赤ちゃんのようなピンク色でぷるんとした唇は女性の永遠の憧れですよね。でも実際は年齢を重ねるにつれカサカサしてひび割れや皮むけもできてしまいます。若々しく見せるために口紅やグロスを厚塗りしていませんか?実は、大人の女性のリップケアは「保湿」がカギ!いつでも簡単に実践できる保湿ケアで、理想の唇を手に入れましょう。

もくじ

唇の皮膚の構造について

それではまず初めに唇の皮膚の特徴についてみてみましょう。唇が荒れやすいのは、唇の皮膚のある特徴が原因でもあるのです。

唇の皮膚は薄くてデリケート

唇の皮膚は顔の中でも特に薄くデリケートな部分です。皮膚の最も外側の表皮を覆う角質層は約3層程度と顔のほかの部分と比較すると約1/5~1/3程度しかありません。角質層が薄いので肌のバリア機能を担う天然保湿因子(NMF)や角質細胞間脂質が非常に少なく、また皮脂腺や汗腺もないため皮脂膜を作ることも出来ません。
唇は皮膚というよりも粘膜の状態に近く、もともと水分が蒸発しやすい構造をしているのです。

唇のターンオーバー周期は約5~7日!

肌のターンオーバーとは、表皮の奥で新しい肌細胞が作られて徐々に表面に押し上げられ、最終的に角質細胞となり剥がれ落ちていくという一連のサイクルです。顔や体の皮膚では通常4~6週間周期で肌細胞が入れ替わっていますが、唇は約3~7日ととっても短いのです。ターンオーバー周期が短いということは、常に肌の角質が剥がれて入れ替わっている状態。そのままだとどんどんカサつきが進行してしまいます。しかし逆を返せば、まめに保湿をすることで成果が現れやすい場所ともいえるのです。

唇が荒れる4つの原因とその対策を知ろう

それでは、唇が荒れるのはいったいどうしてなのでしょう?「空気が乾燥しているからでしょ?」と思われがちですが、実はそれだけではないのです。

原因① 乾燥と紫外線

どうして唇はカサつくの?

先ほども説明したように、唇の皮膚はとっても薄くてデリケート。バリア機能が不十分で、ただでさえ肌内部の水分が蒸発しやすい構造です。それに加えて空気が乾燥する秋冬の季節は特に唇はカラカラの状態。ターンオーバー周期も短く表面の角質は常に剥がれ落ちていくのでカサカサしてしまうのです。 

また、一年を通して紫外線にも注意が必要です。紫外線はデリケートな唇の皮膚に大きなダメージを与えどんどん乾燥を進行させてしまいます。

口呼吸も乾燥の原因?!

唇が荒れやすいのは口呼吸が原因かもしれません。寝ている時にいびきをかく人や無意識のうちに口が開いている人は要注意。口呼吸の人は口の中が乾燥しやすいため、必然的に唇も乾燥しやすくなります。

とにかくこまめな保湿と紫外線対策を!

乾燥対策には、とにかくこまめに唇の保湿とUV対策をおこなうのが一番!UVカット効果のあるリップクリームを常に携帯し、乾燥を感じる前にサッと塗ることが大切。複数本準備して、洗面所や化粧台など家のあちこちに置いておくといいかもしれません。もちろん外出時もポーチに入れて常に持ち歩きましょう。
口呼吸の人は、意識的に口を閉じて鼻呼吸を心がけましょう。

原因② 物理的な刺激

唇をなめる、噛む、手で触る癖に注意

唇の乾燥が気になってついつい唇をなめてしまう、無意識のうちに唇を噛んだり手で触る癖はありませんか?これらも唇の皮膚にとっては大変大きな刺激です。
特に唇をなめると、その瞬間だけ潤うように感じますが、唾液に含まれる消化酵素が表面の角質を破壊して余計に荒れやすくなります。また唾液が蒸発する際に唇の水分も一緒に蒸発させてしまうのです。

唇をなめない、強くこすらない!

