キメの整ったお肌は潤いとハリを止めておくためにとても重要です。若々しいお肌を取り戻すためには、お肌のキメを整えてあげることが一番の近道です。お肌の潤いを整えるためには、生活習慣と食習慣を見直す必要があります。お肌が生き生きとした状態を保てるように日頃から意識してキメを整える効果がある食品や成分を摂取するようにしましょう。

そもそもキメとは?

私たちが一般的に言う綺麗なお肌とは、キメの整ったお肌のことを言います。キメ整っているとお肌に均等に光が反射し、ツルッとした表面に見せることができます。ムラなく光が当たり綺麗に反射していると、お肌のトーンも明るく見せることもできます。

キメが整っているとそれだけでお肌を綺麗に見せることができるので、美肌に見せたい時にはとても重要なポイントです。

キメが整う条件とは?

<条件その1>お肌に艶があること
お肌のキメは皮溝と呼ばれる谷の部分と皮丘と呼ばれる山の部分からなっています。この溝と谷がとど良い深みと膨らみを持ってるとお肌が健康でキメの整っている状態になります。このバランスが整っていると、自然にお肌の潤いも保たれている状態であると言えます。

<条件その2>お肌の保湿力が保たれていること
お肌の表面は角質層という層に覆われていて、一定量の水分が保たれるようになっています。その水分の量が20パーセントあれば理想的と言われていますが、乾燥したり老化したりしたお肌はうまく水分を保持しておくことができなくなります。

お肌の表面には皮脂から作られる皮脂膜と言う薄い膜がお肌の表面を守り、お肌の隙間を埋めるセラミドなどの細胞間脂質がお肌の弾力などを維持しています。

ある程度お肌に弾力が維持されていると、天然湿因子と呼ばれる保湿成分がお肌全体の潤いをまとめ上げもっちりとした潤いのある状態に保ってくれます。

この3つの機能がバランス良く働いていると、お肌を若々しく美しい状態にしてくれるので、バランスが崩れないようにすることと、それぞれの現象を防ぐことがキメを整える最短の近道となります。

<条件その3>お肌に弾力やハリがあること
お肌の弾力を維持するためには、お肌の内側にある真皮、それよりも深いところにある皮下組織や筋肉などを健康に保っておく必要があります。これらの器官が衰えておくとハリや弾力が失われていきます。

中でも真皮はコラーゲンやエラスチンなどの弾性繊維を多く含んでおり、お肌の弾力やハリを左右する器官です。コラーゲンやエラスチンの量が十分にないとお肌の弾力を保てないので、コラーゲンやエラスチンを作り出す繊維芽細胞の存在がとても重要です。線維芽細胞はヒアルロン酸やプロテカグリカンなども作っていて、細胞と細胞をつなぎ合わせて真皮がお肌の弾力を保っていられるようにしています。

<条件その4>ターンオーバーが正常に行われていること
ターンオーバーが正常に行われているお肌はお肌の表面にある古くなった角質を入れ替えることができるので、常に透き通った透明感のある状態にしておくことができます。ターンオーバーは内側ら外側に向かってお肌を生まれ変わらせるお肌の自然な働きなので、覆っておいてもある程度はきちんと行われます。ですが、お肌が乾燥していたりターンオーバーを抑制するような要因が加わると、お肌のターンオーバーが正常に行われなくなってしまいます。

お肌が正常なターンオーバーをしていれば、通常28日周期で新しいお肌に生まれ変わるのですが、加齢とともにその速度は遅くなり、サイクルが乱れお肌に影響を与えます。

お肌のターンオーバーは周期通りに行われるだけでは十分ではなく、お肌に栄養や十分な量の水分が含まれていないとお肌の表面に出てきたときに乾燥しやすいお肌になってしまう恐れもあります。

健康的でキメの整ったお肌に育てていきたいのであれば、じっくりと栄養を与えながらお肌のターンオーバーを正常な状態に戻していくことが大切です。

キメが粗くなる原因

キメが粗くなる原因には、他の肌トラブルと同じように数多くの要因が挙げられます。その中でも、お肌のうるおいをと留めておけなくなるような要素をキメが粗くなる原因として簡単に紹介していきます。日頃から自分でも無意識のうちに行ってることがあれば、なるべく避けるようにしてお肌のうるおいを逃さないように注意するようにして下さい。

・長時間紫外線を浴びる
・ストレスを溜め込む
・正しいスキンケアができていない
・乱れた食生活
・睡眠不足

以上の要因はお肌に良いとされる食べ物を積極的に摂取しても、それを帳消しにしてしまうものばかりです。改善できるものから無理のない範囲で改善していくように心がけておくと、これから紹介する食べ物や成分を摂取した時にも効果が実感しやすくなります。

