白髪は老化現象、染めればいいと思っている人、その髪の毛は太くしなやかですか?髪の毛に対して半ばあきらめているなら、その思いを回避する秘訣があります。白髪は加齢による衰えだけとは限らないからです。他の原因は日常生活の中に存在しているため、意識することで改善することが出来ます。結果、予防となり、気持ちの面でも若々しくなっていきます。今回は白髪と改善について必要な情報をまとめました。ぜひ参考にしてみて下さいね。

あなたの白髪の原因はどれ?3ケースから判断

白髪の原因は老化だけだと思っている方も多いと思います。しかし、白髪の原因は複数あります。それぞれの原因について見ていきましょう。

老化現象

白髪の多くは老化によって発生します。
まず、白髪というのは髪の毛を保つメラニン色素が全くなくなった状態の髪の毛のことを指します。メラニン色素は毛根にあるメラノサイトで作られ髪の毛に供給されています。老化はこのメラノサイトの活性を失わせたり、徐々に弱らせていったりします。この為メラニン色素が髪の毛に供給できなくなり白髪が発生します。

●遺伝
メラニン色素に関する遺伝子といえばアルビノを思い浮かべがちですがこの他にもメラニン色素に関する遺伝子が存在します。メラニン色素を作るメラノサイトに関する遺伝子が少ない又は活性がよくない、メラニン色素に関する遺伝子の活性が少ない又はこの遺伝子自体が少ないなどです。親や親戚などに白髪の多い人がいる、という方は今白髪が現れていなくても今後白髪が増える可能性があります。ヘアケアなどに気を付けて白髪を発生させないようにしましょう。

●その他
白髪が発生する原因には老化・遺伝以外にも血行不良や栄養不足、ストレス、睡眠不足などがあります。
・血行不良
血行不良はメラノサイトに供給されるはずのメラニン色素の材料が十分に供給されずメラニン色素の生成が少なくなって白髪が発生します。

・栄養不足
栄養不足はメラニン色素の材料となるチロシンやフェニルアラニンというアミノ酸が不足し、髪の毛にメラニン色素の供給が十分にできなくなり白髪が発生してしまいます。また、妊娠中も胎児に供給する栄養が多い為、髪の毛まで栄養が行きわたらずメラノサイトが栄養不足に陥って白髪になる場合があります。

・ホルモンバランスの乱れ
睡眠不足は睡眠中に分泌される成長ホルモンの分泌を少なくさせ、細胞の生まれ変わりを阻害してメラノサイトの活性を阻害し白髪を発生させてしまいます。また、女性ホルモンのバランスが崩れると自律神経が乱れ白髪の発生を促進してしまいます。

・ストレス
ストレスは自律神経の不調を起こして血行を悪くする・胃腸の調子を悪くして栄養不足を起こすと共に活性酸素が発生してメラノサイトを破壊して髪の毛メラニン色素を供給できない状態にして白髪を発生させます。

「老化現象」と「遺伝」の場合

上記のように白髪には様々な原因で発生します。まずは「老化現象」と「遺伝」の場合についての対処方法を見ていきましょう。

完全に防ぐことは難しい

「老化現象」と「遺伝」の場合生きていれば必ず起こることなので完全に防ぐことは難しくなります。少しでもメラノサイトに負担にならない生活を心がけたり、メラニン色素の材料となるチロシン・フェニルアラニンの入った食材を摂取する他に白髪染めなど白髪ができた時に対する対処を考えておきましょう。

抜く行為は辞めた方が良い理由

白髪を抜くということは頭皮をひっぱり周りの毛細血管や毛根、メラノサイトを傷つけることにつながります。周りの毛細血管を傷つけてしまえば周囲の髪の毛にも栄養が十分に供給できなくなり白髪が増える・毛根を傷つければ毛根にあるメラノサイトを傷つけてメラニン色素が髪の毛に供給できなくなる、など白髪を増やす可能性があります。
また、すでにできた白髪は何らかの理由でその髪の毛のメラノサイトがメラニン色素を生成できないので何度抜いても白髪が生えてきてしまいます。白髪を抜くことは白髪がなくなることもなく、むしろ白髪が増える危険性があるので止めておきましょう。

「その他」の場合

防ぐことが出来る!?

白髪のできる理由が「その他」の血行不良・栄養不足・ストレス・睡眠不足である場合普段の生活や自分の心がけで防ぐことができます。普段の生活を見直して白髪の発生しにくい生活をしましょう。

日常生活の中に原因あり

上でも書いた通り白髪が発生する原因は日常生活の中にあります。血行を良くする為に運動や湯船につかるなどを定期的に行っているでしょうか?毎日バランスの良い食事を摂れているでしょうか?何かにイライラすることは多くないでしょうか?睡眠時間は十分に確保できているのでしょうか?

