ハンドクリームのコマーシャルに出てくるような潤いのある美しい手は、女性なら誰しも憧れます。しかし、顔に比べて手のケアはついおろそかになりがち。手は顔のようにメイクでごまかせない分、年齢がダイレクトに現れやすい部分です。きちんとハンドクリームを塗っているのに改善されないなら、もうワンランク上の保湿を試してみませんか?いつも後回しになりがちな手の保湿をもう一度見直して若々しいすべすべ手肌を取り戻しましょう。

ガンコな手荒れ!カサつきの原因を知ろう

手のひらや手の甲がカサついたり、皮むけやひび割れができるのは女性ならば誰しもが経験すること。特に水仕事の多い主婦や美容師、看護師、保育士など、中には一年中手荒れに悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。いつも袖口から外に出ているにもかかわらず、手は顔に比べてケアがおろそかになりがち。メイクで隠すこともできないので年齢がダイレクトに現れてしまいます。
ここではまず手荒れの原因をしっかり理解して、美しい手になるための最適なケアにつなげましょう。

原因① 乾燥

手の洗いすぎに注意!

手荒れの最大の原因のひとつである「乾燥」。ひとことで乾燥といっても乾燥を引き起こす要因はさまざまですが、中でも一番の要因が手の洗いすぎです。
2012年に日本ユニセフ協会から発表された「手洗い白書」によると、私たちは平均して一日10回ほど手洗いをしています。特に大人の女性は手洗いの回数やかける時間が多い傾向にあるそうです。また、手洗いだけでなくアルコール消毒も肌の水分を奪う要因です。

感染症予防の観点から見ると手洗いやアルコール消毒は大変良いことなのですが、必要以上におこなうと手肌の皮脂膜を洗い流し角質層を破壊してしまいます。それによって肌内部の水分がどんどん奪われてバリア機能が低下し、乾燥を招きやすくなるのです。

こまめな保湿を心がける

とはいえ、赤ちゃんのお世話をする主婦や職業柄どうしても手洗いやアルコール消毒の機会が多くなってしまう美容師、看護師、保育士の方などはある程度仕方がないですよね。そんな方は手洗いの後のこまめな保湿が最も重要です。ハンドクリームを塗り忘れやすい人は、複数本準備して洗面所の石鹸のすぐそばや、台所の食器洗剤のすくそばに置いておくのもひとつの方法です。

原因② 紫外線

紫外線はお肌の大敵!という事実は常識ですよね。紫外線はシミの原因になるだけではなく、肌細胞にダメージを与えて肌の水分を奪い、老化を促進してしまいます。手のカサつきは紫外線による刺激も原因のひとつかもしれません。

紫外線は年中降り注いでいる!

紫外線が大量に降り注ぐ夏には腕や手にしっかりUV対策をしているのに、冬は何だか紫外線が少ないような気がしてUV対策がついおろそかになっていませんか?
気象庁のデータによると、年間の紫外線量は5月~8月がやはり一番多いですが、最も少ない12月~2月でも真夏の約半分~20%程度は降り注いでいます。また、曇りや雨の日でも晴れの日の80%~30%程度降り注いでいるとされています。

季節を問わず手のUV対策を

紫外線は夏だけでなく、秋冬も、曇りの日も雨の日も決して油断はできません。季節を問わず手にもしっかりUV対策をしましょう。紫外線カット効果のあるハンドクリームや、外出時は手袋をするなどの工夫が必要です。

原因③ 生活習慣

乾燥対策や紫外線対策をしても手荒れが改善されない人は、食生活や睡眠などの生活習慣を見直してみるといいかもしれません。

食事や睡眠を見直そう

手荒れと生活習慣って一見関係ないように思えますが、食事や睡眠が乱れていると、お顔がカサついたりニキビができるなど肌荒れが気になることがありますよね。手も顔と同じ皮膚なので、やはり生活習慣によって影響が現れます。
ストレスによる睡眠不足や栄養の偏りが原因で、自律神経の乱れや血行不良を引き起こし、手肌の荒れを起こしやすくなるのです。

美肌に導く良質な栄養と睡眠

美しい肌を作ろうと思ったら、睡眠と栄養は何よりも大切!良質な睡眠は成長ホルモンの分泌を促して肌のターンオーバーを整えてくれます。
また、健康な肌を作るために特に不足しないよう気をつけたい栄養素をご紹介します。

① ビタミン類
卵、納豆、ウナギなどに含まれるビタミンB2、緑黄色野菜に含まれるβカロテンなどは皮膚や粘膜を強く健康に保つ効果があります。また、アーモンドなどのナッツ類やアボカド、オリーブオイルに含まれるビタミンEは血行を促進し、抗酸化作用で細胞の老化を防いでくれます。

② たんぱく質
肉、魚、卵、牛乳などの良質なたんぱく質は皮膚を作る原料となるので不足しないよう積極的に摂りましょう。肉類からたんぱく質を摂る際にはなるべく豚や牛の赤身や鶏むね肉など脂肪の少ない部分を選びましょう。

③ 良質な油
油は高カロリーで嫌煙されがちですが、適量の良質な油は肌のバリア機能を強化して乾燥を防いでくれます。ビタミンEが豊富なオリーブ油やナッツや魚類に含まれるω3脂肪酸などは血管に作用して血流を促進し、肌に十分栄養を届けてくれるので肌あれの改善に効果的です。

簡単なのに効果的!ワンランク上の保湿ケア5選

それではここからは、具体的な手の保湿方法について詳しく見ていきましょう。どれも5分ほどの隙間時間に手軽にできて、保湿効果の高いものばかりを集めました。

まずは基本から!ハンドクリーム

これだけはしっかり押さえておきたいアイテム、ハンドクリームについてみてみましょう。

ハンドクリームの上手な選び方って?

