頭皮の脂っぽさ、あなたは気になりませんか?「乾燥肌だから・・・」「皮脂が出やすいのが当たり前だから・・・」とケアを怠っている状態だとしたら、それは老け見え髪の予備軍!肌が乾燥していても年齢と共に皮脂が出やすくなるのが大人の頭皮なのです。ターンオーバーの乱れから頭皮が汚れ、臭いや抜け毛に影響したり、あらゆる頭皮トラブルを生んでいるのは過剰な頭皮の皮脂分泌が原因なのです。また、皮脂の出やすさを気にしすぎるあまり間違ったケアをしていることが脂っぽい頭皮に繋がっていることも・・・。皮脂を正しく抑える方法を覚え、早めの対策で頭皮の老化をストップさせましょう。

頭皮の悩みの元は脂から

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シャンプーを毎日しても頭皮がすっきりしないこと、ありませんか?それは、頭皮が過剰に皮脂を分泌しているからです。頭皮は顔の肌より皮脂腺や汗腺が多く、テカリやすい部分。
頭皮の皮脂量は髪にとってダメージになるだけでなく、自分では気が付きにくい臭いや薄毛の原因にも関係しているのです。

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乾燥が頭皮の皮脂をまねく
 乾燥しやすい肌なので皮脂は少ない、と思い込んでいませんか?たしかに、頭皮の構造は顔の皮膚と同じです。しかし、頭皮は顔の皮膚に比べ皮脂腺が多く、乾燥すると皮膚の抵抗力が低下していくのを防ごうとする力が働くため、皮脂の分泌を過剰にしてしまうのです。
 
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ターンオーバーの乱れによる皮脂分泌
 ターンオーバーとは肌の生まれ変わりのことをいいます。頭皮もこのターンオーバーの流れが正常に保たれていることで、健康な地肌をつくっています。
しかし、ターンオーバーが乱れることによって、本来自然に剥がれ落ちていくはずの古い角質が不要物として地肌に残ってしまうと頭皮環境は悪化し、乾燥しやすくなったり皮脂が増えてしまうなど、肌トラブルを起こしてしまうのです。

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皮脂がもたらす頭皮トラブル

 加齢が進むにつれ気になりだす髪や頭皮の悩みは、皮脂が原因で発生しています。今は気になる悩みがなくても、過剰に分泌した皮脂を放っておいたことで思わぬ頭皮トラブルをまねくことも。皮脂を抑える前に、頭皮の脂がもたらす症状を確認しておきましょう。

●臭い
脂っぽい頭の臭いは清潔感が無く、不快です。この臭いは、過剰に分泌した皮脂が酸化することで発生します。頭皮に皮脂が残ることで頭皮や髪の臭いも残るのです。

●抜け毛
毛髪は頭皮から生えます。通常ですと、毛周期と呼ばれる髪の生え変わりは5~6年のサイクルによって行われますが、皮脂汚れにより頭皮の毛穴がトラブルを起こるとそのサイクルは縮まり、抜け毛を引き起こしてしまいます。

●フケ
皮脂が多い頭皮は毛穴を詰まらせてしまい、汚れの原因になります。「フケ」と聞くと乾いていて肩に落ちるような質感のものを想像しがちですが、皮脂が原因で出るフケは頭皮や髪に残り、自分では気づきにくいのも特徴です。

●べたつき
頭皮の皮脂量が多いと髪のテカりや、べたつきが気になります。衛生面や清潔感に影響するだけでなく、髪のボリュームにも影響し、帽子をかぶった後のようなペタンとしたヘアスタイルになってしまいます。

●かゆみ
皮脂量が多いと頭皮に残り、細菌が繁殖しやすくなります。この細菌が炎症を起こし、かゆみを生み出してしまいます。さらに、爪をたててかいてしまうことで頭皮に加わる刺激がかゆみを増してしまい、悪循環です。