内的要因・自分に当てはまるのはどれ?

「その他」の原因で自分に当てはまるものがわかったらそれに対する対処方法を確認しましょう。

食生活の乱れ

●過度のダイエット
栄養不足は食生活の乱れなどが関係しています。ダイエットで食事制限を行い過ぎたり、運動でエネルギーを消費しすぎたりすると髪の毛にまで栄養が行きわたらなくなります。また、食事制限のしすぎは体の代謝を落とし血行不良を招くことも。ダイエット中でも1日の基礎代謝分、30代~40代なら1140kcalはエネルギーを摂取しましょう。

●暴飲暴食
食事は自律神経に影響を与ええることもあります。暴飲暴食を行うと胃腸に負担がかかり自律神経が乱れ頭皮や血管、ホルモンなどに負担がかかり白髪を招く可能性があります。バランスのとれた食事を適量食べるということを心がけてください。

●対策&改善方法
毎食バランスのよい食事を摂るというのが一番の対策です。ただ、毎日・毎食栄養バランスのとれた食事を、となると中々難しいものです。しかし、食事は1週間など一定期間をトータルしてバランスがとれていれば大丈夫なもの。今日食べ過ぎた!お昼ご飯で野菜をほとんど食べられなかった、という場合は次の日の食事を減らす、夕飯に野菜をたくさん食べるなどの調整で栄養バランスは保てます。
毎食栄養バランスの取れた食事を食べるのが難しい場合はトータルして栄養バランスがとれるように食事を調整してみてください。

ホルモンバランスの乱れ

●白髪と成長ホルモンの関係
成長ホルモンは細胞の分裂を促進するホルモンで細胞の入れ替わりや今ある細胞を元気にしてくれる働きがあります。この働きのおかげでメラノサイトの周りの細胞が生まれ変わりメラノサイトに十分に栄養が供給できる・メラノサイト自身を元気にしてメラニン色素を髪の毛にしっかり供給できるなど白髪を予防することができます。

●白髪と女性ホルモンの関係
女性ホルモンは体の調子や加齢でバランスの乱れが起きやすいホルモンです。女性ホルモンのバランスが崩れると女性ホルモンをコントロールする脳下垂体視床下部が影響を受け、同じく脳下垂体視床下部でコントロールされている自律神経や他のホルモンのバランスが乱れてしまいます。そうすると血行不良や胃腸の不調による栄養不足などが起こり白髪が発生してしまいます。

<対策&改善>
●食事と栄養
成長ホルモンや女性ホルモンのバランスを整えるには食事で成長ホルモンの材料となる栄養素や女性ホルモンを分泌させる栄養素を摂取することが大切になってきます。
成長ホルモンを作る材料にはアミノ酸のチロシンとフェニルアラニンがあります。チロシンとフェニルアラニンを含む食材には以下のようなものがあります。

・チロシンを含む食材
チーズ/かつおぶし/高野豆腐/きなこ/大豆/ピーナッツ/タラコ

・フェニルアラニンを含む食材
かつおぶし/高野豆腐/大豆/ゼラチン/きなこ/すじこ/ピーナッツ/チーズ

女性ホルモンの分泌を促す栄養素は大豆イソフラボンやビタミンB6、ビタミンE、マグネシウム、葉酸など様々なものがあります。それぞれの栄養素に関する食材を上げると長くなってしまうので今回は女性ホルモンの分泌を促す食材として簡単にまとめて紹介します。

・女性ホルモンの分泌を促す食材
大豆/大豆製品/マグロ/カツオ/アボカド/ココナッツオイル/卵黄 など

●良質な睡眠の確保
良質な睡眠は成長ホルモンの分泌に欠かせないものです。また、良質な睡眠は自律神経を整える効果もあり、女性ホルモンのバランスを間接的に良くする効果もあります。毎日同じ時間に寝る、最低でも7時間は寝る、寝る前にスマホやパソコン、テレビを見ない、寝る直前に食事を摂らないなどの工夫を行いましょう。

