体質だけでなく環境の変化や季節の変わり目、加齢にともない肌が敏感になったということはありませんか?

大人の肌は揺らぎやすく、肌を守るバリア機能が低下すると少しの刺激を感じてしまい、肌表面に現れやすいのです。

毎日のスキンケアももちろん大切ですが、日々、敏感肌さんを悩ませてしまうのはメイク。肌が急に敏感になりどんな化粧品が肌に合うのかわからない、敏感肌に適するメイク方法が知りたい・・・そんな悩みを解決するメイク方法を、ここでお伝えします。

肌を優しく守りながらあなたの魅力を活かす正しいメイク方法で、明るく若々しい印象を手に入れましょう。

敏感肌とは


 大人の女性は加齢によるホルモンバランスの乱れ、乾燥しやすい肌環境、出産などを経て肌質が変化しやすく、いつのまにか敏感肌になっていることがあります。

 まずは、敏感肌の基準や原因について知ることから始めていきましょう。

敏感肌を知ろう

敏感肌とは、肌表面の角層が乱れ、外的刺激を受けやすい状態になっている肌のことをいいます。肌を守る皮脂膜がなくなった肌は内部の水分が蒸発し、バリア機能が低下します。

角質層が乾燥し、肌細胞の潤いがなくなった肌は角層が薄くなり乱れてしまうので、外からの刺激が伝わりやすくなってしまうのです。

敏感肌になる4つの原因

 では、敏感肌はどんなことから起こりやすいのでしょうか?

体質・アレルギー

生まれつき肌が弱いと感じたり、アレルギーがあることで肌が敏感になる場合があります。

特定の物質や刺激、紫外線、摩擦などに過敏で弱い抗体を遺伝的にもち合わせているケースで赤みや肌荒れの症状、慢性皮膚炎、アトピー性皮膚炎などを引き起こすことがあります。

生活習慣

睡眠不足が続くことや偏った食生活、ストレスを感じると、肌細胞に必要な栄養が行き渡りません。ターンオーバーが乱れ、肌のバリア機能も低下してしまいます。

ホルモンバランスの変化

月経や妊娠、出産により女性のホルモンバランスは変化します。女性ホルモンは肌状態を大きく左右するため、乱れたホルモンバランスが続くことで肌質も不安定になり、刺激を受けやすい状態になってしまうのです。

間違ったスキンケア

長年同じスキンケアをしている、美容成分がたっぷり入っている化粧品を使用している、クレンジングや洗顔はゴシゴシしっかりとおこなっている・・・このように肌に良いと思い込んでいて続けているスキンケア方法が肌に合わず、敏感肌を引き起こしているケースもあります。

肌の変化を日々感じながら、自分に合ったスキンケア方法を導いてあげるのが正解です。

あなたは大丈夫?敏感肌チェック

 さまざまな原因から、肌はある日突然敏感になることがあります。あなたの肌はどんな状態でしょうか?

  • 肌の乾燥により粉がふいたり痛みやかゆみを生じることがある
  • 季節の変わり目になると肌の状態が不安定になる
  • 普段使用している化粧品が合わないことがある
  • 原因がよくわからない吹き出物や湿疹ができることがある
  • 生活が不規則である
  • 疲れやストレスがたまりやすい
  • 汗を多くかいたり紫外線をたくさん浴びた日は肌に赤みやかゆみを感じる

あなたはいくつ当てはまりましたか?これらは、敏感肌の状態に起こりやすい症状や敏感肌になりやすい人の特徴を表しています。

肌が敏感になりやすい人は、同じスキンケアやメイクを続けるのではなく、自分の今の肌状態に適した方法や選び方をするのがキレイ肌への近道なのです。

メイク前におこなう正しいスキンケア術


メイクで敏感な肌をキレイに見せるには、土台となるスキンケアがとても大事です。メイク方法を知る前に正しいスキンケア方法を確認しておきましょう。

メイク前のスキンケアが大事な理由

どれだけナチュラルに仕上げても、オーガニックなコスメを使用しても、メイクをすることは肌にとって負担になります。

しかし、メイク前にしっかりとスキンケアで乾燥対策をし、保湿成分を補っておけばメイクによる肌のダメージを防ぎ、メイク崩れを防ぐこともできるので、メイク直しによる肌への負担も軽減できるのです。