唇の皮膚はとってもデリケートで摩擦や刺激に大変弱い構造です。タオルやナプキンで口元を拭く際にはゴシゴシ強くこするのではなく、優しくトントンと押さえるように拭くとよいでしょう。
また唇をなめるのは厳禁!防止策は乾燥を感じなくても常にリップクリームを塗っておくこと。それだけでも無意識になめる回数がぐんと減少します。

原因③ 化学的な刺激

リップや口紅自体の成分が刺激に

リップクリームを塗り続けているのに唇の荒れが改善しない。または長期間同じリップクリームを使い続けていたら荒れはじめたということがあります。この場合、リップクリームや口紅に含まれる化学成分が原因かもしれません。
唇は粘膜とほぼ同じ状態で保湿機能やバリア機能がほとんどありません。香料、石油系の着色料、保存料などの化学成分はとても大きな負担になってしまいます。

肌に合うものを慎重に選ぼう

なるべくなら上記のような成分が含まれないリップクリームや口紅を選ぶのがベスト。始めは肌に合うと思っても同じものを使い続けているうちにアレルギー反応を起こすことも考えられます。
敏感肌の人は特に、はちみつ、蜜蝋、植物系オイルなど自然由来の成分配合のものや、強力なクレンジグを使わなくても落とせるものが安心です。成分表示をよく確認して必要であれば医師や薬剤師に相談しましょう。

原因④ 生活習慣の乱れ

ストレスや食生活もチェック

唇の荒れは食事や生活習慣の乱れが原因でおこることもあります。睡眠不足や栄養の偏りなどでお顔の肌荒れが気になることがありますよね。薄くてデリケートな唇はお顔と同じかそれ以上にダイレクトに影響が現れやすい場所なのです。

良質な睡眠と栄養を!

ストレスでイライラしたり睡眠不足になっていませんか?十分な栄養がバランス良く摂れていますか?唇の荒れが気になり始めたら食事内容や睡眠などの生活習慣を見直してみましょう。
良質な睡眠は成長ホルモンを分泌させ肌のターンオーバーを促進します。健康な肌にはタンパク質やビタミンが必要です。特に卵、うなぎ、レバー、納豆などに含まれるビタミンB2は健康な肌や粘膜を作る働きがありますので積極的に摂るとよいでしょう。

簡単で効果抜群!唇の保湿ケア方法4選

それでは、ここからは唇の保湿方法を具体的に見ていきましょう。いつもただ何となくリップを塗っているだけでは十分に保湿できていないことが多いもの。簡単ですぐに実践できる効果的なケア方法をご紹介します。

まずはリップだけ!基本のデイリーケア

リップクリームの選び方

必ず押さえておきたい基本中の基本、リップクリーム。市販のものにはいろいろな種類がありますが、どのように選べばよいのでしょうか?リップクリームは効果や作用の強い順に次の3つに分類することができますので、表示を確認してみましょう。

① 第3類医薬品
炎症を治癒させる有効成分や殺菌剤、それを効率的に皮膚内部に吸収させる成分を含んでいます。乾燥によるひび割れや炎症がひどい場合に治療目的で使用します。治療効果が高い分作用が強いので副作用のリスクも考えられます。

② 薬用・医薬部外品
第3類医薬品よりも作用は穏やかですが、有効成分が含まれていますのである程度の治療効果も期待できます。軽い炎症やひび割れなどに使うとよいでしょう。

③ 化粧品
もっとも作用が穏やかな分、炎症の治療効果はあまり期待できませんが、保湿や紫外線カット効果だけを期待するなら十分です。
蜜蝋、オリーブ油、ホホバ油、シアバターなどの天然由来の保湿成分や植物性の色素を含み、合成着色料や香料などの化学成分をなるべく含まないものを選びましょう。石鹸だけで落とせるので敏感肌の方や赤ちゃんにも安心して使用できるでしょう。

リップクリーム、リップバーム、唇用美容液の違いって?

① リップクリーム
持ち運びに便利なスティックタイプ、チューブやジャーに入ったジェルタイプなどさまざま。基本的な使い方や効果はほぼ同じなのでお好みで選んでOKですが、使用感が柔らかいジェルタイプは摩擦による刺激が少ないといえます。

② リップバーム
リップクリームよりも濃厚でこってりした質感。唇を保護する役割はリップクリームと同じですが、唇に長くとどまるので保湿効果はより高いとえます。

② 唇用美容液
リップトリートメントとも呼ばれ、コラーゲンやヒアルロン酸などの成分で保湿効果や美容効果が高いとされています。お値段も少々高めなのでナイトケアなどに使用するとよいでしょう。

意外と知らない?!正しいリップの塗り方2つ

普段リップクリームを塗る時、ただ何となく塗っていませんか?実はリップクリームにも正しい塗り方があるのです。

① 強く塗りつけない
薄くてデリケートな唇の肌は摩擦や刺激に敏感です。唇を保護するリップクリームでも、強くゴシゴシ塗りつけるのはかえって肌への刺激になるのでNG。寒い冬などはリップクリームが硬くなってついゴシゴシ塗ってしまいがち。そんな時は体温で少し温めて柔らかくしてから塗りましょう。また、スティックタイプよりもジェルやリップバームなどの柔らかいテクスチャーのものを選んでも良いですね。

