若いころと比べて髪につやがなくなったと感じませんか。つやがなくなる原因はなんでしょうか。加齢だけではない、つやがなくなる原因について詳しくお伝えします。

街を歩く女性のつややかでまっすぐな髪をみると、自分も昔はそうだったのになあと思うことがありませんか?髪につやがなくなるのは年のせいだとあきらめてはいけません。

その原因は、主に髪のダメージとうねりです。日頃の間違ったヘアケアが原因かもしれません。つやのある髪を取り戻すために、正しいヘアケアを実践しましょう。

つやがなくなるのはダメージが原因

髪は様々な刺激にさらされています。例えば日中に浴びる紫外線、ドライヤーやヘアアイロンの熱、パーマやカラーリングの薬剤による刺激です。これらが髪のダメージにつながります。

髪がダメージを受ける原因と対策について詳しくみていきましょう。

髪がダメージを受けた状態とは

髪は3つの構造でできています。一番外側にはキューティクル、その内側にコルテックス、中心部にはメデュラがあります。つやを作り出すのはキューティクルです。その特徴は髪の表面をうろこ状に4~10枚ほど重なり合い、内部組織を守っています。

表面にあるので最もダメージを受けやすいところです。キューティクルがダメージを受けると、その表面から徐々にはがれたり、開いたりして傷んできます。

表面が傷むと、さらにその下へとダメージが伝わり、さらに剥がれたり隙間が空いたりします。このように表面がデコボコになっているため、光の反射が乱れてつやがないように見えます。キューティクルがダメージを受ける原因は、紫外線の直接の影響と、様々な要因による乾燥が原因です。

ダメージの原因①:紫外線

日中はどこにいても紫外線に晒されていることはご存じでしょうか?真夏の直射日光はほとんどの方が帽子や日傘などで対策をしていると思います。しかし、日陰や曇りの日、屋内でも紫外線は降り注いでいます。

地上に届く紫外線には、UV―AとUV―Bがあります。UV―Aは波長が長く、窓ガラスを通り越して届くもので、老化の原因になるといわれています。UVBは波長が短く、日焼けの原因になるものです。どちらの紫外線も髪にとっては悪影響を与えます。紫外線が髪に与える影響は、次の3つです。

  • 髪が乾燥したりハリやコシがなくなる
  • 髪の強度が低下し切れ毛や枝毛になりやすくなる
  • キューティクルにダメージを与えてつやがなくなる

髪を紫外線から守ることが、髪のつやを守るために必要なのです。

対策①

髪を紫外線から守るにはどのようにすればよいでしょうか。

まず思いつくのが帽子ですね。

帽子は髪が直接紫外線に当たらないようにするのに有効で簡単な対策方法です。ただ、気を付けたいことは、常に帽子をかぶっていると頭皮が蒸れて、においの原因になります。また、屋内でも紫外線があるといって帽子をかぶるのもおかしいですよね。人によってはヘアスタイルを乱したくないので帽子をかぶれないということもあるでしょう。他にはどのような対策があるでしょうか。

紫外線は肌にシミを作る原因になるので、顔や腕には日焼け止めを塗っているという方は多いでしょう。それと同様に、髪に日焼け止めを塗る方法があります。UVカット機能のあるヘアケア製品を使いましょう。UVカット機能のあるヘアケア製品には、他にも保湿効果や静電気防止効果などが加わったものもあります。

髪を保湿すると、それだけで紫外線対策になるので、保湿効果のあるヘアケア製品はおすすめです。また、髪も含めた全身に使えるタイプの日焼け止めもあります。用途に合わせてうまく使い分けるとよいですね。

ダメージの原因②:乾燥

髪のつやがなくなる原因の一つに乾燥があります。
水分を失ったパサパサした髪ではつやがでません。原因は紫外線の他に、ドライヤーやヘアアイロンの熱と、カラーリングやパーマの薬剤によるダメージが主な原因になります。

髪はほとんどがたんぱく質でできていますが、たんぱく質は熱で変性します。特に髪が濡れた状態のときは熱に弱くなります。それは、髪が濡れるとキューティクルが開くので、髪の内部まで熱が伝わりやすくなっているからです。そのことから、濡れた髪にヘアアイロンを使うと、髪にかなりのダメージを与えてしまうことがわかります。また、カラーリングやパーマの薬剤によって髪にダメージを与えます。

