肌質に関係なく、年齢と共に気になるのが毛穴です。特に肌が乾燥すると角層が水分不足になり、毛穴がしぼんで影になることでくすんだような毛穴になり、目立ってきます。また、加齢により頬のたるみが進行することで毛穴が開いた状態になり、そこに皮脂や汚れが残ると黒ずみになったり、肌表面のキメが乱れごわつきやメイクのノリが悪くなってしまうケースも。しかし、諦めてはなりません。毛穴目立ちは加齢だけでなく、ケアの仕方で大きく差がつくのです。ここでは毛穴に悩んでいるあなたが今すぐ実践できる、3つの徹底した毛穴ケアをご紹介します。一緒に悩みを解消していきましょう。

大人の毛穴はなぜ目立つのか

 若い頃はまったく気にしていなかったのに、肌が脂っぽくないわけではないのに目立ってくるのが毛穴です。特に小鼻や頬といった目立ちやすい部分の毛穴が気になってくるのは、年齢のせいだけではありません。
 ケアする前に「大人の毛穴」についてしっかり理解しておきましょう。

毛穴が目立つメカニズム

 加齢が進んでたるんできた毛穴、そして水分を失った肌が乾燥して乾いた毛穴は入り口がパカっと開いてきます。そこに汚れや角質が溜まり、毛穴を目立たせるのです。
 また、乾燥が進んでしまうと角栓が詰まりやすくなるだけでなく、開いた毛穴が治りにくくなってしまいます。ただやみくもに保湿するのではなく、毛穴に必要とするケアを早めに徹底して行うことが大切です。

毛穴悩みの種類

 大人肌が気になる毛穴にタイプは大きく分けて3種類に分かれます。毛穴悩みを解消するために自分の毛穴が今、どのような状態なのかを把握しておきましょう。

●乾燥毛穴
一年中毛穴が目立つ、乾燥しているのにテカリも気になる場合は、肌を守るバリア機能となる潤いが不足し、必要以上に皮脂が分泌されている状態です。
毛穴の形が乾燥によってギザギザして見えることから影になり、くすんで目立ってしまうことも。また、肌表面の皮脂バランスが乱れると、毛穴に汚れが詰まりやすくなってしまうのです。

●たるみ毛穴
鼻の横あたりの頬が涙型のように開いて目立ってきている毛穴は、肌がたるみ下へ下へと引っ張られていることが原因のたるみ毛穴です。
加齢に伴い進行してしまうので、スキンケアだけでなくターンオーバーを促す生活習慣の改善やハリをアップさせるコラーゲンやエラスチンといった美容成分をとり入れることも大事です。

●黒ずみ毛穴
肌がごわついたり肌表面が滑らかでない場合は、洗顔やクレンジングを正しくできていなかったり、乾燥で開ききっている毛穴に参加した皮脂や汚れが混ざったまま詰まってしまっていることが原因です。皮脂は汚れや角質と混ざってしまうと酸化し、黒ずんでしまいます。
間違ったスキンケアが黒ずみ毛穴を生み出してしまうこともあるので、これを機にケア方法を見直しましょう。

毛穴が老け見えを生む理由

 毛穴が目立ってしまうと、一気に見た目年齢をアップさせてしまうような印象になってしまいます。その原因について探ってみましょう。

●キメが乱れる
肌のキメが細かい人は毛穴も小さく、キュッと締まっています。毛穴がつるんとした状態の肌は、肌のキメとなる皮溝と皮丘が自然に規則正しく連なることで毛穴の輪郭を目立たなくしているからです。
つまり、毛穴が目立っているということは皮丘がしぼみ、ふくらみがなくなることで皮溝も浅くなり、キメが乱れたごわつき肌でいる状態なのです。

●肌がくすむ
乾燥し、毛穴が目立った状態の肌は光の透過が悪く、肌表面がくすんでしまい暗い印象に。さらに、ターンオーバーの乱れや角質残りが原因で肌の透明感も奪ってしまうのです。

