スキンケアやボディケアをする上でも、美しい素肌に見せるためにも欠かせないのがムダ毛の処理です。しかし自己処理は簡単ではなく、肌が敏感な人ほどカミソリで剃った後に赤くなったり、痛みやかゆみを感じてしまったという経験はありませんか?実は、市販されているカミソリやシェーバー、除毛クリームの多くは肌にとって負担になり、かぶれや炎症を起こしてしまっているのです。では、敏感肌でも失敗の無い自己処理方法はあるのでしょうか?また、脱毛サロンで施術してもらう場合、肌トラブルがないかどうかも気になりますよね。敏感肌にとって肌に優しく美肌が叶う脱毛の方法をここでお教えします。

脱毛の種類

 まずは、一般的な脱毛方法の種類について知っておきましょう。肌に影響するリスクやメリット・デメリットについても説明します。

自己処理で行う脱毛方法

 自宅で、自分で行える脱毛の方法です。手軽ですぐできるのが魅力ですが、自分では手が届きにくい箇所があったり、肌に合わずトラブルになることもあります。

●カミソリ
入浴の際に実施しやすく手軽で費用もかからないカミソリですが、力の加減が難しく肌の表皮の角質も削ってしまうことから、肌への負担を感じやすい処理方法です。

 ●毛抜き
基本的には1本1本の毛を抜くため、仕上がりはキレイでカミソリに比べ次に生えてくるスピードも遅くなりますが、抜くことで皮膚表面に刺激が起こり、毛穴ダメージをおこしやすくなります。
 ●電気シェーバー
肌に滑らすだけでトラブルが少なく、処理のしやすさからも人気の電気シェーバーは顔用・ボディ用など、各メーカーからさまざまな種類が販売されています。しかし、刃の部分の構造によっては肌にあてたときにダメージを感じたり、カミソリ負けが無いとはいえません。また、カミソリより深剃りができないことから、キレイな状態を保つために使用頻度を上げる必要があります。

 ●除毛クリーム
ムダ毛を溶かすことで肌表面に伸びている毛を処理できる除毛クリームは簡単で、仕上がりは綺麗ですが、除毛クリームに使われている毛を溶かす成分、「チオグリコール酸」が肌のたんぱく質に反応し、肌が赤くなったり火傷したようなヒリヒリとした炎症を起こすことがあるため、敏感肌にはダメージを感じやすい方法です。

 ●ブラジリアンワックス
脱毛ワックスを肌に塗り、剥がす際に除毛できるブラジリアンワックスは、カミソリやシェーバーで自己処理が難しいVIOといったデリケートゾーンにも適した脱毛方法です。個人差はありますが2週間ほど持続します。しかし敏感肌の人の場合には刺激が強く、肌が赤くなったり、繰り返すと肌が黒ずむこともあります。

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サロン・クリニックで行う脱毛方法
 次に、脱毛サロンや医療脱毛についてのお話しです。価格や持続力の違いについてもご説明します。

●光脱毛
毛根に光を当て脱毛を行うやり方で、脱毛サロンと呼ばれる多くがこの方法を実施しています。施術に時間がかからず、医療脱毛に比べ価格はリーズナブルですが、毛根を完全に破壊できないことから「永久脱毛」というわけではなく、年数がたつと数本生えてくるケースもあります。

●レーザー脱毛
毛根にレーザーを当て施術します。主に美容皮膚科や医療系脱毛クリニックで行っている方法で、毛根を破壊させるため光脱毛に比べるとその後、毛が生えてしまうケースは極めて少なく、ほぼ永久的な脱毛が可能です。その分、光脱毛に比べ価格は上回りますが、施術の回数は少なくて済みます。

●ニードル脱毛
毛穴に針を差し込んで電気を流し、毛母細胞を腐食させることで処理する脱毛方法です。ニードル針を毛の流れに沿って挿入しますが、痛みを感じやすく、肌が敏感な人はその後に炎症をおこすこともあります。しかし、毛が生えるのに必要な細胞から破壊するため永久に生えてくることはありません。行っている医療機関も少なく、価格も1本あたりや時間で設定されているほど費用を要します。

脱毛時におこりやすい肌トラブル

 次は、敏感肌の人なら気になる、脱毛後におこりやすい肌トラブルについてのお話です。自己処理を行うとおこりうるリスクについて知っておきましょう。

●炎症
汗をかいていたり肌が乾いている敏感な状態であわてて処理を行ったり、毛抜きなどで勢いよく抜こうとすることで皮膚が赤くなり、肌が腫れあがったり炎症をおこすことがあります。

●埋もれ毛
毛を剃ったり抜いたりする際に途中で切れてしまうことで皮膚の中で毛が埋まってしまうと、埋もれた状態のまま毛が伸びてしまうことがあります。

●色素沈着
カミソリによる脱毛処理は肌正面の角質を削ってしまい、黒ずみや色素沈着をひきおこしやすくなります。

敏感肌に安全な脱毛方法は?

 除毛した際に赤みやかゆみなどを引きおこしやすく、デリケートな肌質である敏感肌の人にとって、安全で肌トラブルが極めて少ない脱毛の方法はどのやり方なのでしょうか?

