鏡を見て自分の白髪を発見したとき一気に老け込んだように感じたり、一度白く生えてきた毛穴からもう黒い髪が生えてくることは無いんじゃないかとショックを受けた経験はありませんか?ですが、決して諦めてはいけません。白髪には医学的にはっきりと解明されていない要素がまだまだたくさんあり、白髪は黒くなる可能性があるのです!あなたが普段行っている何気ない習慣を少し変化させるだけで白髪を予防し、減らすことも可能なのです。白髪染めに頼りきる前に、黒くなる方法を実践してみませんか?

間違った認識が白髪を増やす

白髪ができてしまった理由を「年齢」や「遺伝」で片づけていませんか?実は白髪の原因は完全に解明されていません。老けて見られたり疲れた印象を与えてしまう白髪。少しでも早く白髪を減らそうと抜いたりカラーリングを繰り返してしまう・・・その行動が余計に白髪を増やしているのです。

白髪=遺伝は嘘だった!?

 一般的に髪質や毛量、白髪は遺伝による影響が大きいと伝えられており、白髪は遺伝すると耳にしたことがある人も多いでしょう。しかし、毛髪の色を決める色素細胞(メラノサイト)の衰え方・働き方には、遺伝的要素もあるといわれており、複数の原因が合わさることで白髪が発生しているので、白髪がたくさんある人が近親にいても、改善の余地はもちろんあるのです。

頭皮の老化が白髪を作る

 髪を黒くするメラニン色素は酵素とチロシナーゼという成分を必要とします。色素細胞であるメラノサイトはチロシナーゼの働きにより黒髪を作りますが、このチロシナーゼは加齢とともに体内から減少し衰えやすくなってしまいます。
ですが、単純に年齢が上がると白髪になる、というわけではありません。チロシナーゼが十分作られていたり活性化していると、60代を越えても白髪が無いという人もいるのです。

白髪は抜かずに切る、が正解

 白髪を見つけた瞬間、慌てて抜いちゃった!そんな経験はありませんか?誤って周りの髪まで抜いてしまって毛包を傷つけてしまい薄毛の原因になってしまったり、毛穴の組織を傷めてしまうことで同じ毛根から生えている黒い髪まで白くしてしまうこともあるので、絶対に抜いてはいけません。

 白髪を処理するならまず頭皮を良く揉み、健康的な頭皮環境にしてから白髪を上に持ち上げてから、眉ばさみなどの刃先が細かいもので根本ギリギリをカットするようにしましょう。

白髪染めが白髪を増やす?

 黒く美しく見せるために白髪を染めているのになぜ?と思うかもしれませんが、白髪染めに含まれている薬剤にその原因があります。

 一般的な市販品やサロンで染めるヘアカラー・白髪染めの薬剤・染料には 過酸化水素という物質が含まれているのですが、この「過酸化水素」は身体にとってダメージの元になる活性酸素のうちの一つなのです。

実際に、過酸化水素が体内にある活性酸素と合わさり、蓄積することが白髪の原因の一つだと2009年に発表されており、理論上、白髪染めが白髪を作る要素になってしまっていることがわかりました。若さを保ち黒髪をキープするためには、白髪染めに頼らず髪が黒くなる方法を見つけ、実践すべきなのです。

白髪が黒くなる身体作り

 髪が生えているのは頭皮から。その頭皮の老化を防ぎ、健康的な黒髪を作るには資本となる身体作りを見直さなくてはなりません。あなたが今、病気もなく健康に毎日過ごせていたとしても、身体は年齢と共に老化へと向かっています。髪に若々しさを与えるためにも、身体の健康状態としっかり向き合いましょう。

健康な身体を作ることが黒髪を作る

若さや美しさを保とうと考えるとき、ベースになるのは身体ですよね。あなたの体を作り上げているのは睡眠・食事・運動で、どれもとても大切な要素です。
どれか一つのバランスが悪いと、老化は進み、免疫力が低下することで健康状態も悪くなります。つまり、頭皮や髪にとっても健康でバランスの良い日常生活を送れているかどうか、が非常に大事になってくるのです。

適度な運動のススメ

 健康な身体を保つのに有効的なのが有酸素運動ですが、髪を黒くするのにも効果的であると知っていましたか?ウォーキングや軽いジョギングなどを行うと、健康な血液を体のすみずみまで送ろうとする力が働き、頭皮の中にある髪色を決める細胞に栄養が行き渡るのです。
 ハードな運動は必要ありません。歩いてスーパーへ行ってみる、エスカレーターをやめて階段を使う、など、できることから実践してみましょう。

質の良い睡眠が髪を黒くする

 全身の細胞は約1年かけて生まれ変わっています。古くなった細胞を捨て、新しい細胞を作っているので、見た目の印象もこの細胞の生まれ変わりで大きく変わってきます。
そして、この生まれ変わりを活発に働かせているのが睡眠中。つまり、黒い髪を育てるには睡眠の質がとても大事なのです。

睡眠不足は白髪のもと!?