●メイクが毛穴落ちする
毛穴を目立たせないようにとメイクした部分も、時間が経つとかえって目立ってしまっている・・・という経験はありませんか?これがまさに「毛穴落ち」の状態です。これも開いてしまっている状態の毛穴が原因。毛穴にファンデーションがフィットしなくなったり毛穴の部分だけメイクが盛り上がってしまうので、メイク前にしっかり保湿し、毛穴がキュッとした状態でメイクすることが大事です。

乾燥毛穴に大事な3つの対策

 乾燥がひどくなり毛穴が開きっぱなしになったり、毛穴が目立って老け見えの原因をつくってしまったり・・・そんな乾燥毛穴は3つのステップで改善できます。
 毛穴で悩まないなめらかスキンを手に入れる3つの対策を、一緒に身につけていきましょう。

クレンジングと洗顔

 クレンジングや洗顔料を長らく同じものを使用している、という人は要注意です。20代の毛穴悩みがない頃は濃いメイクがしっかり落ちるもの、皮脂汚れを落とすものを使用しても肌への負担が少ないですが、バリア機能が低下する30代以降にそのようなクレンジングや洗顔料を使用してしまうと水分保持力も衰え、乾燥毛穴の原因に。
 逆に汚れが落ちきっていない状態は毛穴が黒ずんでしまうため、洗い方にも注意しなければなりません。

角質ケア

 肌のターンオーバーが乱れ、肌表面に角質が残ってしまっている状態が続くと毛穴詰まりを起こしてしまうだけでなく、化粧水や保湿成分の浸透力を妨げてしまいます。
 いくら保湿ばかりしていても、必要な成分を十分に浸透させないと毛穴は締まってくれません。

保湿

 毛穴は肌表面の乾燥だけでなく、皮脂が分泌しすぎることで起こるインナードライ肌の状態でも目立ってしまいます。毛穴にとって必要な保湿成分、セラミドで肌の貯水力をアップさせましょう。

クレンジング次第で毛穴は変わる

 乾燥肌に悩む人ほど落とし穴なのがクレンジングです。毛穴に負担となる間違ったクレンジングをしていると、いくら保湿をしても毛穴の開きや汚れによって目立ってしまいます。
 まずはクレンジングであなたの老け見え毛穴を変えましょう。

クレンジングが大切な理由

 肌は必要な水分と皮脂による「バリア機能」によって紫外線や外気による乾燥から守られています。クレンジングによって必要な皮脂まで落とし過ぎたり、不十分なクレンジングのまま汚れが残ってしまっていると、肌を守るために過剰に分泌された皮脂や、残ったメイク汚れが毛穴につまり、くすみやごわつきの原因に。
 こんな毛穴状態のままスキンケアをしても肌内部に保湿成分が十分に浸透されず、乾燥毛穴は改善されないのです。

クレンジングの成分に注意

 オイル・ミルク・バーム・水など、たくさんのクレンジング剤が販売されていますが、気をつけたいのはアルコールや界面活性剤といった肌へ刺激や負担となる成分が含まれているものです。特にオイルタイプのしっかりメイクを落とす目的のクレンジング剤にはこういった成分が多く含まれており、肌への負担も大きいので購入の際は気をつけましょう。
 毎日濃くしっかりメイクをする場合、水やミルクといった軽いクレンジング剤ではメイク汚れが落としきれていないこともあるので、ポイントメイクは別で落とすなど、クレンジングのやり方にも注意してください。