敏感肌に合う美容成分とは

敏感な肌状態の人はもともと肌がもつ「セラミド」という成分が不足しています。

セラミドが不足している肌は肌内部の水分が蒸発しやすく、バリア機能が低下してしまうため、肌を保湿し外的刺激から守る肌をつくるためにもセラミドを補充してあげなければなりません。

保湿成分セラミドは、化粧水などたくさんのスキンケアアイテムに配合されていますので、購入の参考にしてみてください。

敏感肌のための基本のスキンケア

 外からの刺激により赤みや痛みなどの症状が出やすい敏感肌の人はどんなアイテムを選び、どんな使い方でスキンケアをおこなえばいいのでしょうか?詳しくみていきましょう。

洗顔

肌をキレイにしようとしてゴシゴシ洗うと、摩擦の影響を受けやすいので、とにかく優しく洗うのがポイントです。

オイルやスクラブなど、洗浄力の強すぎるクレンジングは避け、ミルクや泡で洗える負担の少ないタイプを選んでください。

長時間肌にのせ過ぎず、1分程度で洗い上げ、32℃前後のぬるま湯ですすぎましょう。

化粧水

敏感肌の人が気をつけなければならないのは、グレコ―ルやエタノールなどのアルコール成分です。

皮膚や粘膜の刺激になるので、アルコールフリータイプの化粧水を選びましょう。過剰なパッティングは摩擦となるのでNGです。

優しく肌にのせるか、コットンを使うときも擦るのではなく軽くおさえるように浸透させてください。

保湿

敏感肌の改善にはなんといっても皮脂不足・水分不足により失った潤いを補うための「保湿」をすることが一番の近道です。

保湿をきちんとすることでメイクの負担を和らげ、メイク崩れを防いでくれるので朝晩しっかり保湿をしましょう。

肌表面の角質層へアプローチするセラミドの他、肌内部の潤いを左右するコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸といった成分も有効です。

美容液・乳液・クリームを選ぶ際は成分もチェックしましょう。

敏感肌のためのベースメイク方法


 敏感肌に適するスキンケアで肌状態が整ったところで、いよいよメイクにトライしましょう。まずはベースメイクからです。

 新しい化粧品を購入し、使用する際は必ずパッチテストをおこなってくださいね。

化粧下地の選び方・使用方法

肌とファンデーションのつなぎ目となる化粧下地は、肌への負担やメイクの持続性にとってとても重要なポイントになります。

テクスチャーが硬いものは塗布するときに肌に摩擦が起きやすいので、ゆるいテクスチャーで伸びが良いものがおすすめです。

保湿効果・UVカット効果があるものを選び、外的刺激から肌を守れるベースをつくりましょう。

ファンデーションの選び方・使用方法

 敏感肌の人におすすめなのがミネラルタイプのファンデーションです。天然の鉱物のみ配合されているので、肌にとって成分が優しいのが特徴です。

また、パウダーを重ねる必要のある油分が多いファンデーションは崩れやすく、メイク直しの回数が増えることで肌への摩擦による刺激を受けやすく、乾燥の原因になり、その分重点的なクレンジングも必要になってくるため避けましょう。