 細胞が栄養吸収を活発にする時間は20:00~4:00、そして細胞を作り替えるのに理想的な睡眠は7時間といわれています。
 なかなか早い時間にベッドに入るのは難しいと思いますが、このゴールデンタイムをどれだけ睡眠に使えるかが黒髪を作るカギとなります。

安定した睡眠が細胞を作りかえる

 質の良い睡眠はメラノサイトを活性化させ、細胞の生まれ変わりを活発にさせます。質の良い睡眠をとるためにはまず、規則正しい就寝時間・起床時間にライフスタイルを整えることが大切です。
 そして、入浴後やパソコン・テレビ・スマートフォンを閉じてすぐの状態は身体が興奮していて眠りが浅くなってしまうので、心も身体も落ち着かせた状態に整え、寝室を真っ暗にし、リラックスした状態でベッドへ入るよう心がけましょう。

髪は血液で黒くなる

 体内にある細胞は、そのほとんどが血液から栄養をもらって成長しています。髪の毛を作る毛母細胞や色づける色素細胞ももちろん血液が使われており、黒さを左右しているのです。

血液が足りなくなると髪は白くなる!?

 細胞に届く栄養は血液によって運ばれます。血液が足りない状態になるとその分栄養が運ばれにくくなるため、髪を黒くするメラノサイトも栄養不足の状態になり、髪を黒くする働きが低下してしまうのです。
 血液が体外に出る出産時や、体内の血が減少する閉経時に一時的な白髪になりやすいのは血液の量が関係しているのです。

血流を良くするために

 体内に必要な栄養は血液の流れで頭皮に行き渡りますが、血流が悪いと栄養が髪を育てる細胞にまで届きません。
 血流を良くするには、適度な運動が大事。特に、第二の心臓といわれているふくらはぎの筋肉を使いましょう。足腰に滞りやすい血液をポンプのような役割で促してくれるので、細胞の若返りにも繋がるのです。

ストレスと上手に付き合って美髪に

 ストレスは白髪や抜け毛に大きく関わっています。日々、仕事や家事、育児にがんばる現代女性はストレスとなかなか切り離せない生活を送っていますよね。髪に負担を与えないストレスとの付き合い方で白髪を予防しましょう。

ストレスがたまると白髪が増える理由

強いストレスを感じると人は自律神経を乱します。自律神経が乱れると交感神経が優位な状態になるため、身体が緊張状態になります。緊張を感じると血管は収縮し血流が悪くなるため、細胞が栄養不足の状態になり髪が色づかなくなるのです。

ストレスの軽減は難しい

 現代はストレス社会といわれています。さまざまな要因から日々多くのストレスを感じ、ストレスを避けることはなかなかできません。ストレスを回避しようとすることで余計に抱え込んでしまい、悩みや負担を感じてしまうため逆効果になってしまうことも。
安定した健康状態で過ごし髪へのダメージを引き起こさないためにも、ストレスを自然に解放しながら上手に付き合っていく方法を知っておきましょう。

ストレスとの付き合い方が髪色を決める

 ストレスがたまると血液によって届けられるはずの栄養が細胞に届かず、メラノサイトの働きが衰え、色を作る指令も弱まってしまいます。逆に、ストレスと上手に付き合いリラックスできている健康状態だと、血の巡りも良くなりメラノサイトが栄養をしっかり受けとることができるため、髪が黒くなるのです。

 少し身体を動かして気持ちいいと感じたり、美味しいものを食べたり・・・。些細なことですが、ストレスを取り除こうとするのではなく、好きなことに時間を使うことでストレスを解放できる生活習慣を心がけましょう。

髪が黒くなる食べ物とは

 髪が黒くなる・・・そんな魔法のような食べ物ってあるのでしょうか?髪を作る細胞に届く栄養は、私たちが食事から摂っているもので得られます。白髪の改善を意識するなら、食生活から変えていきましょう。

髪色は食べ物で決まる

 血液によって細胞に栄養は届けられますが、いくら血流を良くしても偏ったものばかりを食べたり、不十分な栄養しかとれない食事を繰り返していたら、髪色を決めるメラノサイトは栄養不足となり、細胞の働きを弱めてしまいます。
 メラノサイトが喜ぶ栄養素を食べ物から摂取し、働きを活発にしてあげることが黒髪への近道となるでしょう。

髪が黒くなる食事

 メラノサイトの老化を防ぎ、元気にするためにはビタミン豊富な野菜、たんぱく質豊富な肉・魚・豆類、ミネラルとなる海藻類や貝類をバランスよく摂ることが大切です。
 また、血液の80%を占める水分を十分に摂取することも大事です。食事から摂った栄養を細胞に届けるためにも、血液の濃度を適度に保つ働きをする水をこまめに摂り入れることを忘れないでください。

白髪を撃退!黒ゴマ療法とは

 黒ゴマにはビタミンEやビタミンB1、ビタミンB2、たんぱく質、銅、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、食物繊維、マンガン 、セサミンといったエイジングケアに欠かせない栄養素が豊富に入っており、白髪の原因となるメラニン色素の欠乏を防いでくれるので、髪の毛が黒くなる食べ物として話題です。
 そのままたべてしまうと消化、吸収がしにくいので、すりつぶした状態で食事に混ぜて摂取すると良いでしょう。

まとめ

 髪が黒くなるか白くなるか、それは外側からではなく内側からの改善、つまり生活習慣を整えることが非常に大切です。運動・食事・睡眠のバランスを意識し、色素細胞を元気にすることで、白髪を艶やかで美しい黒髪へ変身させてあげましょう。

ライタープロフィール
加恵

10年のアパレル勤務を経て美容ライターに。年齢や体の変化と上手に付き合えるヘルシーな美容法を発信していきます。コスメを手作りすること、香りコスメを集めることが大好き。日常に取り入れやすいシンプルケアにトレンドを取り入れながら日々、美を追求し続けています。