② 縦方向に塗る
唇には縦方向にしわが入っています。リップを塗る時横方向にササッと塗ってしまいがちですが、これではしわの隙間にリップが入っていきません。唇のしわに沿って縦方向に塗るとしわの隙間にもリップが入り込みやすく効果的です。

唇にもご褒美を!週に一度のスペシャルケア3つ

ここからは毎日のリップケアに加えておこなえるスペシャルなケアをご紹介します。どれも短時間にできて唇に優しいものばかりです。週末のおやすみ前など唇にご褒美をあげるつもりで丁寧にケアしてあげましょう。

リップパック、ワセリンパック

<用意するもの>
リップクリーム(保湿効果の高いもの)またはワセリン、食品用ラップ、蒸しタオル

<手順>
汚れを落とした清潔な唇に、リップクリームまたはワセリンを塗ります。厚めにたっぷりと塗りましょう。カットした食品用ラップを唇に貼りつけその上に温めた蒸しタオルをあて3~5分間待ちます。ラップを取りタオルで優しくふき取りましょう。

はちみつ+オリーブオイル(ワセリン)パック

<用意するもの>
蒸しタオル、オリーブオイル(またはワセリン)、はちみつ、食品用ラップ
<手順>まず温めた蒸しタオルを数分間唇に当てます。唇が温まったらオリーブオイルを塗り、次にはちみつを優しく塗ってラップで唇を覆います。
または、はちみつ:ワセリンを1:1で混ぜ合わせたものを塗っても効果的です。
そのまま5~10分ほど待ちます。ラップを取りタオルで優しくふき取りましょう。

余分な角質を落とすシュガースクラブ

<用意するもの>
砂糖、オリーブオイル、はちみつ(あれば)

<手順>
砂糖とオリーブオイルを1:1の割合で混ぜ合わせます。あればはちみつを少量加えると保湿効果がアップするでしょう。スクラブを指に取り、唇にのせたら優しくなでるように30秒ほどマッサージをします。決してゴシゴシこすってはいけません。その後ぬるま湯で洗い流して完了です。

唇の保湿をおこなう際の注意点

ケアの前に手指や唇を清潔に


当たり前ですが、唇の保湿ケアをおこなう際には手指や唇を清潔にしておきましょう。手の爪で唇を傷つけてしまわないよう、爪は短く切って石鹸でよく洗ってからおこないます。また、唇も余分な口紅やグロスはしっかり落として、食べ物や歯磨き粉などがついていない清潔な状態にしておこないましょう。

やり過ぎ、こすり過ぎに注意!

早くきれいな唇を手に入れたいからと、長い時間強い力でこすったり毎日のようにスクラブケアをおこなうのはNG!唇の皮膚は摩擦に大変弱い構造であることを忘れずに、保湿ケアは短時間で優しく丁寧におこないます。特にシュガースクラブはやり過ぎると砂糖の粒子が唇を傷つける可能性があるので丁寧に、1~2週間に一度程度にとどめましょう。

皮むけは無理にはがさないで!

唇の皮がむけそうになっていると、つい手でいじったりむいてしまいたくなりますよね。しかしそこはぐっと我慢して決して無理にはがさないようにしましょう。無理にはがそうとすると唇の粘膜まではがれてしまい傷ついたり出血してしまいます。リップクリームやワセリンで保護しながら自然にはがれ落ちるのを待つのが一番です。

異常を感じたらすぐに皮膚科を受診

保湿ケアをしても唇の荒れが改善しない、または炎症がよりひどくなってしまった場合などは、単なる乾燥による荒れではなく、カンジタやヘルペスなどの疾患や何らかのアレルギー反応が隠れている可能性もあります。このような場合、いくら保湿をしても症状は改善されないでしょう。少しでも異常を感じたら、すぐにケアを中止して皮膚科を受診しましょう。

まとめ


唇の保湿ケア方法についてまとめましたがいかがでしたか?
唇の皮膚は粘膜とほぼ同じで大変デリケートな構造です。しかしターンオーバー周期も短いので、摩擦などの刺激を避けこまめに保湿をおこなえばお手入れの成果が現れやすい場所でもあります。今回ご紹介した保湿ケアを今すぐ実践して、ふっくら柔らかな大人の唇を取り戻しましょう。

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LIBRE編集部

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