ストレスの蓄積

●ストレスのメカニズム
ストレスには大きく分けて「外的ストレス」「内的ストレス」「精神的ストレス」の3つがあります。

外的ストレス:暑さや寒さ、騒音、臭い、病気、労働(長時間労働)、食品添加物、空気の汚れ、ウイルス、細菌、花粉 など

内的ストレス:睡眠不足又は睡眠過剰、運動不足、過食、小食、悪い姿勢、栄養不足、不規則な生活など

精神的ストレス:就職、転勤、失業、残業、セクハラ、いじめ、成績不振、結婚、人間関係、離婚、士別、将来の不安 など

これらのストレスの原因をストレッサーと呼びます。ストレッサーがかかると体の中ではストレッサーを認知して体又は精神に危険なものかを判断します。危険だと判断された場合は体又は精神を緊張させ、心理面・行動面・身体面で何らかの反応があらわれます。心理面・行動面・身体面での反応は適度であれば自然に回復しますが、強い反応だと免疫力が下がる・食欲不振・下痢・腹痛・頭痛・極度の疲労感・適切な判断ができなくなる・極度に落ち込む・極度に緊張するなど様々な症状があらわれます。

●神経と血流
自律神経が乱れ交感神経が優位な期間が長時間続くと血管が収縮して幅を縮め、血流の流れを悪くしてしまいます。血行が悪くなるとメラノサイトにメラニン色素を作るための材料が十分に供給されず白髪が発生してしまいます。規則正しい生活や十分な睡眠などで交感神経と副交感神経をバランスよく働かせるようにしましょう。

●ストレスの自覚
ストレスの原因は上にもある通り様々なものがあります。人間関係など自分で自覚しやすいものもあれば日常生活の一部となってしまって自覚できないものもあります。特に感情が自覚しにくいタイプの人は中々ストレスを自覚できず、治療の際も医師にどう思ったか、どうストレスを感じたかを伝えられず治療が進まない、ということもあります。
ストレスを自覚できないという状態はつらいですが、ゆったりとした生活をした後普段の生活とゆったりとした生活を比較してストレスに思っていたことはないか考えてみる、今思いつく限りのストレスから離れてみるなどストレスを自覚しやすい状態を作りましょう。ひどい場合は心療内科や精神科で治療を受けることをおすすめしまいます。

●ストレス解消法を見つける
白髪の発生原因がストレスである場合はやはりストレス解消方法を見つけることが大切になってきます。ストレス解消方法は人によって合う合わないがあるので、自分にあったストレス解消方法を見つけましょう。

<対策と改善>
●ストレスの原因を自覚
ストレスの原因に合わせてストレス解消方法を見つける、というのが大切になってきます。主にストレスの原因から離れる、暑さ寒さなど物理的なストレスなら環境を整える、といったことが一番のストレス解消方法ですがこの対処が中々できない場合があります。ですので今回は一般的におすすめなストレス解消方法を紹介します。

・おすすめのストレス解消方法
大声で歌う/体を動かす/思いっきり泣く/思いっきり笑う(お笑いなどを見る)/紙に思っていることを書き殴る/腹式呼吸を行う など

●体を温めて巡りを良くする
体を温めることでストレスによって興奮した交感神経を落ち着ける効果があります。自分にあったストレス解消方法が見つからない!という方は温かいお茶を飲む・足湯につかる・湯船につかるといった対策をとってみてください。

外的要因・意識と改善で快方

上記のように白髪が発生する原因には加齢や遺伝、血行不良、栄養不足、ストレス、ホルモンバランスの乱れなど関わっています。しかし、それ以外の外からのダメージで白髪を促進する場合が。以外に気付かない外的要因について見ていきましょう。

頭皮の日焼けがきっかけに

白髪が発生する原因に頭皮の日焼けが関わっている場合があります。少しの量の紫外線であれば髪の毛や皮膚の上皮がメラノサイトを守ってくれますが、多量の紫外線を浴びてしまうと髪の毛や上皮が紫外線を防ぎきれなくなりメラノサイトを傷つけ、メラニン色素の生成ができない状態にしてしまいます。頭は普段意識しませんが太陽の光を一番浴びている部分かつ紫外線対策をほとんどしていない部位です。普段紫外線を浴びている方は白髪対策の為に頭の紫外線対策を行うようにしてみましょう。

●毛髪用UVカット商品の使い方と注意点
あまり知られていませんが髪の毛用のUVカット商品というものがあります。スプレータイプ・トリートメントタイプの2タイプが髪の毛用UVカット商品では主用です。それぞれの使い方と使い方と注意点を見ていきましょう。