筆やスポンジは専用のクリーニング液で常に清潔に保ち、優しく肌にのせるよう心がけてください。

敏感肌のためのポイントメイク方法


次に、敏感肌の人が負担を感じにくいポイントメイクの方法についてお話しします。

アイメイク

目の周りは皮膚が薄く、乾燥をまねきやすい部分です。まずはアイメイク前にアイメイクベースとなる下地を塗布し、メイクのもちとノリを良くしてあげましょう。

アイシャドウは重ねるタイプではなく、単色のクリームタイプをサッと塗ることで乾燥や摩擦を防ぐことができます。

絞め色を使わず、アイライナーで変化をつけると肌への負担が少なく美しいメイクに仕上がります。

ウォータープルーフタイプのマスカラやアイライナーは、クレンジングの際に擦り洗いの原因になってしまうので、お湯で落とせるタイプがおすすめです。

リップメイク

唇も乾燥しやすく、外的刺激から皮むけや荒れる原因になりやすいパーツです。落ちにくい口紅やクレンジングが困難なティントタイプのような色残りしやすいリップメイクはせず、オーガニック成分が配合されたルージュや乾燥しにくいリップオイルを使用しましょう。

UV効果のあるリップクリームをベースに塗っておけば、紫外線の影響を軽減できます。

チーク

チークは頬骨の一番高い部分に塗るのが基本ですが、頬の高いところは紫外線を浴びやすい部分でもあります。チークを塗りすぎることで頬がカサついてしまうと、紫外線による負担を感じやすくなってしまうので、サッとニュアンス程度に重ねるか、乾燥しにくいクリームタイプを選びます。

ベースメイクアイテムに比べ種類は少ないですが、SPF・PAが配合されているチークも販売されていますので、紫外線によるダメージが気になる人はUVカット効果のあるものを選びましょう。

ナチュラルなのに美しい!敏感肌メイクの裏技


敏感肌の人はメイクによる肌への負担を気にするあまり必要最小限のメイクにとどめてしまうことが多く、物足りない印象になりがちです。肌にとってリスクがなく、華やかで美しいナチュラルメイクのポイントを最後にお教えします。

ツヤとマットでメリハリを

 敏感肌の人はパウダーやアイシャドウを重ねるのを避けるあまり、濃淡が少ない平面メイクになってしまうことがあります。そんな時はコスメの質感で変化をつけましょう。

 例えばツヤのあるファンデーションを使用する場合、リップは落ち着いた質感のものを使用するとメリハリが出ます。

また、テカりに見えやすいおでこや小鼻はマットな質感でおさえ、目の下や鼻の付け根、上唇の山にはパール感のあるハイライトをほんのり仕込めばナチュラルメイクでもメリハリのある美人顔になれますよ。

アイブロウの大切さ

眉の形を長年変えていない、そんな人はいませんか?アイブロウは顔や表情の印象を大きく左右するとても重要なパーツです。

アイブロウ次第で目元がナチュラルでも華やかに見せられたり、眉の太さや濃さ、眉山の角度でイメージを和らげたりキリっと見せることもできるのです。

 ナチュラルメイクに物足りなさを感じる敏感肌の人は、一度自分の眉メイクを見直してみてください。

敏感肌メイクのお直し術

敏感肌の人はメイク直しの際に皮脂をおさえすぎてしまうと乾燥をまねき、バリア機能が低下してしまう原因に。テカりをそのままにするとメイク崩れの原因になるので、必要最小限におさえましょう。

メイク直し用の化粧水ミストを使用し、肌への水分補給も必ず行ってください。

まとめ


敏感肌のメイクは、スキンケアで土台となる肌状態を整えておくことがとても大切です。化粧品の選び方や使用方法のポイントをおさえておけば、悩むことはありません。

普段のスキンケアやお化粧の習慣をこの機会に見直し、敏感肌に適した正しいメイクを楽しみましょう。

ライタープロフィール
加恵

10年のアパレル勤務を経て美容ライターに。年齢や体の変化と上手に付き合えるヘルシーな美容法を発信していきます。コスメを手作りすること、香りコスメを集めることが大好き。日常に取り入れやすいシンプルケアにトレンドを取り入れながら日々、美を追求し続けています。