キレイに化粧してツヤツヤつるんとした肌。あの人若いなーと思ってよくみると、首にシワがたくさん!これで年がわかってしまいますね。あなたもこんなことになっていませんか?首は顔と違って目立ちにくい部分ですが、ケアを怠ると顔と同様にタルミができて、それがたまってネックレスのようにシワが幾重にもできてしまいます。首がたるむ原因と改善策を見てみましょう。

首はたるみやすい

首は自分ではあまり気づかない部分ですが、人からは意外と見られています。しかも、目立つ顔のタルミに気を取られがち。首は意外とたるみやすい部分なのです。

年齢は首と手の甲にあらわれる

顔は化粧で隠せますが、首と手の甲は隠せません。人と接する仕事の人は、首と手の甲で年齢を判断すると言います。なぜこれほどまでに年齢が現れるのでしょうか。それは、首も手の甲も皮膚が薄く、皮脂も少ないせいです。そのため、毛穴が目立たずつるりとしていて、顔ほどにケアの必要性を感じません。ただ、それは若いときだけで、年齢とともにさらに皮脂の分泌が減り、乾燥します。そして皮膚が薄い分、シワができやすくなります。首に関していえば、重い頭をのせているうえによく動かす部分でもあります。重力によって垂れ下がった皮膚が首にたまり、シワが深くなります。

バレリーナの首がキレイな理由

美しく長い首といえばバレリーナを想像しませんか?バレリーナは日々のトレーニングで美しく見せる方法をよく知っています。美しい首のポイントは首回りや肩回りの筋肉です。首の筋肉は、あごから上胸にかけてある広頚筋(こうけいきん)と、耳の下から鎖骨に向かってある胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)があります。そして肩回りの筋肉で大切なのは、肩甲骨まわりの広背筋(こうはいきん)と僧帽筋(そうぼうきん)です。バレリーナは肩を下げた状態ですべての動きをします。肩が下がると首が長く見えます。ただ、肩回りの筋肉が衰えていると、肩を下げた姿勢ができません。また、首回りの筋肉が凝り固まっていると、自由に首が動かせないのです。その結果、首は太く短くなり、脂肪がたまってたるみやすくなります。

首のケアは怠りがち

顔は毎日洗顔して化粧水や乳液を塗り、メイクしたりUVカット製品を使って日焼け予防したりと丁寧にケアしている人が多いと思います。首に関してはどうでしょうか?紫外線予防にスカーフをまくくらいでしょうか。残念ながらそれだけでは足りません。首は乾燥しやすく、肌は乾燥によって機能が衰えてしまいます。さらに、何もつけない無防備な状態では、紫外線を含めあらゆるダメージを直接受けているのと同じです。毎日家事をこなしている人の手をみればわかりますが、手は乾燥すればクリームを塗るのに、首の乾燥には気づかないことが多いのです。

首がたるむ原因

タルミの原因は体のどの部分でもほとんど同じです。しかし、首だからこそのたるみやすい理由もあります。それは何度もいいますが、皮膚が薄いこと。そのため、他の部分よりも影響が大きいのです。詳しいタルミの原因をおさらいしましょう。

肌の老化

肌がたるむのは、ハリと弾力が低下するために重力に逆らえなくなったことでおこります。皮膚は表皮と真皮にわけられますが、肌のハリを保つ役割をしているのは真皮の機能です。ここではコラーゲンの網がゼリー状のヒアルロン酸を包んで弾力を保っています。さらに、エラスチンが網を保持することで肌を支えています。これらの成分を作るのが線維芽細胞(せんいがさいぼう)ですが、加齢や紫外線の影響で働きが衰えていきます。これが肌の老化です。加齢は仕方がないですが、紫外線はできる限り予防することで老化を遅らせることができます。

