髪の毛から若々しく見せるだけでなく、健康のバロメーターとしても重要な髪の毛の変化を見逃さないようにして下さい。ストレスを溜め込まないように工夫しておくと、白髪を予防することができますし、遺伝以外の体の変化にも気がつくことができます。いつも体がストレスに耐えられるように、ストレスから解放される方法を知っておきましょう。

髪の毛と頭皮の変化は体のバロメーター

遺伝と関係していると言われてきた白髪も、近年ではストレスによって引き起こされている場合があることが分かってきました。髪の毛の変化は体の変化と密接に関係していて、何かの引き金で白髪が生えていることが多いのも事実です。それがどんな原因であるのか知っておけば適切な対処を行うことができるので、ぜひ日頃の生活から見直して頭皮や髪の毛の健康状態を把握しておくようにしましょう。

体の不調は栄養や血液の不良として体に現れるものです。なんだか体の調子が悪いなと感じる時には、すぐに対処する必要があります。できれば一回で改善したいところですが、髪の毛や頭皮などの器官は28日周期で生まれ変わるため、少なくても28日は継続してケアしていくことが大切です。ストレスなどは特に体の不調に繋がるので、できるだけ溜め込まないように日頃から注意しておくようにしましょう。

ストレスで白髪が生える理由

白髪が生えるメカニズムは、メラニン色素量の異常によって怒ります。異常といっても体に直接害のあるものではなく、何かしらの結果として起こることです。できてしまう原因は様々ですが、できればない方が良いですよね。

<メラニン色素のバランスによって髪色が決まる>

髪の毛の色はメラニンの量によって決まります。メラニンの量は人種などによってもともと異なるもので、その人の遺伝子によっても左右されています。ですので、個人差が大きく遺伝的な要素も多いので、白髪ができる理由がはっきりと分からないこともあります。

メラニン色素の中にはユーメラニンという黒色メラニンと、フェオメラニンという黄色メラニンの2種類からできており、この2種類の組み合わせによって髪の毛の色が決まります。ユーメラニンが多くなれば髪の毛の色が黒くなり、フェオメラニンが多くなれば明るい髪色になります。

白髪になるということは、このメラニン色素の両方が存在しない状態です。
色素がない分色が染まりにくく染料などの影響を受けづらいのが特徴です。

<白髪になるのは酸素不足が原因?>

髪の毛を生み出す時に正常に酸素が行き届いていないと、白髪になりやすいとされています。
髪の毛が生まれた瞬間は実は真っ白で、髪の毛が成長していく段階で徐々に色がついて黒くなっていきます。白髪は、本来髪の毛に混ざるべき色素が不足していたり、上手く取り込むことができないために起こります。

シミができるメカニズムと同じようにメラニン色素はメラノサイトで作られます。髪の毛を作り出す細胞の一番深いところに存在し髪の毛を黒く染めていきます。ですが、このメラノサイトは存在しているだけでは機能せず、機能させるためにはチロシナーゼという酸素が必要です。なんらかの理由でこの酸素が生成されなくなったり上手く供給できなくなると、白髪となって髪の毛が生えてきます。

ストレスによる自律神経の乱れが白髪を生み出す?

ストレスがかかると正常に色素が髪の毛に取り込まれずに白髪になってしまうことがあります。ストレスを感じると頭皮の血流が悪くなり、頭皮から髪の毛に十分に栄養が行き届かなくなります。頭皮の血流が悪くなると特にミネラルが不足しやすくなり、ミネラルが不足するとメラニン色素を合成するために必要な酸素が足りなくなるため、白髪の原因に繋がると言われています。

自律神経の乱れは、頭皮の環境を悪くするだけでなく免疫力の低下や代謝の悪化にも関係しているので、結果的にこれから生えてくる髪の毛にも悪い影響を与えてしまうことになります。
日頃から体にストレスをかけないように工夫して行いと、デリケートな体や頭皮はすぐに影響を受けてしまいますので、しっかりと対策を講じておくようにしましょう。

ストレスによって生える白髪の予防法

ストレスによって生えてきてしまう白髪には、ストレス対策を合わせて行う必要があります。
ここではストレスを溜め込まない予防法を紹介していきますので、日頃からヘアケアに取り入れてみて下さい。

<規則正しい生活をこころがける>

健康になるためにはいつでも言われることですが、規則正しい生活を送るように心がけましょう。すぐに習慣を変えることは難しいですが、少しづつ無理のない範囲で取り組んでみて下さい。
特に大切なのが睡眠です。きちんと習慣化された質の良い睡眠は、体や頭皮の細胞を回復させてくれる成長ホルモンを分泌させてくれます。体がきちんと機能するように無理なダイエットや偏った食生活を改善することも必要です。

