白髪があると顔色がくすんで見えたり疲れて見えたりしてしまって、何もお手入れをしていないようにも感じさせてしまう厄介なもの。ですが、白髪の対処法は、一歩間違えればこれから生えてくる健康な髪の毛までも影響を与えてしまうような方法もあるので、方法を選択する際には注意が必要です。より効果的に安心して白髪を目立たなくする方法を選ぶようにしましょう。

白髪が生えて一番に気になること

白髪が生えてくると、髪の毛全体が均等に染まらなくなったり老けて見えてしまったりと、よくない意味で目立ってしまいますよね。白髪の生え方には個人差があり、ちらほら部分的に生えていたりまとまって太い束のように生えていたりと見え方も様々です。人それぞれ同じ白髪でも感じ方や隠し方は異なるものですが、いつまでも若々しくいたい方にとっては、できれば無い方が良い存在でもあります。

どうしても生かすよりも隠す方を優先しがちですが、行かせるのはカラーリングをした場合だけであって、それ以外はその場しのぎの隠し方になります。今気になる白髪を一時的に隠したいだけなのか、根本的に生えてきてしまった部分だけなくしてしまいたいのかによっても対処法が変わってきますので、まず自分に白髪対策の目的やゴールを明確に決めておくことが満足度に繋がります。

「抜く」のはNG!その理由とは?

髪の毛を抜くことで白髪をなくす方法はあまりお勧めできません。

「白髪を抜くとさらに増える」というような説もありませんが、これは科学的には証明されていません。髪の毛には生え変わりの周期があり、正常に育っていけばそれが白髪でも黒い髪の毛でも時間とともに抜け去ってしまうのです。つまり、一生同じ白髪が生えたままというようなことはなく、髪の毛を作られる段階でメラノサイトでしっかりと色素がつけられなかったことが原因なので、抜いたからといって、白髪が増えると考えるのは難しいでしょう。

白髪は無理やり抜いてしまうと、毛穴周辺の細胞を傷つけてしまう可能性があるからです。
白髪が生えてくる根本的な原因は毛穴にあるとされているので、生えてきた毛を抜けばまた生えてこなくなるという確証はありません。

さらに生えてくるたびに白髪を抜いていれば頭皮の細胞への負担も重なり炎症が悪化したり治りづらくなる恐れもあります。まずは「抜く」という選択肢は選ばないように注意しましょう。

「切る」のは、正しく行えばとても安全な方法

白髪はしっかりと正しい方法で切れば、とても簡単にかつ安全に白髪を取り除くことができます。ひとつ注意して貰いたいのが、髪の毛は毛根から抜き取らなければ頭皮から栄養を貰い続けるのでこれからも成長して行くという点です。成長していくことは正常な体の働きなので問題ありませんが、短く切った髪の毛は内側に潜って外側の髪の毛を押し広げ、ボリュームを出してしまうこともあります。ただその場しのぎで後先を考えずに行うと、思いもよらない悩みが併発する恐れがありますので、あらかじめ理解した上で対処法を併せて考えながら行うようにしてみて下さい。

「切る」切るのが向いている場合

白髪が生えてきた時の対処法として「切る」のが向いているのは、そこまで白髪の量が少ない場合です。白髪は見えなくなるように根元から切ってしまうので、あまりにも切る量が多いと、髪の毛全体が短くなって、ヘアスタイルとしてのまとまりがなくなってしまうことがあります。

もとからショートヘアーであれば、長さの差が目立つことも少ないので問題ありませんが、長さのあるヘアスタイルの場合に白髪が目立つ場合には、「切る」方法以外の手段を考えても良いでしょう。

「切る」のが向いていない場合

髪の毛の長さを抜きにして、ヘアスタイル別に向いていない場合を挙げると、ストレートヘアの方が特にそれに当てはまります。ストレートヘアは、全ての髪の毛が均等にボリューム感があることで、バランスの良さを出しています。カットがどんなに上手にされていても、面の部分が多いストレートヘアでは、根元から短く切った髪の毛が飛び出して不恰好に見えてしまう恐れがあります。

正しい切り方とは?

白髪を自分で切る際に便利なのが、眉カット用のハサミです。眉カット用のハサミはお肌を傷つけないように先が丸くなっています。根元に近い所から切る際には、このような頭皮を傷つけづらいアイテムを活用して切ってみて下さい。これだけでもとても安心して切ることができるようになりますよ!

<自分で切る場合>

白髪だけを手でつまみ取り、切らなくても良い髪の毛を切らないように注意しながら根元近くから切っていきます。根元から切るとその分伸びてくるまでにしばらく時間が稼げて、気になる期間を短くすることができます。根元は髪の毛が密集しているので、ハサミを横向きに入れて切ると他の毛も切ってしまうことがあるので、斜めか縦方向にハサミを入れるようにして行ってみて下さい。

<サロンで行ってもらう場合>

あまりにも大量でなければ、髪の毛を切ってもらう際にお願いすると白髪のカットをしてくれる場合もあります。白髪は大量にあれば染めた方が効率が良いこともあり、白髪が気になると相談すると「カラーをしましょう!」という流れになることもありますから、自分の中でベストだと思う方法を相談して決めるようにしましょう。

「染める」なら自分に合ったカラー剤を選んで!