皆さんはハンドクリームをどのように選んでいますか?お値段?香り?使用感?どれも大切ですが、手肌を保護するために毎日塗るものなので成分もしっかりチェックしましょう。
合成着色料やアルコール、香料、防腐剤などの添加物をなるべく含まないで保湿効果の高い成分を含むものがベスト。保湿効果の高い成分としては、シアバター、ホホバ油、アーモンド油、ビタミンE、尿素、ヒアルロン酸などがおすすめです。

正しい塗り方をマスターしよう!

ハンドクリームを塗る時に、手の甲と手のひらの表面だけに塗ってもしっかり保湿されにくいもの。保湿に効果的な塗り方を理解しておきましょう。

<ハンドクリームの正しい塗り方>
① 真珠大の大きさのハンドクリームを手のひらに出し、少しおいて温めます。
② 手の甲、手のひら、指と指の間に優しく塗り広げます。塗るというよりも「マッサージ」の感覚に近く、よく揉み込むように塗ります。
③ 指先も一本一本つまんで引っ張るようにして塗りましょう。
ポイントは、優しく丁寧に揉み込むように塗ること。ゴシゴシこすりつけるのはNGです。

ハンドスクラブで優しく角質オフ

ハンドスクラブとは、ハンドケア用スクラブ剤のこと。手の皮膚が厚く、硬くなりやすいのは古い角質がたまっているからかもしれません。余分な角質をオフすればハンドクリームも浸透しやすくなり、すべすべの肌に生まれ変わります。

<手順>
① スクラブ剤を手のひらに取り、優しくなでるように手全体をくるくるとマッサージします。決して強くこすらずスクラブ剤をすべらせるように塗ります。
② ぬるま湯で洗い流したら、保湿をして完了です。頻度は週に一度程度が目安です。

保湿とリラックス効果も!オイルマッサージ

オイルマッサージとは、ココナッツオイルなどの植物系オイルで手をマッサージすること。オイルで手に潤いを補給しながらマッサージで血行を促進して保湿効果アップが期待できます。

<手順>
① 使用するオイルはココナッツオイルやオリーブオイル、スイートアーモンドオイル、ホホバオイルなどお好みで選んでOK。なるべく添加物の含まれない純粋なオイルを使用しましょう。
② 手全体にオイルを浸み込ませるように優しくマッサージします。
③ 指先や指と指の間、指の付け根なども忘れずに。ゆったりした気持ちでリラックスしておこないましょう。

化粧水とティッシュでできる!ハンドパック

手の乾燥やかさつきが特にひどい場合や、急いでケアしたい時はハンドパックがおすすめです。

<手順>
① ティッシュを手のひらと手の甲全体を覆うように置きます。
② お手持ちの化粧水をたっぷり吹きかけてティシュを湿らせ手に貼り付けるようにパックします。できれば上からビニール手袋をはめれば化粧水が蒸発しにくくなります。
③ このまま5分ほどおくだけ!しっとりうるうるな手肌がよみがえりますよ!

ナイト手袋は綿またはシルク製を選ぼう

おやすみ中のハンドケアに最適なナイト手袋。ドラッグストアでもいろいろな種類を見かけます。ハンドクリームが寝具に付くのを防ぐだけでなく、寝ている間に荒れた手を掻いてしまわないよう保護するためにも有効です。
ただ、手袋をつけて寝ることで手が蒸れて肌のバリア機能が低下したり、睡眠を阻害する可能性も指摘されています。ナイト手袋を選ぶ際には通気性がよく肌が蒸れない綿や、肌触りの良いシルク製のものを選ぶようにすると良いでしょう。

手の保湿をおこなう際の注意点

熱いお湯と摩擦は厳禁!

手洗いや食器洗いの際に熱いお湯を使うと肌の油分が洗い流されてしまい、肌内部の水分がどんどん奪われてしまいます。また強い摩擦も角質層を破壊して乾燥の原因に。お湯の温度は30~32℃程度の少し冷たく感じる程度のぬるま湯がベスト。冷たい水や熱いお湯を使う時には手袋で保護してください。手洗いの後は石鹸や洗剤が残らないようにしっかり洗い流します。タオルでゴシゴシこすらず、押さえるように水分を取りましょう。

タオルや手袋は清潔に保つ

手を拭くためのタオルやハンカチ、外出用手袋やナイト手袋は常に清潔に保ちます。濡れたままやハンドクリームなどがついた状態のままだと雑菌が繁殖しやすくなってしまうのです。

ひび割れやあかぎれは皮膚科を受診

あまりにひどい手の荒れやひび割れ、出血してしまう場合などは自己判断でケアを続けると症状が悪化する可能性があります。手の保湿はあくまで乾燥して荒れてしまう前に予防するためのもの。すでに荒れてしまっている場合は、まずは治療が優先です。きちんと皮膚科を受診して症状を改善させましょう。

まとめ

手の乾燥の原因と保湿ケアについてまとめましたが、いかがでしたか?
カサつきの原因は乾燥、紫外線、生活習慣の乱れなど人によってさまざまです。一つでも心当たりがあれば、今すぐ改善しましょう。また毎日のハンドクリームにプラスしてスクラブやマッサージなどのスペシャルケアも取り入れてみてください。日々の積み重ねがきっと艶やかな手をよみがえらせてくれるでしょう。

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