下あごが格子状にボコボコになっている!二重あごの線が深くなってきた!そんなあご周りのしわ、一度気になると何度も鏡を見てしまい、どうにかならないものかと悩んでいる女性も多いはず。しかもそのしわは2種類。4つの表情筋の衰えをもろに受けてしまうという複合的な要素が、悩み改善を厄介にしています。だからと言ってあきらめる必要はありません。ていねいな洗顔と保湿、通年の紫外線対策に、筋肉に合うエクササイズを取り入れることで成果が期待出来るのです。スッキリあごを目指したい人はぜひ実践してみましょう。

あごの特徴

 顔のパーツの中で加齢やダメージの悩みに気が付きにくいのがあごです。年齢が出やすい目元や口元、乾燥・テカリに悩む頬やおでこに気を取られていてあごの老化サインを見落としてはいませんか?
 鏡でよく見ると太ったわけでもないのに二重顎になっていたり、くしゃくしゃっとしたしわが現れていたりするのは、加齢によるものです。
 あごの特徴を理解し、悩み改善に役立てましょう。

あごは「しわ」と「たるみ」の両方の悩みがあらわれやすい

 あごの筋肉は顔の中でもあまり使われていない部分です。身体同様、筋肉は鍛えずにいると年齢が上がるごとに減少していくので皮膚と共に下垂してしまいます。
 そのため、老化が進むにつれ脂肪と皮膚の重みをあごの筋肉が支えきれなくなり、しわやたるみの原因となっているのです。

あごのしわについて

 顔の中でもあごは最も下にあるパーツなので、鏡を見ていても影になりやすく見落としてしまうのがあごのしわです。年齢のせいだから・・・と思い込みがちですが、実はあごのしわは加齢による皮膚の状態によるものだけでは無かったのです。

しわが出来る原因

 顎は顔の最も下にあり、顔を支えている部分でもあります。姿勢や就寝時の体勢により重力を感じてしわになったり、口と繋がっているので、食事や会話など気が付かぬうちに習慣になっている動きがしわに繋がっている場合もあります。

本来、口を閉じようとしたときに引きあがるのが下唇ですが、下あごの後退や骨格・歯並びの問題にあると口を閉じたときに余分な負荷がかかります。その動作を繰り返すと過度な緊張で震えている状態が起こってしまい、しわが入り込んでしまうのです。
 骨格や歯並び以外にも鼻炎や就寝時の口呼吸がしわの原因を作っていることもあり、加齢だけがしわになる要因ではないということがわかります。

あごのしわは主に2種類(特徴)

 あごに見られるしわは主に大きく分けて2種類あり、特徴が違うと原因や対策も違います。しわができるそれぞれのメカニズムを知って改善に繋げていきましょう。

●二重あごのしわ
 太っていない、顔に肉がつかない、と油断していていると気が付いたときにしわ化してしまうのが二重あごです。二重顎になると、肥大した脂肪を皮膚が支えきれなくなったり、うつむくたびにしわが寄るため表面上だけでないくっきり深いしわを形成してしまいます。

●下あごの梅干しじわ
 日本人の骨格は西洋人に比べ凹凸が少なく顎が小さい骨格をしています。そのため、あごにかかる負担も大きく、筋肉の緊張状態から、梅干しのように中心に集まる格子状のボコボコしたしわが下あごにできやすい特徴があります。

2種類のあごのしわ改善策

 それでは、2種類のしわがどうして現れてしまうのかがわかったところで、気になるあごのしわの改善策について迫ってみましょう。

二重あごのしわ

●原因
体重の増加により脂肪がつくとあごのラインが丸くなり、二重あごが生じますが、痩せている人の場合は日常で習慣化している家事やパソコンによる猫背やスマートフォンを触っている際のうつむいた姿勢に問題があります。このような姿勢を長時間続けるとあご周りに老廃物がたまりリンパの流れを悪くしてしまうことからあごのラインがたるんでしまい、二重あごによるしわができてしまいます。

●対策
体重管理はもちろん、姿勢を正すことを常に意識できれば良いですが、家事やデスクワークは毎日のことなので、うつむいた姿勢をとってもリンパの流れを滞らせないことが重要になってきます。
首が凝ってしまうとあごに老廃物が溜まるので、二重顎を作らせないためにも家事やデスクワークの合間に30分に一回首を右、左に5秒ずつ傾ける動き、首を回す動きを取り入れてみてください。

下あごの梅干しじわ

●原因
 下あごの梅干しじわは骨格や歯並び、口呼吸の癖が原因で、本来使われるべき「口を閉じる際に使う筋肉」が使われないことから衰え、筋力が弱まってしまうことで筋肉に緊張状態を与えてしまい、しわが寄ってしまうのです。

●対策
 口呼吸は無意識で行っていることが多いので、意識的に鼻呼吸を癖づけることがまず大切です。また、口の周りの筋肉を鍛えることで無理に力を入れなくても口が閉じられるようになるので簡単なトレーニングを取り入れてみましょう。

  1. 口をすぼめ、前方に突き出し5秒キープ
  2. 口を緩め元に戻し、唇を歯で巻き込むようにして外側に引き上げます。
  3. 5秒キープしたら自然に戻します

これを3回繰り返してください。普段使われにくい筋肉なので、最初はやりにくさを感じるかもしれませんが、その分鍛えてあげると効果を感じやすいです。

あごのたるみについて


 いつのまにか顔が大きくなってきている気がする・・・太っていないのにあごの丸みが気になってきた・・・これらの悩みにはあごのたるみが関わっています。ほおっておくと二重あごが進行していったり、首との境目がすっきりせず太って見えたりと顔全体のたるみや老け見えに繋がってしまいまし。
 あごのたるみの原因を知って解消法を導いていきましょう。
 

