顔の中で最も面積が広い頬。チークをしっかりのせたり、UVの影響を受けることを意識して、ケアをしっかり行うことは美肌維持にとってとても大事なことです。しかし、お手入れが雑になりやすく、キメが乱れて乾燥しやすいのも頬の特徴です。肌の土台をしっかり整え、外界から受ける様々な要因から守るための両方のケアが成り立ってこそ、滑らかな頬を作ります。さらに年齢を重ねると筋肉の衰えに伴って皮膚がたるみ、こけたりくぼみが目立ちます。そのための改善策も同時に取り入れることが、頬に高さがあってすべすべ肌を目指すためのポイントです。ぜひ参考にしてみて下さいね。

頬の肌悩みと向き合う

肌面積が広い分、トラブルが起こったら目立ちやすいのが頬です。ほうれい線だけでなく、その外側にある格子型のしわや加齢とともに変化するたるみ、季節の変わり目に起こりがちな肌悩みと向き合うために、まずは自分の肌を良く知ることから始めましょう。

「うなはだけ」肌観察

 あなたは「うなはだけ」という美容用語を知っていますか?これは美肌に欠かさない条件ともいえる5つの要素の頭文字をとったフレーズです。

  • 「う」潤いがある
  • 「な」なめらかさがある
  • 「は」ハリがある
  • 「だ」弾力がある
  • 「け」血色がよい<
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    どれも美肌に欠かせない要素ですよね。自分の肌と比べてどうでしょうか?
    これらを保った肌になることが美肌の条件です。足りない部分のケアを入念にしていきましょう。

    頬の特徴を考えたケアが大事

     テカりやすいTゾーン、デリケートな目元口元に比べ、頬のケアは「普段通り」のスキンケアを行っていることが多いのではないでしょうか?肌全体の印象を良くするにはパーツごとに的確なスキンケアをすることが大切です。
     今一度、顔の土台ともいえる頬の特徴を見直し、自分に合ったケア方法を追求していきましょう。

    顔の中でも面積が広い

     顔の中でも面積が広く、外からの負担もかかりやすいのが頬です。外的刺激から肌を守り美しく保つために、頬の特徴と対策を考えていきましょう。

    ●特徴:キメの粗さが目立つ
    メイク落とし・洗顔が雑になり乾燥しやすい
    キメの細かさ・粗さは生まれもったものではありますが、環境や紫外線、加齢によって変化していきます。
    特にキメが粗くなる原因は乾燥です。日頃、しっかりしたアイメイクやリップメイクを落とそうと目元や口元のクレンジングをがんばったり、油分が気になる小鼻やおでこの洗顔を念入りにすることはあっても頬はササッと流している・・・なんてことはありませんか?
     知らず知らずのうちに頬が受けている外気の影響は大きく、毛穴汚れや乾燥を引き起こしてしまい、しわの原因にもなりうるので頬の洗顔・保湿も怠らず、入念にしなくてはならないのです。

    ●対策:水分と油分の補給(正しいスキンケア)
     肌のキメを整えるには肌に水分をしっかり含んであげることが重要です。朝晩だけでなく、メイク直しをする昼間や夕方にもファンデーションを重ねる前に化粧水ミストを一振りしてあげると、日中の乾燥を防げます。
     水分を十分に補給してあげたら乳液やクリームで油分をしっかり入れてあげることも大切です。特に夜は紫外線の影響も受け、肌が栄養不足になっていますので保湿成分の高い美容液をプラスしたスキンケアを行いましょう。

    皮膚が薄い

     外的刺激を受けやすく、乾燥しがちな頬ですが、頬特有の皮膚の特徴が肌にダメージをもたらすこともあります。

    ●特徴①:もともと薄く赤みがある
     肌がもともと薄い人は、外からの負担を受け炎症を起こしやすく、紫外線や摩擦の影響を受けると赤みが出やすいという特徴があります。肌に合わない化粧品を使うと頬に赤みが生じることはありませんか?そんな場合は、頬の薄さから肌が敏感になっているかもしれません。

