おでこに刻まれたしわを消したい!女性にとって共通の願いですよね。少しでも改善したいと思ったら、すぐにでもケアを始めるべきです。では何から取り組めばいいの?という方に、自宅で出来る簡単ケアから、気になっている美容治療まで、様々な「しわの消し方対策」をご紹介します。諦めてしまう前に、ご自分に合った方法を試してみて下さいね。

毎日のスキンケアで差がつく


おでこのしわの第一段階は、乾燥によるしわです。年齢により、肌の保湿機能が衰えてくるのが原因ですが、誤った保湿ケアのせいで、乾燥を防ぐことが出来ていないケースも多いのです。

朝と夜のスキンケアは目的が違う

 化粧水をつけてもしみこまない、すぐにおでこや頬が乾燥してしまう……。その悩み、朝のスキンケアに問題があるかもしれません。
洗顔は汚れ落ちと目覚めのスッキリ感が味わえて、気持ちがいいですよね。しかし洗い過ぎはお肌の角質をいためてしまうことがあります。メイクをしていない寝起きの肌は、寝ている間に分泌された皮脂きやホコリを取る程度の洗顔が基本です。洗顔料を長時間肌にのせたり、熱いお湯で洗い流すことは禁物です。皮脂は本来、顔のお肌を守ってくれる優秀な保湿剤です。落とし過ぎには重々注意しましょう。
また、夜はメイク落としと洗顔のダブル洗浄が肌に負担をかけていることがあります。いつまでも肌の上でレンジング剤でマッサージしたり、顔のこすりすぎでお肌を傷つけないように注意して下さい。
洗顔とクレンジングを見直して、丁寧に正しく実践したら、肌がしっとりして、しわが目立たなくなった、という声もあります。まずはおでこのしわの状態を確認して、どんな変化があらわれるのか観察してみるのもいいですね。

顔の筋肉を柔軟に整える


マッサージはやり過ぎに注意!

おでこのしわは、新陳代謝が悪くなり、お肌に老廃物が溜まってしまうことが原因の1つです。そこでマッサージがいいのではと思った人もいるでしょう。
しかし、肌と指圧の加減が逆効果になり、かえってしわを深くしてしまうこともあるのです。顔を長時間グリグリとマッサージしたり、ツボ押しは、知識やテクニックが必要だということを覚えておきましょう。

気になっていた!美容外科治療の現状


 短期間で目に見えるしわの消し方と言えば、美容外科やクリニックで行うしわ治療ですよね。今はプチ整形を気軽に行う人も増えてきました。保険が効かないため、費用が高額になってしまうのと、副作用などの不安があることはデメリットですが、効果を実感している方も多いようです。クリニックを選ぶ際には、ホームページでドクターの経歴と経験をよく確認し、最初のカウンセリングで人柄も含めてチェックした後で、後悔のないように選択して下さい。

コラーゲン注入について

 コラーゲンは、私たちの身体のいたるところに存在するたんぱく質の一種で、真皮層の7割を占める物質です。加齢によりコラーゲンの生成が衰えてくると、ぴんとしたハリを失い、肌にしわが刻まれてしまうわけです。
美容皮膚科で行うコラーゲン療法は、しわでくぼんだ部分にコラーゲンを直接注入し、盛り上げることで、しわを目立たなくするものです。注射の時間は10分ほどで済み、ダウンタイムもほぼゼロ。身体の負担は最小限と言えます。
身体がもともと持っている成分なので、安全性が高いのもメリットですが、反面時間の経過と共に吸収されてしまい、効果の持続が数か月から半年と限定されてしまうのが難点です。動物由来のコラーゲンだと、アレルギー反応を起こす危険性もありますので、施術前には必ず皮下テストを行うクリニックを選んでください。

ヒアルロン酸なら大丈夫?

考え方と効果は、コラーゲンの注入と同じです。ヒアルロン酸も人間の肌に存在し、細胞間で水分をしっかりキープしてくれる重要な成分です。直接注入することで、しわを修復し、目立たなくすることが出来ます。
コラーゲンよりもヒアルロン酸の方が若干持続時間が長いと言われますが、個人差があります。いずれにせよ、消えてなくなるものには違いないので、しわのない状態をキープしたければ、間隔を置いて定期的に注射を続ける必要が出てきます。継続するかどうかは、自分の希望と美容に用いる予算を照らし合わせて医師に相談しましょう。

気になるボツリヌストキシン

ボツリヌス菌から抽出したボツリヌストキシンというたんぱく質を、筋肉と神経の間に注射し、しわを作る筋肉の収縮をブロックするという方法です。筋肉の収縮を弱めることで、表情によるしわが出来るのを防ぎます。
おでこの深いしわなどには、はっきりとした効果があるようです。即効性がある上、ダウンタイムもほとんどなく、お手軽なしわ治療として人気です。効果の持続時間も、半年ほどと比較的長いのが特徴です。
しかし、未熟な施術者が治療を行い、注入量や注入部位の計算を誤って注射してしまうと、効きすぎてしまったり不自然な表情になってしまうこともあります。その場合、うまく修正のできる施術者を受診したり、効果が減るまで数か月待つことになります。十分な診察や説明をしてくれる技術の高い施術者に受診することが重要です。

PRP治療って何!?