・スプレータイプ
スプレータイプの毛髪用UVカット商品にはガスを使用している「ガスタイプ」とガスを使用しない「ノンガスタイプ」があります。ガスタイプはノンガスタイプよりSPF値・PA値が高い傾向にありますが肌に負担をかけやすい傾向がある為、自分の肌に合ったタイプを選ぶように注意しましょう。
使い方はどちらのタイプも15cm程度髪の毛から離して全体にまんべんなくスプレーしてください。

・トリートメントタイプ
トリートメントタイプの毛髪用UVカット商品は主に髪の毛の紫外線ダメージを防ぐものが多くなります。ただ、頭皮は髪の毛に覆われているものなので髪の毛の紫外線ダメージを防げれば頭皮への紫外線ダメージも防ぐことができます。
使い方は商品によって異なるので商品の使い方をしっかりと読んで使いましょう。髪の毛だけにつけて頭皮にはつけない、洗い流す必要がある、洗い流してはダメ、など商品によって大きく使い方が異なるので何となく使わないように注意してください。

ヘアケア製品が自分に合っていない

ヘアケア製品のシャンプーやコンデショナー、トリートメントが自分の髪の毛や頭皮に合っていないと頭皮に負担をかけメラノサイトが上手く働かなくなり白髪の発生する原因になる場合があります。
ヘアケアを行った後頭皮がカサカサする、かゆみがある、よく見ると頭皮が赤くなっている、フケがでる、などの症状がある場合はヘアケア製品が自分に合っていない可能性があります。他の商品に変える・美容室でおすすめのシャンプーを聞く・皮膚科で頭皮の様子を診断してもらうなどの対策をとりましょう。

老化・遺伝・その他が複合的になっていない?

栄養をしっかりとっても白髪が治らない、紫外線対策をしても白髪が出続ける、これは白髪の発生する原因が複数あるのかもしれません。

原因は1つとは限らない

これだけ白髪の原因について書いてきましたが、白髪の原因が1つだけとは限りません。複数の原因が重なって白髪が発生している場合もあります。1つの対策をとっても白髪が増え続ける、という場合は複数の原因があると思い生活改善や食事改善、白髪染めなど複数の対策を行いましょう。

白髪の衰えに注意

もう白髪が生えてしまったし、と白髪を雑に扱っていると白髪自体にダメージが入り、白髪のハリやコシがなくなり髪の毛全体のボリュームが落ちてしまいます。その他にもツヤがなくなったり、切毛や枝毛、抜け毛が出たりと髪の毛全体の健康を失ってしまいます。白髪だけなら白髪染めなどの対策できれいな黒髪に戻すことができますが、髪全体がダメージを受けてしまうとこれも難しくなってしまいます。白髪だからといってヘアケアを雑にせず丁寧なヘアケアを心がけましょう。

健康な白髪を育もう

健康な髪の毛を保つ為には普段から正しい髪の毛の洗い方や正しい髪の毛の乾かし方を行う必要があります。正しい髪の毛の洗い方と乾かし方を紹介しますのでできているかどうかチェックしてみてください。

・髪の毛の洗い方

  1. 髪の毛を濡らす前にブラシでとかしてホコリやゴミを落とす
  2. 髪の毛を38度以下のお湯で予備洗いする
  3. シャンプーを頭皮につけ指の腹でやさしく洗う
  4. 38度以下のお湯でシャンプーを残さず洗い落とす
  5. コンデショナー(リンス)は頭皮につけず髪の毛だけにつける
  6. 38度以下のお湯でコンデショナー(リンス)を残さず洗い落とす
  7. 髪の毛を拭く際にこすらずタオルで髪の毛をつつむようにして拭く

・髪の毛の乾かし方
まず、風量の多いドライヤーを用意しておきます。温度を高い温度と冷風を交互につかい乾かします。この時強く髪の毛をこすらないように注意してください。ブラシで髪の毛をとかす場合は髪の毛がほとんど乾いてからとかすようにしましょう。

少しの工夫で髪の毛の傷みを軽減することができます。是非正しい髪の毛の洗い方と乾かし方を実践してみてください。

まとめ

白髪が発生する原因には中々対策取りにくい原因も含め様々なものがあります。白髪全てを防げるわけではありませんが、自分のできる生活改善や食事改善、紫外線対策などの白髪対策を実行してできるだけ白髪をはやさないようにしましょう。

ライタープロフィール
aestivum

20代後半独身ながら生活を楽しんでいるaestivumです。女性の読者の方が楽しく、自分らしく生活を送る事ができるようなキッカケとなる文章をお届けできるよう頑張ります。国立大学理系卒、現在は大学技術職員をしながら文章書きをしています。