頭皮の脂漏性皮膚炎に注意

皮脂が過剰に分泌してしまうと起きやすくなる脂漏性皮膚炎という頭皮トラブルを知っていますか?気が付かないまま放っておくと完治にも時間がかかってしまいます。
頭皮に皮脂が溜まると誰にでも起こりうる脂漏性皮膚炎について、学んでおきましょう。

脂漏性皮膚炎とは

 皮脂が増えることで頭皮に大きなフケができるのが初期にもたらす症状の特徴です。のちに毛穴につまった皮脂が酸化することにより脂っぽい臭いが発生したり、炎症による赤みやかゆみも出始めます。
悪化していくと湿疹がでたり、かゆみが抑えられなくなってかさぶたや痛みが現れることもあるのです。

脂漏性皮膚炎の原因と対策

 皮脂が過剰分泌すると皮脂を好む真菌であるマセラチア菌が異常繁殖し、頭皮に炎症を起こします。つまり、元になる原因はやはり皮脂が過剰に分泌することです。
皮脂が詰まり汚れになる前に抑えること、皮脂が過剰分泌しないように生活習慣やホルモンバランスを整えることが予防策です。また、乾燥やアトピーからも併発する場合がありますので、気になったら自己判断をせず皮膚科を受診することをおすすめします。

頭皮における皮脂の役割

 頭皮に分泌される皮脂はべたつきやかゆみなど、トラブルばかりのイメージですが、皮脂は頭皮にとってどんな役割を果たしているのでしょうか?
 脂やテカりを抑える前に、皮脂の必要性について考えてみましょう。

頭皮に皮脂は必要?

 頭皮は皮脂と水分がバランスよく保たれることによって皮脂膜ができ、外的刺激から地肌を守る「バリア機能」がつくられます。皮脂膜は皮脂と汗が混ざり、弱酸性の状態になっているので細菌の繁殖を防ぎ、頭皮を守ってくれるのです。
 紫外線やほこり、摩擦から頭皮を守り、頭皮環境を維持するには、適度な皮脂の存在は必要不可欠なのです。

皮脂を取りすぎてしまうと

皮脂を抑えすぎたり乾燥により皮脂不足に陥ってしまうと、バリア機能が低下し、頭皮が刺激を受けやすい状態になるため、頭皮トラブルを起こしてしまいます。また、頭皮が肌を守ろうとする力が強く働き、不足した皮脂を補おうとすることで皮脂分泌を盛んにしてしまい、頭皮を過剰に脂っぽくしてしまうのです。

皮脂バランスが整う理想の頭皮とは

皮脂バランスを整えるには、頭皮の汚れやトラブルの元になる余分な皮脂を抑えること、頭皮の潤いとなる皮脂まで取り除かないことが大切なのですが、このバランスは、髪や頭皮をケアするだけでは保たれません。
 毎日行っているシャンプーや食事、運動などの生活習慣やホルモンバランスを整えることも、女性にとって理想の頭皮を叶えるのにとても大事なのです。

頭皮の皮脂を正しく抑える方法

 美しい頭皮を保つために不要な皮脂、必要な皮脂を理解し、整えるのが大事だとわかりましたね。頭皮の老化をストップさせるために、正しく皮脂を抑える方法をここで学んでいきましょう。

髪の洗い方

毎日シャンプーをしているから余分な皮脂は無い!と思っていませんか?そんな人ほど、かゆみやフケが気になってゴシゴシ洗いすぎていて、必要な皮脂まで落とし過ぎている恐れがあります。皮脂を落とし過ぎると頭皮は乾燥してしまい、余計な皮脂分泌の原因になるため、洗いすぎには注意してください。

シャンプーをする前はブラッシングを念入りに行い、頭皮までしっかり濡らすことで、頭皮や髪の汚れをある程度落とすことができます。そうすることでシャンプー剤は適量の1プッシュ程度で済みます。
 また、シャンプーのすすぎ残しや肌質に合わないシャンプー選びが、皮脂を過剰に分泌させることもあります。熱すぎるお湯は頭皮に負担がかかり、乾燥やダメージの原因にもなってしまうので、洗髪時のお湯の温度はぬるめの38℃が理想的です。