お肌のタイプや髪の毛の質によって合うカラー剤は異なります。お肌に刺激を感じやすい方はできるだけお肌に負担をかける心配のない種類のカラー剤を選ぶようにしましょう。

白髪染めには様々な種類がありますので、正し苦理解した上で自分に合ったカラー剤を選んでみて下さい。

ヘアカラー

<こんな方にオススメ!>
・色持ちを重視したい
・白髪を全体的にしっかりと染めたい
・白髪ケアと同時に色味も楽しみたい

<メリット>
・色持ちが良く落ちづらい
・一度でしっかりと染まる
・色が沢山あるので気分によって選べる

<デメリット>
・刺激を感じたり炎症を起こすことがある
・頭皮以外の場所もかぶれることがある
・アレルギー試験が必要

ヘアマニキュア

<こんな方にオススメ!>
・髪の毛を一気に染めたい
・短期間でも繋ぎに染めたい
・頭皮やお肌が敏感

<メリット>
・一度でしっかりと染まる
・頭皮や髪の毛の負担が少ない
・髪の毛の表面をコートして艶を与える
・アレルギー試験が不要

<デメリット>
・髪色を明るくすることができない
・地肌に色素沈着しやすい
・色落ちや色移りしやすい

カラートリートメント

<こんな方にオススメ!>
・自宅で手軽に染めたい
・カラーの合間に繋ぎで染めたい
・頭皮やお肌が敏感

<メリット>
・お風呂で簡単に染められる
・徐々に白髪が染まっていくので染まり方が自然
・髪の毛の表面をコートして艶を与える
・アレルギー試験がいらないものもある

<デメリット>
・髪色を明るくする作用はない
・地肌に色が残りやすい
・色落ちや色落ちしやすい
・色持ちが悪い
・選べる色味が少ない

一時着色料

<こんな方にオススメ!>
・気になる部分だけ手軽に染めたい
・一時的に白髪を隠したい
・急用などで時間が取れない

<メリット>
・すぐに白髪を隠すことができる
・放置時間が要らない
・頭皮に直接付かないので安心して使える
・外出先などでも使用できる
・洗い流す手間がかからない

<デメリット>
・一度のシャンプーですぐに落ちてしまう
・汗や水などが付くと衣類などに色移りしてしまう

参考URL
http://www.jhcia.org/product/

初めて染めるなら知っておきたいかぶれの種類

ここでは、ヘアカラーによるアレルギーのリスクについて解説していきます。
ヘアカラーはおしゃれに綺麗に染めることを目的に使用されていますが、良いところばかりではないのも理解した上で使用するようにしましょう。

かぶれの種類は大きく分けて2種類あります。それぞれ症状や起きるメカニズムが異なるので、もしもの時に備えて知識を身につけておくようにしましょう。

<刺激性接触皮膚炎>
もともと皮膚が敏感な方や皮膚に炎症などがあってバリア機能が低下している方が染色した時に起こる皮膚炎の一つで、アレルギーとは無関係で誰にでも起こる可能性があります。

症状としては、染色中や染色後に痒みや赤みが見られます。刺激性接触皮膚炎はカラー剤での刺激でもおきますが、それ以外の皮膚が受けた刺激によっても起こるので、シャンプーやブリーチなどでも起こることがあります。

起きてしまった炎症は放っておいてもすぐには良くなりませんので、できるだけ早めに医師に受診するようにして下さい。

<アレルギー性接触皮膚炎>
「アレルギー」は、体を守るための免疫反応が過剰に働いて起こる現象で、花粉症や食物アレルギーなどにも見られるように、一度体が反応してしまうと繰り返し起こることが多いので注意が必要です。

ヘアカラーによるアレルギー性接触皮膚炎は遅延型アレルギーとして分類されています。染色をした後に痒みを感じ始め、染色後24時間から48時間後に最も症状が悪化します。染料に触れたところだけに出る軽症の場合もあれば、希に重いアレルギー反応を起こして顔全体が腫れ上がることもあります。アレルギー症状が一度でも出ると、染色を繰り返していくうちに症状が悪化していくことが多いので、アレルギー反応だと感じた時からすぐに使用をやめ、繰り返し使用しないようにしましょう。

万が一炎症が出てしまった時には、直ちに医師に受診するようにして下さい。性格な検査をし、アレルギー物質が特定できれば、それに触れさえしなければ再びアレルギー反応を起こすことはありません。アレルギー反応を調べる時には、まとめて検査することも出きるので、機会があれば何かのタイミングで事前に調べておくのも安心です。

まとめ

白髪をカバーする時におすすめの方法を紹介していきましたが、カラー剤や白髪の研究は今もなお続いています。年々よりお肌は頭皮に刺激のないものが作られ、内側から対策できるものも増えてくるでしょう。一番大切なことは、噂などに流されずにしっかりと科学的根拠のあるものから試してみることです。宣伝や噂に乗せられても、その場しのぎの方法しか見つけることができません。もちろん、用途に合わせて一時的に対応できる方法を知っておくことも、心配の種を減らしてくれるので安心できます。毎日を気持ちよく過ごすことができるように、日々アンテナを張って最新の情報を取り込んでおきましょう!

ライタープロフィール
MAYU

国際文化理容美容専門学校を卒業後、都内サロン2店舗を経て独立。
現在は、都内にてヘア・メイクアップアーティスト・着付師として活動。美容歴9年。
誰かの為になるちょっと嬉しい情報を丁寧な切り口で発信していけたら・・という想いで執筆しています。