自己処理の場合

 自分で脱毛をする場合、一番安全で肌に優しいのは電気シェーバーを使用した除毛方法です。カミソリは刃が直接肌にあたりますが、電気シェーバーは肌に刃が接する面が少なく、カミソリ負けが起こりにくいのです。
 特に顔用のシェーバーは刃先も丸く、肌に優しい構造になっていますので、顔用のシェーバーを全身使いすることをおすすめします。

サロン・クリニックの場合

 サロンやクリニックで行われる光脱毛やレーザー脱毛は安全性が高く、敏感肌の人でも問題なく施術できます。ニードルによる脱毛は激しい痛みを伴いやすいため、光やレーザーがおすすめです。光・レーザーも全く痛みがないというわけではありません。サロンが使用する機械やジェル、箇所によっても感じる痛みは変わりますので、不安な場合はカウンセリング時に問い合わせてみると良いでしょう。

肌に優しいセルフ脱毛方法

 それでは実際に、自宅で行える肌に優しい脱毛のやり方として、電気シェーバーのやり方や注意点を説明していきます。敏感肌でもトラブルが起こらないようにするには正しいやり方をすることが大事です。

毛流れに沿って剃る

 毛は皮膚に沿うように斜めを向いて生えています。生えている方向、流れに沿うようにシェービングするのが正しい脱毛の方法です。毛の流れに逆らってしまうと肌の表面を削ってしまい、肌にとって負担になってしまうため、必ずこの剃り方を守ってください。

毎日使用しない

 電気シェーバーは自己処理方法の中でも肌に優しい脱毛ですが、肌を全く傷つけていないわけではありません。基本的には短くとも2~3日に一回のペースで使用し、かゆみやあせもなど、皮膚自体にあらかじめ何らかのトラブルが生じている場合は使用を休んでください。

シェービング後は必ず保湿

 シェービング後の皮膚をそのままにしておくと肌表面に除毛時の負担がかかり、乾燥しやすく、肌がより敏感な状態になってしまいます。除毛後はスキンケアと同じように化粧水や乳液、シェービング用のケアに優れたローションなどでアフターケアを行い、しっかりと保湿してください。

サロン・医療脱毛を受ける前に知っておきたいこと

 敏感肌にも肌への負担が少なく、安心なのが光脱毛やレーザー脱毛などの施術方法です。しかし、サロンやクリニックがたくさんあって選び方が難しいですよね。ここでは、脱毛経験がない人にもわかりやすいサロンの選び方や注意点をご紹介します。

脱毛サロンの選び方

 通うのが面倒、短期間で終わらせたいという場合は施術回数の少ないクリニックでのレーザー脱毛が良いでしょう。ドクターによる施術の為、普段皮膚科に通院していて塗り薬が欠かせないような敏感肌の場合でも、相談しやすいのもポイントです。
 光脱毛を行っているサロンは取り扱っている機械やジェル、通えるペースの設定もさまざまで幅広いため、とにかくカウンセリングを受け、自分に合ったところに決めると良いでしょう。初めてサロンで脱毛を受ける場合は特に、テスト照射を受けられるサロンがおすすめです。腕や足などで試してもらえるので、脱毛の感触やその後、肌に問題がないかを確認できます。

前日は自己処理が必要

 サロンやクリニックで脱毛する場合でも、前日~前々日に自己処理であらかじめ脱毛箇所を除毛しておく必要があります。背中やI・Oラインなど、手が届かない部分はスタッフが行ってくれますが、手・腕・わきなど、他のパーツはサービスではなくスタッフがシェービングを行う場合は有料になるケースがほとんどです。
 サロンで勧められるシェービング方法は顔用の肌に優しい電気シェーバーによるもので、スタッフがシェービングする箇所も自宅で自己処理しているシェーバーを持参し行ってもらうので、衛生面についても安心できます。

日焼けをしていると施術が受けられない?

 海や山へ行った後や、激しい日光を浴びた翌日など、日焼けをしてしまった場合、光やレーザーによる脱毛はできません。
 なぜなら紫外線を強く浴び、日焼けをした状態の肌は火傷をしているように肌に炎症がおきている状態だから。肌が鎮静し、状態が落ち着くまで施術ができませんので、予約を行う際は気をつけましょう。

脱毛効果は毎日の保湿がカギ

 光脱毛やレーザー脱毛は毛根に照射し、熱を与える方法で脱毛を行います。そのため、肌が極度に乾燥している場合は当日施術を見送る場合もあるほど、安全性やダメージを回避するためには肌を保湿しておく必要があります。
また、水分が足りている肌状態の毛根に照射すると、ムラが無く均一に毛穴の奥までフラッシュやレーザーが届くため、乾燥している肌に比べ仕上がりが美しく、脱毛効果もアップします。施術直後だけでなく、脱毛期間中は毎日保湿を欠かさず行ってください。

敏感肌でも安心のアフターケア方法とは

 脱毛後に万が一赤みやかゆみが起こってしまった場合は、冷たく濡らしたタオルでおさえ、鎮静させましょう。保冷剤は凍傷の恐れがあるため、使用してはいけません。その後、炎症がおさまったら水分をしっかりとおさえた状態でオロナインやワセリンなど、肌を保護するバームや軟膏を薄く塗りましょう。
 サロンや医療クリニックでの施術後にトラブルがおこった場合は、すぐにスタッフや医師に相談してください。

まとめ

 敏感肌の場合も、正しい方法とアフターケアを行えば安全に脱毛することが可能です。しかしその日の肌状態や個人差もあり、全くトラブルが無い、というわけではありません。
自己処理は光脱毛やレーザー脱毛に比べ、どうしても肌への負担がかかってしまうため、不安な場合は、カウンセリングや照射テストをしっかり行ってもらえる脱毛サロンやクリニックを選んでくださいね。

ライタープロフィール
加恵

10年のアパレル勤務を経て美容ライターに。年齢や体の変化と上手に付き合えるヘルシーな美容法を発信していきます。コスメを手作りすること、香りコスメを集めることが大好き。日常に取り入れやすいシンプルケアにトレンドを取り入れながら日々、美を追求し続けています。