠していない限り目につく部位です。その部分が肌荒れを起こしている、たるんでいるとなると相手に与える印象も違ってきます。

影が目立ち疲れた感じに見える

鼻の下の皮膚がたれると影が映る面積が大きくなり、影が目立って暗い印象・疲れた印象を相手に与えてしまいます。

口周り全体の老化としても認識される

鼻の下の皮膚は口の周りの皮膚でもあるので口の老化としても認識されてしまいます。実際、口の周りの筋肉の口輪筋は鼻の下にもあり、鼻の下の皮膚と口周りの皮膚に関係します。

なぜ鼻の下が伸びる(たるむ)のか

相手の印象を思った以上に左右する鼻の下、鼻の下が垂れる原因は何なのでしょう?

加齢・重力

年齢を重ねるとどうしても細胞が酸化したり、新たな細胞への生まれ変わりが遅くなったりします。また活性酸素が肌を支えるコラーゲンを変形させ肌が支えられなくなり皮膚が重力に従って垂れてしまいます。

紫外線による乾燥(キメが乱れて溝が深くなり、下がっていく)

紫外線をたくさんあびると角質細胞が隙間なく並んでいるはずの角層に隙間ができ水分が蒸発しやすくなって肌全体が乾燥してしまいます。肌が乾燥するとさらに細胞同士の間に隙間ができキメが乱れる・重力に従って細胞の位置がずれて肌が垂れていくといった現象が起こります。

発汗後の乾燥

肌の表面にある皮脂は皮膚全体を覆い水分蒸発を防ぐ働きをしています。この皮脂は本当に肌の表面に広がっているだけなので、汗で簡単に洗い流す事ができてしまいます。ですので発汗後は肌表面に皮脂がなく肌から水分がどんどん蒸発し、肌の乾燥が進みやすい状態に。

加齢・運動不足による口輪筋の低下

鼻の下の筋肉は口の周りを覆う口輪筋が大部分を覆っています。
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引用元: 福増矯正歯科

この筋肉が衰えてしまえば鼻下の皮膚も支えられなくなり重力に従って垂れさがってしまいます。

加齢・運動不足による脂肪の低下・変形

脂肪量が減少すれば顔まわりもスッキリして見えるのでは、と思いがちですが極端な皮下脂肪の減少は減少した部分の皮膚を余らせ、たるみやくぼみを作ってしまいます。逆に皮下脂肪が増えすぎると皮膚下の筋肉が皮下脂肪を支えられなくなり皮下脂肪が変形・垂れさがり肌も皮下脂肪にあわせて垂れさがってしまいます。適正な体脂肪率を守り肌が垂れさがらないようにしましょう。

ハリ・弾力成分(コラーゲン)の減少(肌だけでなく歯茎も痩せる)

 
肌の表面にある表皮や角層は真皮にあるコラーゲンやエラスチンによって支えられています。しかし、コラーゲンやエラスチンは加齢と共に減少してしまいます。コラーゲンやエラスチンが減少すると表皮や角層が支えられなくなり重力に従って表皮や角層が垂れて鼻の下が伸びて(たるんで)しまいます。

また、コラーゲンは歯茎も形成しています。なぜいきなり歯茎の話がでてきたかというと歯茎は歯茎の上にあるほほの皮膚や口周りの皮膚と連動しているからです。歯茎が痩せ下にさがるとほほの皮膚や口周りの皮膚も一緒にさがり、肌が垂れてしまいます。コラーゲンの減少は直接肌をたるませるだけでなく歯茎を通して間接的にも肌をたるませてしまいます。

自ら乾燥を招いている可能性大!