筋肉の衰え

加齢とともに筋肉は衰えていきますが、使わないことでさらに衰えていきます。首の筋肉で重要なのは広頚筋(こうけいきん)です。これは下あごの骨のあたりから首をとおり、鎖骨の下の胸あたりまで広くある筋肉で、口角を下げる働きをします。下あごを下げたときにシワがよるのはこの筋肉の働きです。この筋肉が衰えると、顔にある上に引っ張る筋肉とのバランスが崩れて首にシワやタルミがあらわれます。

姿勢

首の皮膚が薄く、たるみやすいうえに、猫背であごを下げた姿勢をするとさらにタルミが目立ちます。このような姿勢はパソコン作業やスマホを見るときになりやすいですね。また、高い枕で寝ることも、首を下に曲げている状態になるのでたるみやすくなります。

むくみ

胸鎖乳突筋の内側には、頸動脈という太い血管が通っています。また、胸鎖乳突筋がとおっている耳の後ろや鎖骨付近にはリンパ管もあります。そのため、この筋肉が凝っていると血行が悪くなり、顔や首がむくみます。血行不良は脂肪もたまりやすくなります。脂肪とむくみで重たくなった皮膚は、重力に逆らえずにたるみとなって首にたまります。

首のタルミ改善法

首は一度たるむとなかなか元には戻りません。早い段階で手を打つことが大切です。顔のタルミが気になったら首も意識しましょう。首のタルミを改善するには、筋肉を鍛えること、むくみをとること、そして凝りを改善することがポイントです。

エクササイズで筋肉を鍛える

筋肉は鍛えれば強くなります。効果もあらわれやすいので、積極的に動かしましょう。このエクササイズは首だけでなく、フェイスラインも整える効果があります。

<エクササイズ1>
・正面をみて大きく「あ」の口をします。
・そのまま5秒キープ。
・続けて「い、う、え、お」と大きな口をあけます。

<エクササイズ2>
・天井をみるように上を向きます。
・舌を出して、舌で鼻を触る気持ちで伸ばします。

<エクササイズ3>
・枕をつかわずにあおむけで寝転びます。
・5秒かけて首をゆっくり持ち上げます。
・持ち上げたらそのまま5秒キープします。
・ゆっくりと元に戻します。

マッサージでむくみをとる

リンパや血液の流れをよくしてむくみを取ると、首のタルミが改善されるだけでなく、細くて色もキレイになり、美人度がアップします。小顔効果もありますよ。マッサージは胸鎖乳突筋を意識します。首を横に傾けると耳の後ろから鎖骨に向かって筋ができますが、このあたりが胸鎖乳突筋です。マッサージは力を入れて皮膚をこすってはいけません。クリームなどですべりをよくするのがおすすめです。

<マッサージ方法>
・耳の下に人差し指から薬指までの3本の指をあてて軽く押します。
・そのまま胸鎖乳突筋にそって鎖骨までほぐしながらなぞります。
・鎖骨のくぼみから鎖骨の下あたりを軽くほぐすようにマッサージします。
・鎖骨の下から肩の方へ向かって、鎖骨の終点までほぐすようになぞります。
・鎖骨の終点から脇に向かってほぐしていきます。

耳の下→鎖骨→肩→脇の順で老廃物を流すように意識してマッサージしましょう。

ストレッチでほぐす

ストレッチは肩こりにも効果的です。デスクワークなど仕事の合間に行うことをお勧めします。ひどく凝っている場合はあまりやりすぎると筋肉痛になりますので、始めは軽く行いましょう。また、息とめないように気を付けましょう。

<肩甲骨ストレッチ1>
・両手を肩の高さに水平にあげます。
・その状態で右手を外回し、左手を内回しにまわします。
・そのまま5秒キープ。
・反対側も行います。

<肩甲骨ストレッチ2>
・肩甲骨を意識して肩を前後に回します。
・肩甲骨同士をくっつけるように肩を後ろに引きます。
・そのまま5秒キープ。
・次に肩甲骨を離すように背中を広げます。
・そのまま5秒キープ。
・ゆっくりと元に戻します。