    ●特徴②:年齢を重ねるごとに薄くなる
    加齢により肌内部のコラーゲン・エラスチンが少なくなると肌は弾力を失いハリ不足になります。この影響から角質層や真皮層がしぼみ、薄くなって皮膚が薄くなるのです。この肌老化の減少を「菲薄化」といいます。
    菲薄化が悪化するとかゆみを感じることもありますので、早めの対策が必要です。

    ●対策①②:バリア機能を整えるケア/角質層を整えるケア
    薄くなった皮膚をふっくらさせるには角質層を整える保湿力の高いスキンケアを正しく行い、バリア機能を高めることが大事です。角質層に十分な栄養がいきわたると赤み改善にも役立ちますので、まずは化粧水をしっかり浸透させ、角質層を健康にする水分量を保持することを意識したスキンケアをしましょう。
    さらに保湿効果の高いセラミドや、血管を保護しハリをアップしてくれる高濃度ビタミンCが含まれた乳液や美容液をプラスし、角質層を整えてあげましょう。

    頬のくぼみ・頬こけが目立つ

     若い頃は丸くて気になっていた頬がいつのまにかこけてきた・・・。体重の変動は無いのに「痩せた?」「疲れてる?」と言われてしまう・・・。そんな老け見えのサインでもある頬のくぼみやこけ方が気になっていませんか?このくぼみがしわを作ってしまい影になってしまうことで、いくら肌そのものがキレイでも若々しさや明るい印象からは遠ざかってしまいます。
     年齢が進んでしまってしょうがないと感じている人が多いと思いますが、その理由を知ることで対策を知ることができますよ。

    ●特徴      

    • 皮膚や筋肉の衰えでくぼむ
       身体の筋肉量は何もしないでいると年齢と共に減少してしまいます。それは表情筋についても同様ですので、鍛えなければ衰えてきます。筋肉が緩むとそれを支える頬の皮膚もしぼんでしまうのでくぼんでしまうのです。
    • 歯の状態・ストレスなども影響
       虫歯や治療中の歯があると噛み合わせが悪くなったり、片方の歯ばかりを使った食べ癖が生じてしまいます。また、ストレスをかかえると表情が偏ってしまったり表情筋を使う機会が無意識に減ってしまいます。
      そういった歯の影響やストレスが顎のバランスを悪くし、表情筋が衰える原因を作っているのです。
    • えくぼの人もいる
       頬に影ができる、頬にくっきりとしたしわがある、と悩んでいたのに実はえくぼだった!ということもあります。
       えくぼというと頬の真ん中に可愛らしくある丸い凹みや口元に小さくでるものがイメージにありますが、目の下の頬の高い位置にできたり、丸ではなく縦に大きく凹みがある場合もあるのです。

    ●対策:くぼみ・こけ対策
     頬のくぼみ・こけを予防するには肌老化のスピードを緩めることが大切です。そのためにはまず睡眠をたっぷりとる規則正しい生活をすること、そしてアンチエイジングに効果的ともいわれている抗酸化作用の強いビタミンB・C・E、リコピン・カロテン・ポリフェノールを含んだ食べ物を食事にとり入れましょう。
     表情筋を意識した簡単なトレーニングもぜひ取り入れてみてください。

    1. 頬に空気をため、ふくらまして5秒キープ
    2. そのためた空気を右回り、左回りと2回ずつゆっくり動かす
    3. 上を向き声に出しながら「うー」「いー」と交互に5回ずつ発声

    トータルで1セット行っても3分程度でできるものです。毎日実践しましょう。

    日焼けしやすい

     顔の中でも面積が広く、外的刺激を受けやすい頬ですが、最も影響があるのは何といっても紫外線です。日焼けは肌にとってダメージにしかなりません。しっかり対策を練って頬への負担を軽減しましょう。