キメを整える食べ物と成分

キメを整えると目に必要な栄養素は、つまり美肌であるために必要な栄養素でもあります。
聞いたことのある成分から、少しマイナーではありますが、美肌のために必要な成分まで詳しく解説していきますので、食事を取るときに参考にしてみて下さい。

タンパク質

<タンパク質とは?>
ダンパク質は体の30パーセントを占める成分で、お肌や爪・髪などのあらゆる部分の元になってるなくてはならない成分でもあります。タンパク質はアミノ酸が結合してできた成分で、人体には20種類ものアミノ酸があります。しかし、そのアミノ酸の中には人間の体の中では生成できない9種類のアミノ酸があるため、食事から必要な量のアミノ酸を摂取することがキメの整ったお肌にするためにとても大切です。

<タンパク質が不足するとどうなる?>

タンンパク質の不足すると体の中からお肌を潤す成分を多く生み出せなくなり、お肌を乾燥させてしまいます。乾燥したお肌はキメが乱れるだけでなく、シミやむくみなどを引き起こしてしまうので、バランス良く食事に取りれるようにしましょう。

<タンパク質が多く含まれている食べ物>

アミノ酸をバランス良く含んでいる指標をアミノ酸スコアと言いますが、このアミノ酸スコアが高い商品には、豚肉・鶏肉・牛肉・卵・鰹節などがあります。飲み物でいうと牛乳や豆乳などが挙げられます。このような商品は私たち日本人には馴染みのある食品なので、無理をしなくても意識していれば比較的簡単に食事に取り入れることができそうですよね。

炭水化物

<炭水化物とは?>

炭水化物は主に脳と体を作るために必要な成分ですが、腸の働きを活発にしたりする作用があることから、キメの整ったお肌にするのに必要とされています。

腸の働きが弱っているとシミやくすみ、キメの乱れなどが生じますので必要量は摂取しておく必要があります。ですが、炭水化物を取りすぎると糖化によるくすみの原因になるので、過剰な摂取は控えるようにしましょう。

<炭水化物が不足するとどうなる?>

炭水化物が不足すると体の中のエネルギーが不足し、顔のハリや弾力が失われるだけでなく、顔の血色も悪くしてしまいます。体の機能を正常に保つ働きのある栄養素なので、過度なダイエットなどで不足させてしまうと致命的な栄養不足に陥ることがあります。何事も極端に実践するのは避け、体にあった適度な方法でよく観察しながら加減して行うようにしましょう。

<炭水化物が多く含まれている食べ物>

炭水化物が多く含まれている食べ物は、米・餅・そば・うどんなどですが、取りすぎると血糖値を一気に上昇させてしまい健康面でのリスクも考えられますので、急激に血糖値を上げにくい発芽米や雑穀米などの生成していない食べ物を摂ることをおすすめします。

脂質

<脂質とは?>

脂質は細胞膜や脳の働き・体温保持機能を正常にする働きがある栄養素で、大きく分けると中性脂肪・コレステロール・リン脂質に大別されます。体の働きをスムーズにするものが多く、ビタミンAなどの脂溶性のビタミンを吸収する働きもあります。

潤いを出すために必要なセラミドや女性ホルモンなども、この脂質が原料として使われていますので、女性には特に意識して摂取してもらいたい栄養素でもあります。

<脂質が不足するとどうなる?>

脂質が不足すると、お肌の潤いも奪ってしまうため乾燥しやすくなります。また、アトピー体質の方は脂質の不足によってさらに悪化することがあります。

良質な脂質はお肌の炎症を抑制する効果もありますので、このような悩みがある方は積極的に取り入れるようにしてみてましょう。

<脂質が多く含まれている食べ物>

脂質はその名の通り油分なので、多くは油と名のつく食べ物に含まれています。
オリーブオイル・ごま油・コーン油・エゴマ油・ラード・バターなどに多く含まれていて、調理の際に工夫して使用することによって簡単に摂取することができます。

油として使用する際には純度の高いものを使用すると酸化しにくく安心して使用することができるのでおすすめです。マーガリンやショートニングに含まれているトランス脂肪酸は、心筋梗塞や動脈硬化などのリスクも報告されているので、含まれていないものを選ぶようにしましょう。