日々の生活を見直してタルミ予防を

タルミは悪化するとなかなか改善しにくいものです。普段から意識して予防に努めましょう。ここでは、首のタルミにつながりやすい生活習慣に注目してご説明します。

首のケアをしましょう

顔は毎日ケアしているのに、首のケアは忘れがちです。最近では首専用美容液もでてきています。それだけ首のシワやタルミに悩んでいる方も多いということでしょう。顔のケアにも力を入れなければいけないのに、首にも特別ケアをするなんて時間がいくらあっても足りないという方は、顔と首を一度にケアすることがおすすめです。

首も顔の一部だと思ってケアすることが大切です。化粧水や乳液は、顔に塗ったらその延長で首にもつけてください。もちろん美容液も一緒につかいましょう。忘れがちなUVケアもしっかりと行います。首にはファンデーションを塗らない分、紫外線からのダメージは直接肌に届きます。しっかりと保湿したうえで、日焼け止めを塗りましょう。首のシワやタルミが気になるなら、首用のファンデーションを使ってもよいでしょう。また、タートルネックやスカーフをうまく使って首の皮膚を保護すると乾燥を防ぐことができます。

枕の高さに気を付けましょう

枕が高すぎると、首をひいた状態になります。これはご自分でやってみればわかりますが、最も首にシワができる姿勢ですね。この状態でキープされれば、首のシワとあごのタルミがくっついてタルミが悪化します。かといって、低すぎる枕や枕なしの状態で寝ると、あごが上がった状態になります。この状態がキープされれば、頭部に血流が集まり、顔がむくみやすくなります。顔のむくみはタルミの原因になることは説明しましたね。また、柔らかすぎたり硬すぎる枕も首の負担が大きくなります。首回りの筋肉が凝りますので、これもタルミの原因になります。

適度な枕はどのようにして選べばよいのでしょうか。理想的には、枕専門の店で測定してもらい、自分に合った枕を購入するのが一番ですが、なかなかそうもできないという方も多いでしょう。枕の高さは、寝たときに、まっすぐ立っているときと同じ首のラインになるのが理想です。目安として、女性なら3㎝くらいが平均だといわれていますが、個人差があります。自分で高さを調整するなら、タオルを使うのがよいでしょう。自分に合った高さの枕を使用すれば、睡眠の質もよくなり、そのことでさらにタルミ改善効果を得られます。

姿勢に気を付けましょう

普段の姿勢は首のラインに直接影響します。パソコンやスマホなどの電子機器に囲まれた生活をしていると、運動不足になって姿勢を保つための筋肉が弱ってしまいます。そのことでさらに猫背になり、あごが上がり、首の皮膚が体の方へと引っ張られてタルミが進行します。自分がどのような姿勢をしているかを客観的にみることが姿勢改善への第一歩です。ショーウィンドウなど、自分の姿が見える場所があれば、その都度チェックするのがよいですよ。正しい姿勢は、足から頭のてっぺんまでの体の中心を意識して、それをまっすぐに保つことを意識すればわかりやすいでしょう。正しい姿勢を保っていれば、それにあった筋肉も鍛えられます。

最近問題になっているのが「スマホ首」というものです。スマホを操作しているときは頭が下を向いた姿勢です。その状態では首に大きく負担をかけているのです。対策としては、スマホをみるときはできるだけ前を向いた視線の先にスマホをあげることです。こうすると、自然な姿勢になり、肩や首のコリが予防できます。また、うつむいた姿勢よりもまっすぐ前を向いた姿勢の方が、見た目にもステキですよね。

まとめ


首のタルミがおこる原因と対策についてお伝えしました。同じ年齢でも首がキレイな人は普段からケアしています。それだけ効果があらわれやすいのも事実です。今からでも遅くないですよ。美しい首を手に入れて、年齢をごまかしてしまいましょう。

ライタープロフィール
山川 ハナエ

主婦兼フリーライター/元看護師/三児の母。独身時代は給料の大半をエステと趣味のバレエに費やす美容オタク。働く女性と育児奮闘中の母の気持ちがよくわかる。趣味は読書、英語学習、舞台鑑賞。年を重ねても内面が輝く美しい女性に憧れている。