総合的に改善していかないと、一つだけ直しても意味がありません。始めるのは一つづつでも大丈夫ですが、最終的には全て改善していけるようにしていきましょう。

体は敏感で食生活や睡眠によって簡単に影響を受けてしまいますが、しっかりとケアしてあげればしっかりと効果を実感することもできます。

<深呼吸で体をリラックスさせる>

深呼吸は体をリラックスさせるために必要な動きです。頭皮だけでなく体そのものをリラックスさせてくれるので空いている時間で積極的に取り入れるようにしましょう。

上手く深呼吸するコツは、鼻から大きく息を吸い口から出す方法です。肺に溜めた空気をゆっくりと吐き出すようすると、体の力が抜けて自然とリラックスした状態になります。

<頭皮のマッサージで血行促進>

頭皮をマッサージすると頭にある筋肉をほぐして緊張を解くことができます。頭皮はあまり頻繁に動かないので、頭にある筋肉は固まりがちです。筋肉が硬くなると血流が悪くなり必要な栄養が届かなくなったり、緊張状態になって体がストレスを感じてしまうようになります。

頭皮のマッサージはサロンで行うものと自宅でもできる簡単なものがあります。頭皮のケアは手間と時間がかかるものと思われがちですが、頭皮をもみほぐすだけなら手を使ってすぐにケアすることができます。ここでは比較的簡単にできる手を使用した頭皮のマッサージを紹介していきますので、ぜひ実践してみて下さい。頭皮が柔らかくなりじんわりと温まっているのが実感できるはずです。

<頭皮のマッサージの行い方>

  1. 指の腹を頭皮につけ、頭皮を掴むようにしながらゆっくりと揉んでいきます。
  2. おでこから後頭部にかけて移動しながら円を描くように動かしていきます。
  3. こめかみを親指の付け根の骨でゆっくりと押します。
  4. 頭の後ろから首の上の方のくぼみに両手の親指を逆手で当てて、ゆっくりと時間をかけて指圧していきます。ゴリゴリと押さずにじんわりと押していくのがコツです。

白髪の上手な隠し方

白髪は工夫すれば隠したり染めたりして見えなくすることができるものです。その時の状態によってできることが変わってくることもありますので、必要に応じて対応するようにして下さい。

白髪染め

カラー剤を使用して、しっかりと暗い色味で染めて白髪を目立たなくする方法もあります。
カラー剤は頭皮に刺激を与える心配もありますが、白髪を長期的に目立たなくするには向いている方法でもあります。

白髪染めとは別の発想で、髪の毛を明るく染めておく方法もあります。白髪が生えてくると気になるのは、黒い地毛と根元の白髪のコントラストが目立つことが原因です。ですので、そのコントラストが目立たないようにあらかじめ髪の毛を明るく染めておけば、より目立ちづらくなります。

髪の毛を明るくする方法は、頭皮に刺激を与えてしまうこともあるので慎重に選択するようにして下さい。スタイリストに相談したりパッチテストなどを行うようにして、事前に心配がない状態にしておくと安心です。

サロンで染めてもらう際には心配ありませんが、セルフカラーを行う際には髪の毛を傷めないように細心の注意を払って行うようにして下さい。

フラットな面を作らない

髪の毛を結ぶ際には、ぴったりとした形にまとめないようにすると白髪を目立たなくスタイリングすることができます。フラットな面を作ってしまうと、くっきりと分かれた分け目から白髪が目立って見えてしまうことがありますので、根元を見せないように工夫しながらスタイリングすると、白髪を上手くカバーすることが可能です。

コテを使用したりふんわりとさせるブローなどをしてからスタイリングすると、髪の毛をふんわりとさせながら白髪のカバーもできます。スタイリングでの隠し方は応急処置でしかありませんが、白髪を染めるとなると時間や手間がかかることが多くすぐに対処できないこともよくありますよね。とりあえず人の目から気にならない程度に改善させるためには、スタイリングでのカバーが手っ取り早くできて便利です。

ピンポイントな白髪染め

市販されている白髪染めには、ピンポイントに染めることができるものも販売されています。ペンの先に小さなコームがついたように形をしていて、気になるところにだけ塗ることができるので、染めたいところだけをすぐに手を汚さずに塗れるというメリットがあります。

全体的に染める場合には、カラー剤で一気にまとめて塗ってしまった方が効率的でコスパも良いですが、ピンポイントで気になるところだけ染めたい時には特に向いています。

使用する際には、できるだけ頭皮にはつけないようにして使用して下さい。市販されている白髪染めの多くは、しっかりと染まるように染料や薬剤が強めに配合されています。ですので、頭皮に直接ついてしまうと炎症を起こしたり痒みの原因になることもあります。

すぐ染められるということは、それ以外の方法よりもデメリットがあるということも忘れないようにしておきましょう。

まとめ

白髪は気にし始めると早く染めて見えなくしてしまいたいと感じるものですよね。ですが、忙しい時などはすぐに染められない時もあります。ストレスを感じやすい現代社会の中でいかに自分をストレスから守ることができるかが大切になりますので、髪の毛のためだけでなく体の負担を減らすためにもストレスの原因を突き止めて根本的にな解決を試みるようにしましょう。

ストレスは白髪を生む原因になるだけでなく、体の免疫作用を減少させてしまったり、体を脆くしてしまう恐れのある要因なので、ストレスを感じたらできるだけ早い段階でストレス要因を取り除くようにして下さい。

ライタープロフィール
MAYU

国際文化理容美容専門学校を卒業後、都内サロン2店舗を経て独立。
現在は、都内にてヘア・メイクアップアーティスト・着付師として活動。美容歴9年。
誰かの為になるちょっと嬉しい情報を丁寧な切り口で発信していけたら・・という想いで執筆しています。