たるみの原因

 年齢が上がると、肌内部に生成されている肌の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンといった成分は減ってしまいます。あごは顔の中でも地盤になる部分ですので、顎だけでなく顔全体の弾力成分が減少していくと脂肪の重みを支えきれなくなった皮膚が下がり、肌がたるんでしまいます。
 また、首のしわ同様に、太ってしまったことによる皮下脂肪の増加や、姿勢の悪さもあごのたるみを引き起こす原因となっています。

口周りの4つの筋肉の衰えに注意!

 普段意識することがない口周りの筋肉ですが、あごに繋がっており、それぞれの筋肉に特徴と役割があります。どのようにあごと関わっているか、これらを隅々知ることがたるみ改善のためにはとても大切です。
加齢が進むにつれ、鍛えないとどんどん減少し衰えが進行してしまうので、口周りを支える大事な筋肉の役割を見直しておきましょう。

唇からあごにかけての筋肉の役割

顔には30種類以上の筋肉が存在し、表情を作りあげたり皮膚や脂肪を支えています。その中でも表情の変化によっても動きにくく、使われにくい部分であるのが唇からあごにかけての筋肉です。顔の地盤にあたる部分なので、それぞれの特徴を理解し、たるみ解消に役立てましょう。

口輪筋とは

 唇の周りを覆うように囲む筋肉です。口元の表情を作り出すのに働く筋肉で、唇を閉じたりすぼめたりする時に使いますが、普段意識しないと使われることがなく、この筋肉の衰えが口元のたるみやしわにも繋がっています。

口角下制筋とは

 口角から下に向かって伸びている筋肉のことです。口角を下に下げるときに働くので、への字口にしたり大きく口を開けるときに使われます。口角の下がりが気になる人はこの筋肉が緩み、衰えています。

下唇下制筋とは

 下唇の下にあり、唇を外側下方向へ引く働きをする筋肉のことです。口角下制筋と同様、鍛えないと口角の下がりをもたらす筋肉です。

オトガイ筋とは

 口元から顎の先端付近まで垂直に伸びている筋肉です。食事や会話などで口元を動かすときに使う表情筋の一種で、下唇を引き上げる役割をしています。普段使われにくい筋肉なので、鍛えないと衰えが目立ち、あごのたるみやしわに大きく影響します。

表情筋トレーニングでたるみ解消

 口から顎にかけての筋肉は意識しないと使われていないことが多く、年齢と共に衰えてしまいます。表情筋が弱まると顔の皮膚が垂れ下がってしまうため、あごのたるみを解消するにはあごの筋肉だけでなく口元の筋肉を鍛えることも重要です。

●すっきり顎を目指すためのフェイササイズ
 あごをすっきりさせるためのフェイササイズをレクチャーしていきます。一つ一つの筋肉を意識してトライしてみましょう。

  1. 真正面を向き「れー」と声に出して言いながら、首に筋が見えるぐらい力を入れる。
    広頸筋という下あごから首にかけて伸びる筋肉に効きます。首のまわりの皮膚を下から上に引き上げることでたるみ解消に効果的です。
  2. あごを斜め上に突き出し、下唇を上に向かって引き上げます。そのままの顔の向きで「フッ」と3回息を吐きだします。
     オトガイ筋が鍛えられ、首から顎にかけての普段使われにくい場所にアプローチしてくれるので、二重あごの解消にも役立ちます。
  3. 口を閉じ、口内で舌を時計回りに20回回します。その後、反対周りも忘れずに20回回します。
     初めてこの動きを行うと、普段舌やあごをどれだけ使っていないかがわかるぐらい痛さや疲れを感じると思います。このフェイササイズはオトガイ筋が鍛えられるのですが、口呼吸解消や垂れ下がった口角のアップ、フェイスラインが引き締まる小顔効果もあるので、ぜひ毎日続けてみてください。

●ペットボトルを使う
 ペットボトルを使った簡単なトレーニングも併せてお伝えします。フェイササイズは手順を覚えるのが大変、という人でも「くわえる」動作だけなので、簡単です。用意するものはペットボトルと水のみなので、ぜひ実践してみてください。

  1. 500mlの空のペットボトルに水を少量入れます。(最初は100ml程度からスタートしてください)
  2. 顔を下に向けて、くちびるを尖らせ唇だけでペットボトルの口をくわえ、そのままペットボトルを唇だけで持ち上げます。(歯は絶対に使わないでください)
  3. このまま10秒キープし、ゆっくり口から離す。これを3回繰り返してください。

続けることで口から顎、首がすっきりします。朝、スキンケアの前に行うとリフトアップ効果があり、血色がアップするのでメイクのりが良くなります。また、夜は入浴前に行うとリンパの滞りを解消してくれます。水の量は慣れてきたら徐々に増やしてください。

まとめ

年齢を感じさせてしまうあごのしわやたるみには、普段鍛えにくい口周りやあごの筋肉を鍛えることが効果的です。スキンケアにプラスして筋肉を意識したフェイササイズや姿勢改善に取り組めば、一年後の表情や見た目年齢が大きく変わりますよ。

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