毛穴汚れをオフする洗顔方法

 毛穴汚れをしっかり落とすには、洗う前にしっかり毛穴を開かせた状態で行うことが大事です。入浴し、体温をあげた状態で行うか、洗面器にお湯を張った状態の蒸気に顔を近づけ、まずはしっかり毛穴の汚れを落とす準備をしましょう。
 清潔な手で適量をとり、皮脂量の多いTゾーンから顔全体にかけて洗います。人差し指や中指は力が入りすぎるので、薬指を中心にくるくる円を描くように優しく洗いましょう。
 かける時間は長くとも1分程度にし、32℃前後のぬるま湯でしっかり洗い流してください。

なめらか素肌になるための正しい角質ケア

 次のポイントは角質のケアです。毛穴に溜まって目立ってしまう角栓の正しい取り方や、角栓対策を学んでいきましょう。

毛穴に角栓ができるメカニズム

 肌のダメージを修復しようとする働きが起こると代謝が活発化し、肌の生まれ変わりとなるターンオーバーが生じます。
ターンオーバーが起こると肌表面の角質は剥がれ落ちますが、毛穴部分の肌で起きると角栓となり、皮脂と混ざり合って毛穴に溜まってしまうのです。

角栓はとりすぎてもダメ

 角栓は一見、毛穴に詰まった不要物のように思えますが、故意に除去してしまうと毛穴表面に残る角質まで落としてしまうことになります。角質は正常なターンオーバーによって自然に剥がれ落ちるのが理想的。必要以上に角栓をとろうとしてしまうと角質で守られた毛穴がダメージを受けてしまい、ターンオーバーは乱れやすくなって角栓もできやすくなってしまうのです。

ターンオーバーを正常化させることが大切

 表皮の新陳代謝であるターンオーバーを正常に保つことは、何よりも最善な角質ケアです。紫外線対策や正しいスキンケアももちろん大切ですが、なんといっても睡眠や食事といった生活習慣を正しく保つことが肌代謝の改善に効果的。バランスの良い食事・たっぷりと睡眠をとって、肌の生まれ変わりを助けてあげましょう。

乾燥毛穴には集中保湿

 乾燥でハリがなくなりしぼんでしまった毛穴には、保湿を徹底して行うことが大切です。肌の土台からふっくらさせ、大人の毛穴を引き締めるスキンケアで乾燥毛穴を改善しましょう。

大人の毛穴には油分より保水

 オイル美容がブームになっていますが、毛穴ケアに大切なのは何よりも保水力をアップさせることです。セラミドやヒアルロン酸など、高保湿で角層に水分を蓄えてくれる力が強い化粧水をしっかり入れ込んであげましょう。
 浸透力が上がるブースターやセラムを一緒に使用すると、ふっくら肌に回復し、毛穴が目立ちにくい肌に変わります。

とにかく乾かせない日中ケア

 夜のスキンケア後や午前中にお化粧をしたばかりの肌は毛穴が気にならないのに、夕方になると毛穴が目立ったり肌がくすんだりしませんか?それはスキンケアをしてから時間が経ち、肌表面が乾いてしまっていることが原因。
 特に夏や冬といった紫外線・外気による刺激が強い時期や、室内のエアコンにより湿度が保たれていない場所は、肌の乾きにより皮脂が過剰分泌され毛穴やメイク崩れが目立ってしまうのです。
 日中のテカりが気になる場合も皮脂を100%おさえるのではなく、最小限におさえ、潤いに必要な皮脂までとりすぎないようにしましょう。加湿器や化粧水ミストの使用で肌に必要な水分を保つことも忘れないでください。

まとめ

 

 毛穴悩みの改善には、「クレンジング・角質ケア・保湿」の3つの乾燥対策が大事です。毛穴目立ちをおさえることができればなめらかな美肌が手に入るだけでなく、若々しい印象を手に入れることができますよ。

ライタープロフィール
加恵

10年のアパレル勤務を経て美容ライターに。年齢や体の変化と上手に付き合えるヘルシーな美容法を発信していきます。コスメを手作りすること、香りコスメを集めることが大好き。日常に取り入れやすいシンプルケアにトレンドを取り入れながら日々、美を追求し続けています。