 シャンプーは洗浄力が強すぎるものには石油系合成界面活性剤が含まれていますので頭皮には刺激が強く、ダメージを生む場合もあるので避けましょう。植物由来の油・天然エキス・馬油などの有効成分や髪にとって必要な保湿成分が含まれたものを選びましょう

適切な食事選び

 食べるものは頭皮にとって栄養源となります。つまり食事選びは健康な頭皮の維持にとても大切。脂っぽいものばかりを摂取していたら当然、頭皮の皮脂分泌量も増えます。
  また、体にとって有害な添加物にも注意しましょう。添加物を摂取しすぎると体は不要と判断し、排出しようとします。頭皮の場合、不要物は毛穴から排出されるので、皮脂が過剰分泌を起こし、毛穴詰まりを起こしてしまうのです。
 脂物の多いおかずや添加物には気を配り、頭皮や髪にとって栄養分となる良質なビタミンやたんぱく質となる野菜や魚類は積極的に食べましょう。

良質な睡眠をとる方法

 睡眠時は皮膚細胞が新しく生まれ変わるために必要な成長ホルモンが盛んに分泌される時間です。つまり、健康でバランスの保たれた頭皮を保つためにも睡眠時間や睡眠の質はとても大事。寝つきを良くするためにも入浴やスマートフォンの操作、パソコンやTVの光は寝る1時間前にシャットアウトしましょう。
また、頭皮の肌サイクルを正常に保つためには最低でも6時間の睡眠が必要です。睡眠時間は頭皮が美しくなる時間ととらえ、早めにベッドへ入ることをおすすめします。

地肌の生まれ変わりを助ける生活習慣

 頭皮も顔の肌と同様にターンオーバーを繰り返すことで、健康な髪を保つための頭皮がつくられます。過剰な皮脂の分泌は地肌の生まれ変わるサイクルを妨げてしまうため、適度な量の皮脂をコントロールできる頭皮環境づくりが大切。
 あなたが何気なく過ごしている基本的な生活習慣が皮脂バランスのカギを握るのです。

適度な運動

 運動をすると汗をかいたり皮脂が出るため、頭皮の皮脂を抑える方法としては不適切なような気がしますが、大事なのは「適度に」運動することです。
運動すると血行が良くなり、頭皮の代謝を助けます。 地肌が安定して生まれ変わると角質が肌に残らず、皮脂や汚れが溜まりにくい健やかな頭皮環境が保たれます。

 激しい運動は必要ありません。運動しすぎると皮脂や汗だけでなく、髪にとって悪循環な男性ホルモンの活性化にも影響してしまうので、抜け毛や皮脂分泌が多くなる原因にもなるので注意しましょう。

ストレスを解放させる

 ストレスをため込むことは体に負荷をかけ、血管の収縮や血液の巡りを悪くしてしまいます。血流が悪くなると、髪や頭皮に栄養が行き渡りにくくなるため、頭皮が栄養不足となりダメージを受けやすいもろい頭皮になってしまい、髪が老化する原因にもなります。

 また、ストレスをため込んでしまうとターンオーバーを乱し、皮脂バランスを崩すだけでなく、コルチゾールという男性ホルモンを刺激するホルモンの分泌にも繋がり、皮脂量を増やしてしまいます。
 健康な頭皮を保つためには、ストレスを程よく解放させてあげることが重要です。リラックスできる趣味を楽しみ、睡眠もたっぷりとりましょう。

まとめ

 髪を健康に若々しく保つには、頭皮にとって必要な皮脂と不要な皮脂をバランスよくコントロールすることが大切です。正しく皮脂を抑える方法を取り入れ、皮脂が過剰に分泌しすぎないよう生活習慣も改善していきましょう。

ライタープロフィール
加恵

10年のアパレル勤務を経て美容ライターに。年齢や体の変化と上手に付き合えるヘルシーな美容法を発信していきます。コスメを手作りすること、香りコスメを集めることが大好き。日常に取り入れやすいシンプルケアにトレンドを取り入れながら日々、美を追求し続けています。