ビタミン類

<ビタミン類とは?>
ビタミンは糖質や脂質の代謝に関係している栄養素で、必要な量自体は少ないですが、なくてはならない成分です。ビタミンは体の中で作ることのできない成分なので、意識的に摂取しておく必要があります。
ビタミンには脂溶性と水溶性のものがあり、それぞれで働きや特徴が異なりますが、どちらとも体に必要な栄養素なので、積極的に摂るようにしましょう。

<ビタミン類が不足するとどうなる?>
ビタミンが不足していると、角質が硬くなったりお肌が乾燥しやすくなる原因になります。
ビタミンCの不足はシミやシワの原因になり、ビタミンB2やB6の不足はニキビや脂漏性皮膚炎の原因になります。

<ビタミン類が多く含まれている食べ物>
ビタミンAは、うなぎ・レバー・にんじん・ほうれん草・かぼちゃ・モロヘイヤといった緑黄色野菜や、ピーマンやパプリカ・トマトに多く含まれています。

ビタミンB群は、発芽米・納豆・豚肉・たらこ・マグロ・レバー・のり・干しシイタケ・ピーナッツなどに多く含まれます。

ビタミンCは、レモン以外にもピーマン・パプリカ・トマト・ゴーヤ・ブロッコリーなどに多く含まれています。また、じゃがいもやカリフラワーにも含まれているので、お野菜好きの方は実に取りやすい栄養素ですよね。

ビタミンDは、鮭・さんま・卵・きのこなどに多く含まれています。

ビタミンEは、アーモンド・たらこ・アボガド・かぼちゃなどに多く含まれています。

ミネラル類

<ミネラル類とは?>

ビタミンと同じようにタンパク質・炭水化物・脂質の働きを助ける役割をします。
骨や血液の材料にもなるので必要量を摂取しておく必要があります。
100種類もあるミネラルから生命の維持に欠かせないものを必須ミネラルとも呼びます。

<ミネラル類が不足するとどうなる?>

ミネラルは体の機能を維持するために必要な栄養素なので、不足すると髪の毛や歯が脆くなったり、貧血を起こしやすくなったりします。お肌に関して言うと毛色が悪くなりくすんで見えたり、必要な栄養素がお肌まで行き着かなくなり、乾燥したり弾力がなくなる原因になるとも考えられています。

<ミネラル類が多く含まれている食べ物>

  • カルシウムを豊富に含む食べ物
    チーズ・ひじき・ヨーグルト
  • マグネシウムを豊富に含む食べ物
    大豆・発芽米・アーモンド
  • 鉄分を豊富に含む食べ物
    赤味の肉・まぐろ・ひじき・小松菜・貝類
  • 亜鉛を豊富に含む食べ物
    牡蠣・レバー・ウナギ・牛肉
  • カリウムを豊富に含む食べ物
    海藻類・アボガド・鰹

食物繊維

<食物繊維とは?>

植物繊維は体の中には留まらず、体の外に排出される植物性の繊維の総称です。
排出される途中で腸などの器官から老廃物をからめとって排除してくれるので、腸のつまりや便秘などの改善に活用されています。
水溶性と不溶性のものがあり、水溶性の食物繊維は腸内で善玉菌のエサとなるので腸内環境を整えてくれます。不溶性の食物繊維は、腸の中で膨張し排便を促す働きをします。

<食物繊維が不足するとどうなる?>

食物繊維は不足すると便秘を引き起こすことで知られています。もちろん取りすぎは良くありませんが、腸にたまった毒素を排出させる機能を低下させないように、ある程度の量の食物繊維は常に取り入れておく必要があります。便秘は辛いだけでなく、お肌のあれやむくみ・ハリの減少にも関係しているので、意識して摂るようにしましょう。

<食物繊維が多く含まれている食べ物>

  • 水溶性食物繊維を多く含む食べ物
    納豆・海藻・野菜・果物
  • 不溶性食物繊維を多く含む食べ物
    穀類・ごぼう・芋類・キノコ類・大豆・切り干し大根

まとめ

様々な食べ物や成分が健康とキメの整ったお肌作りに必要なのがお分かり頂けましょうか。意識して取り入れれば、日頃のスキンケアとの相乗効果でよりハリと弾力のあるお肌に変化していくのを実感できるはずです。しっかりとお肌をケアしながら、食事による対策を講じるようにして下さい。

ライタープロフィール
MAYU

国際文化理容美容専門学校を卒業後、都内サロン2店舗を経て独立。
現在は、都内にてヘア・メイクアップアーティスト・着付師として活動。美容歴9年。
誰かの為になるちょっと嬉しい情報を丁寧な切り口で発信していけたら・・という想いで執筆しています。