鼻下の皮膚が垂れる原因には「3.なぜ鼻の下が伸びる(たるむ)のか」でも紹介した通り様々なものがあります。全て防ごうとすると中々に大変なのでまずは皮膚のバリア機能を左右する皮膚の乾燥を防いでみてはいかがでしょうか?皮膚の乾燥原因とその対処方法について見ていきましょう。

鼻の下は乾燥しやすい部位(縦じわだけでなく、図形じわもあらわれる)

●スキンケアが雑になっている(クレンジング・洗顔・保湿)
肌の汚れを落とすには大切なクレンジング・洗顔ですが正しいやり方をしていなかったり、洗顔後にきちんと保湿ができていなかったりすると肌の乾燥原因になってしまいます。

●産毛処理後のケア(産毛剃りの注意点)
産毛を剃る、というのは皆さんも良く行っていると思います。特に鼻下の産毛は濃い事が多く、毎日剃るという方も多いのではないでしょうか?しかし、カミソリやシェーバーで産毛を剃ると肌に大きな摩擦ダメージを与えてしまいます。
産毛を剃る際は剃った後のスキンケアを必ず行いましょう。

●紫外線対策が出来ていない
紫外線を過剰に浴びると角層に隙間ができ、肌の水分が過剰に蒸発してしまいます。それを防ぐには大元の紫外線対策をするのが一番なのです。鼻の下は日焼け止めやファンデーションの塗りムラが多い部分、きちんと日焼け止めやファンデーションを塗ってあげてください。

鼻の下ピンポイント乾燥対策

●クレンジング
いくつかのポイントを守るだけで正しいクレンジングをする事ができます。以下のポイントを守ってクレンジングを行いましょう。

●クレンジングのポイント

  1. クレンジング剤は商品の使い方通りの量を使う(少なくしない!)
  2. 落ちにくいアイメイクから落とす(あまりアイメイクをしていない場合はTゾーンから)
  3. 力を入れずなでるようにメイクを落とす
  4. 35℃前後のぬるま湯でクレンジングを洗い流す
  5. クレンジングは1分以内に終わらせる

●洗顔
洗顔はメイクをしていなくても毎日行うスキンケアです。正しいやり方をマスターしてきれいで乾燥しにくい肌を保ちましょう。

●正しい洗顔の方法

  1. 手を洗ってから洗顔料を手に取りよく泡立てる。
  2. 皮脂の多いTゾーンから優しくなでるように洗う。
  3. 目元と口元は泡をのせるだけにする。
  4. 35℃前後のぬるま湯で20回以上すすぐ。
  5. 清潔なタオルを肌にこすらないように当てて水分を吸収させる。

●保湿
保湿は洗顔が終わって30分以内には必ず行いましょう。肌のキメを整え肌に水分を補う化粧水、化粧水の水分が逃げないようにフタをする乳液(又はクリームかジェル)をつけてください。

●産毛剃り
産毛剃りでの肌への負担を軽くするならフェイス用電動シェーバーを使うのがおすすめです。産毛の剃り終わった後は必ず肌に保湿クリーム又は保湿成分が多く入った乳液を塗布してください。保湿に有効な成分にはヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン、アミノ酸などがあります。これらが入った保湿クリーム・乳液を選ぶようにしましょう。
また湿気が多く雑菌が湧きやすい所に産毛剃り用のカミソリやシェーバーを保管しないようにしてください。お風呂に置きっぱなし、洗面所に置きっぱなしの方は要注意です。

●紫外線対策
顔に日焼け止めや日焼け止め効果のある下地・ファンデーションを塗っている方は多いと思います。しかし、鼻下にしっかり塗れていない、日焼け止めを塗るタイミングを間違っている場合があります。鼻の下の皮膚にもしっかりと塗る・日焼け止めは化粧水と乳液を塗った後下地を塗る前に塗るなどに気を付けましょう。
また、日焼け止めを塗る際は手のひらに日焼け止めクリームを載せで塗るのではなく、おでこ・両ほほ・鼻・あごに日焼け止めクリームをのせ指で丁寧に伸ばしてつけるようにしましょう。

口輪筋を鍛えて引き締める

口輪筋を鍛える事も鼻下のたるみ解決に繋がります。口周りのたるみやほうれい線の改善にも有効なので試してみてください。

表情筋エクササイズ(口輪筋トレーニング)

・唇エクササイズ

  1. 上唇と下唇を中心に集めおちょぼ口を作ります。
  2. 1の後口角を思いっきり横に伸ばします。
  3. 次に上唇と下唇を口の内側に入れます。歯の内側に巻き込む感じです。