 コラーゲンやヒアルロン酸ではなく、自分の血液から抽出した血小板の成長因子を肌に注入し、コラーゲンやヒアルロン酸の活発な生成を促すという方法です。自分の組織を自分に入れるのですから、アレルギーや拒絶反応などの危険はほぼない、安全な方法と言えるでしょう。採取した血液を遠心分離器にかけ、血小板を抽出して、おでこや頬など希望の部位に注入します。施術時間は1時間ほどで、当日激しい運動や飲酒を控えれば、翌日から普段通りの生活を送ることが出来ます。細かい内出血はメイクで1週間ほど隠して様子をみるようです。効果を実感できるのは1か月程度時間が必要です。即効性を期待する人には、お勧めできない方法かもしれません。効果を持続させたい場合は、注入を何度か繰り返すことを勧められると思います。
 この方法では表情筋による表情じわは消えませんが、皮膚にハリやツヤが出て、刻まれた浅いしわや、皮膚表面のちりめん状のしわが改善します。おでこだけでなく、お肌の全体的な若返りも期待できる治療法と言えますが、費用は高額です。医師のカウンセリングで納得した上で行ってください。

レーザーがおでこのしわに!?

脱毛やイボ取りなど、様々な治療に使われるレーザー療法ですが、しわを消す場合、レーザーを照射して真皮を刺激し、コラーゲンの生成を促進するという方法です。メスを使わないリフトアップとも言われ、効果は目に見える形で確認出来ます。現在は、痛みや赤みに配慮された機器が使われることが多く、ダウンタイムもほぼないとされています。30分~1時間程度の治療の後は、当日から入浴もOKです。ただし、人によっては赤みや腫れなどの症状が出るケースもあるようです。絶対に安全な治療法は存在しませんので、その点は注意が必要です。
レーザーも、効果を持続するためには、1ヶ月~半年に1度など、定期的に行うのがよいとされています。1回数万円と高額なものも多いので、医師と相談の上、よく考えて治療の種類と回数を選びましょう。

リフトアップはリスクが!

髪の生え際を切開し、顔の皮膚を引っ張り上げる手術です。ハリウッド女優など、常に若さと美を追求するプロフェッショナルの間では、ポピュラーな方法とも言えます。
メスによる切開は行わず、糸を使って皮膚を引っ張り上げるリフトアップの方法もあります。どの部位をどのように切り、あるいは糸で引っ張るのか、各医師によって考え方も技法も異なるため、細かく分ければ千差万別と言える方法でもあります。どちらの方法も、効果は永遠に持続するわけではなく、定期的にメンテナンスをする必要があります。また、リフトアップに使った糸が切れてしまったり、切開した傷跡が目だってしまったりと言ったトラブルが発生するケースもあります。リスクについてしっかり理解した上で、施術に臨んでください。

結局はバランスの良い栄養が大事


 現代は技術が進み、身体の中の老化現象に、外からアプローチする方法が増えました。選択肢が増えることは、しわに悩む女性にとっても嬉しいことですよね。しかし、肌のコラーゲンやヒアルロン酸を作るのは、つまるところ口から食べる日々の食事です。高額な費用を投じて治療を行い、おでこのしわを一時的に消すことが出来たとしても、毎日の食事が偏っていては、効果を持続させることは期待できません。

食事次第で肌状態は変わる

バランスのよい食事で体の状態をしっかり整えることで、肌の状態を改善することはかなり期待できます。ダイエットを気にして油抜きをすると、しわが出来てしまう原因になります。オリーブオイルやココナツオイルに含まれるオメガ3脂肪酸、紅花油・ひまわり油に含まれるビタミンEは、アンチエイジングに効果が高いと言われ、注目されている成分です。おでこのしわに悩む方は、積極的に摂ることをおすすめします。

まとめ


 医療と科学技術の向上により、老化に対して様々な面からアプローチ出来るようになってきました。しわを消すことで若々しい心でハッピーに過ごすことが出来るのであれば、積極的に治療に取り組むのはよいことだと思います。ご自分の美容に使う予算と相談して、ベストな方法を選びましょう。但し、美とはバランスでもあります。一部だけに手を加えることによって、全体のバランスが崩れるという危険性もあることは、認識しておいた方がよいでしょう。周りの意見に耳を傾ける柔軟さも必要です。

 若々しさは、健康あってのものです。健康を第一に、若々しさや美容に気を使い、食事を始めとした生活習慣にも気を配り、総合的な素肌美人を目指して下さいね。

ライタープロフィール
川本 あきこ

放送作家・美容ライター。ロンドンの美容専門学校にてスキンケアアドバイザー、メイクの資格を取得。雑誌、書籍の編集、執筆の傍ら美容専門家としてライター、講師を務める。