    頬骨の高さと面積の広さで紫外線の影響受けやすい

     頬は頬骨の高さと面積の広さから紫外線を浴びやすいパーツです。サングラスや帽子でもカバーしにくい部位なので、日焼けの影響で赤みがでたり負担を感じることが多く、しわやシミができやすいのも頬の特徴です。

    チークに配合されたタールが日焼けダメージ肌に

     チークやリップなど、カラーものの化粧品に含まれている着色料である「タール」を知っていますか?食品にも含まれていることがあるタール色素ですが、紫外線の反応が強く、タールを含んだチークを使用した状態で日焼けをしてしまうと色素沈着がおこりやすいのです。

    UV防止について見直しを

     外出時に手足は日焼け止めクリームを塗りなおすことはあっても、顔は「メイクしているから大丈夫」「塗りなおすとメイク崩れが気になる」と油断していませんか?日中において日焼け止め効果のある化粧品の持続力は約1~2時間です。UV効果が途切れてしまった状態で紫外線を浴びやすい頬がダメージを受けてしまうと乾燥してしまいキメが粗くなったり、シミや赤みの原因になります。

     厚塗りになりたくないなら、頬だけでもサッとクレンジングシートで落とし、化粧水ミストで保湿してからUV効果の高いSPF・PAを含んだ日焼け止め下地やファンデーションを重ねましょう。
     夏場だけでなく年中紫外線の影響を受けやすいのが頬です。日中は日傘や帽子で紫外線対策を怠らないようにし、日焼けした後は保湿力の高いスキンケアを行いましょう。

    チークの選び方

     日焼けの影響を受け、乾燥やしわ・シミが気になる頬には適切なチーク選びも重要です。色の可愛さやトレンドだけでチークを選んでいませんか?意外と知られていない美肌作りに役立つチークの選び方をご紹介します。

    ・UVカットされているチーク
     ファンデーションや下地にSPFやPAを含んだUV効果の高いものを選ぶ人は多いでしょう。ですが、チークについてはどうですか?残念ながら実は国内外のブランド問わず、現在販売されているチークの多くは、UV効果のある成分を含んでいない製品が多いようです。

     メイク直しの際に厚塗りを気にしてチークやリップなどの色味のある部分だけを塗りなおす、といった人もいますよね。そんな時、UV効果が無いチークでは紫外線の影響をそのまま受けてしまうことになりますよね。

     ミネラル系のオーガニックコスメブランドやプチプラ系コスメからもUVカット効果を含んだチークは販売されていますので、購入時には成分をしっかりチェックするようにしましょう。

    ・古いものは日中の使用を辞める
     化粧品には肌の密着度を高めるため、油脂成分が含まれています。この油分は空気に触れることで酸化し、肌に大敵な老化の元でもある活性酸素を発生させてしまいます。
     古い化粧品はこの活性酸素の発生から炎症や色素沈着を起こしてしまうため、紫外線を浴びる日中にしてしまうと肌にとってダメージが大きいのです。
     できる限り開封後1年以内に使用し終わることがベストですが、どうしてもという場合は日光を浴びない時間帯のメイクに使用しましょう。

    まとめ

     スキンケア、クレンジング、メイク、すべてにおいて二の次になりがちな頬ですが、ダメージを受けやすく乾燥や毛穴、シミ・しわといった肌トラブルを発生しやすいパーツだということがわかりました。
     入念に保湿や日焼け対策をし、ハリや輝きを失わない頬を保ち続けましょう。

    ライタープロフィール
    加恵

    10年のアパレル勤務を経て美容ライターに。年齢や体の変化と上手に付き合えるヘルシーな美容法を発信していきます。コスメを手作りすること、香りコスメを集めることが大好き。日常に取り入れやすいシンプルケアにトレンドを取り入れながら日々、美を追求し続けています。