1~3を1日3回行いましょう。

・ペンのせエクササイズ
このエクササイズはペンか鉛筆を用意し上唇にのせて20秒キープするだけの簡単エクササイズです。是非挑戦してみましょう。

モダイオラスマッサージ

モダイオラスとは口角結節(こうかくけっせつ)の事です。口角結節には多くの表情筋の末端が集約しており、ここをマッサージする事で表情筋全体に良い影響を与えることができます。簡単なモダイオラスマッサージ方法を見ていきましょう。

・マッサージ方法

  1. 口に右手の親指を入れ左ほほの口角結節を探します。
    ※口角結節は口角とほうれい線の延長線が交わるところです。鏡を見ながら探してみましょう。
  2. 口角結節を口の中の親指と口の外の人差し指ではさみ右回しを20回、左回しを20回行います。この時こりこりとした感覚があれば上手く口角結節を押さえられています。
  3. 反対側の口角結節も同様に右回しを20回、左回しを20回行います。

しわ・たるみ解消を目指す食べ物

食事からもしわやたるみを改善する事ができます。しわ・たるみに効く栄養について見ていきましょう。

意識して摂りたいのはビタミンC・鉄分・たんぱく質

ビタミンCは言わずと知れたコラーゲンの生成を促進するビタミンです。コラーゲンを増やして肌のハリを取り戻し、しわ・たるみを改善してくれます。コラーゲンを変性させる活性酸素を除去する抗酸化作用もあり肌の為には必ず摂取したいビタミンです。

鉄分は肌に酸素を運ぶための赤血球を作る材料となります。鉄分が不足し赤血球が少なくなると肌に酸素が足りずターンオーバーが乱れる・コラーゲンを作ることができなくなるなど様々な影響が起こります。日本人女性は鉄分が不足しがちな事もあるので意識的に鉄を摂取しましょう。

たんぱく質はコラーゲン・エラスチン・角質細胞・筋肉など肌を支える部位や成分の材料となります。材料がなければ肌を支える部位や成分は作る事ができません。30~40代女性であれば1日50gを目安にたんぱく質を摂取しましょう。

たんぱく質不足になっていない?

たんぱく質はしっかりとっているつもりでも以外と摂取できていない事があります。例えばたんぱく質の多いイメージのある鶏むね肉(皮つき)でも1日のたんぱく質推奨量50gを取るには256g食べなければいけません。
ダイエットをしている、お肉をあまり食べないようにしているという方なら尚更たんぱく質不足に陥っている可能性があります。一度食事内容を見直し十分にたんぱく質が摂取できているかチェックしてみましょう。

●たんぱく質の重要性
上でも説明しましたがたんぱく質は肌を支える部位や成分の材料となります。しかも不足すると肌だけでなく全身に健康被害をもたらす恐れが。
例えばいろんな臓器を形成する細胞はたんぱく質でできています。体を守る免疫細胞もたんぱく質から、消化吸収を助ける酵素もたんぱく質から、体をコントロールするホルモンもたんぱく質からできています。
たんぱく質は生命維持に欠かせない栄養です。不足しないようにしっかりと摂取しましょう。

●たんぱく質の摂り方のコツ
たんぱく質はアミノ酸によって構成されています。このアミノ酸は20もの種類がありそれぞれ異なる形をしています。食事からたんぱく質を摂取する際にもこのアミノ酸の種類をバランスよく摂らなければいけません。20種類ものアミノ酸を計算するなんて毎日やってられない!そんな難しい事できるか!と思った方も多いと思いますが大丈夫です。
複数のアミノ酸をバランスよく摂るには複数の食材からたんぱく質を摂るように心がければよいだけなんです。例えば毎食鶏肉だけでたんぱく質を摂取するのではなく、朝は豆腐と卵、昼は鶏肉、夜は魚と大豆からたんぱく質を摂取する、といった風な工夫をするだけです。
複数の食材からたんぱく質を摂るという事を心がけてください。

まとめ

鼻の下の皮膚は普段観察しない部位です。そこが気づかないうちに老けていて何の対策もとれていない、というのは困りもの。肌が老化していないかをチェックして適宜対策を行いましょう。

ライタープロフィール
aestivum

20代後半独身ながら生活を楽しんでいるaestivumです。女性の読者の方が楽しく、自分らしく生活を送る事ができるようなキッカケとなる文章をお届けできるよう頑張ります。国立大学理系卒、現在は大学技術職員をしながら文章書きをしています。