カラーリングやパーマに使われる薬剤は、髪に科学的に変化を引き起こします。アルカリ剤で髪のキューティクルを開いて、薬剤を内部のコルテックスに送り届けます。パーマは、コルテックスのたんぱく質結合を切り離すことで髪の弾力を失わせて、その後思い通りの形に変えてから再結合させます。カラーリングはコルテックス内部のメラニンをブリーチ(脱色)してから、色を入れていきます。キューティクルが開いた状態では、内側の水分が蒸発しやすく、乾燥する原因になります。

また、このダメージが中心部にまで及ぶと髪がスカスカになり、乾燥しやすく、さらにダメージを受けやすい髪質になってしまいます。

対策②

内部まで傷んでしまった髪は修復できません。熱などのダメージから守るためには、正しいドライヤーの使い方を学ぶことと、ヘアカラーやパーマの間隔を開けることです。また、日頃から保湿を念頭に置いたヘアケアをしましょう。
具体的なポイントをまとめましたので参考にしてください。

  • ドライヤーを当てる前にタオルドライをして、ドライヤーを使う時間を短くしましょう。
  • ドライヤーやヘアアイロンの前に、髪を熱から守る目的のトリートメントを使いましょう。
  • ドライヤーは頭皮を乾かすように使いましょう。毛先には極力当てないようにしましょう。
  • ドライヤーを使うときは最低10cmは離しましょう。同じところに長時間当てないように動かしながら乾かしましょう。
  • ヘアアイロンは必ず乾いた髪にしましょう。

髪のうねりがつやを見えなくする

髪につやがあるようにみえるのは、髪が一方向にきれいに流れているからです。年とともに髪にくせがでてきたという人も多いのではないでしょうか。その原因を見てみましょう。

髪がうねるのはなぜ?

ストレートヘアの人は毛穴がまっすぐです。反対にくせ毛の人は、毛穴の出口が曲がっていたり、毛穴の中でも毛が生えてくる道が曲がっていたりします。ただし、これは先天的なくせ毛の人で、年を取ってからくせがでてきたという人は別の原因があります。

髪がうねる原因①:頭皮のたるみ

原因の一つが頭皮のたるみです。
主な原因は老化現象によるもので、顔や全身のたるみと同様に、頭皮も重力に負けてたるみます。頭皮がたるむと、毛穴も一緒にたるんでゆがみがでます。この毛穴がゆがんだ状態で生えてきた毛が原因で髪がうねります。

また、頭皮がたるむと頭頂部の皮膚が薄くなり、全体が圧迫されます。

その結果、血流が悪くなって髪に栄養が十分にいきわたらなくなり、ひょろひょろとした力のない毛が生えるようになります。このような弾力のない毛は髪をまっすぐにする力がないので、毛穴の少しのゆがみでうねっていきます。

対策①:エイジングケア

頭皮のたるみによるうねりを解消するには、頭皮のエイジングケアを考えましょう。ポイントは保湿と血行促進です。

頭皮が乾燥するとハリが失われてたるみやすくなります。これはお肌と同じことが言えるので、乾燥を防ぐには、あまり頻回にシャンプーをしないこと。なぜならシャンプーのし過ぎは、皮脂を取り過ぎて、乾燥を進ませることがあるからです。

ちなみに皮脂は頭皮の乾燥を防ぐ役割をしてくれます。

取り過ぎは乾燥だけでなく、頭皮の防御作用で乾燥を防ごうとさらに皮脂が分泌され、かゆみや頭皮環境悪化の原因になり、悪循環です。シャンプーは1日1回までにとどめておきましょう。

血行促進には頭皮マッサージがおすすめです。頭皮マッサージは手でもよいですが、ブラッシングが簡単で効果的です。ブラッシング専用のブラシを使うと、頭皮に適度な刺激を与えられると同時に、髪自体にもつやを出すことができます。

髪がうねる原因②:毛穴の汚れ

毛穴に汚れがたまり、老廃物として残ると目詰まりを起こすことがあります。その結果、毛穴の形がかわり、髪がうねります。

では、毛穴がつまる原因は何でしょうか。

1つは、洗髪のときに十分に汚れを落とし切れていないことが原因です。頭皮の汚れははっきりとは見えませんが、一日過ごしていく中で、汗やほこり、皮脂などがたまっていきます。その汚れを放っておくと、毛穴に汚れがつまってしまいます。

もう1つは、汚れだけでなく、シャンプーやトリートメントのすすぎ残し、整髪料も毛穴をつまらせる原因になります。整髪料は毛の発育にはマイナスになります。整髪料の使いすぎは頭皮に負担がかかりますし、毛穴にこびりついてシャンプーで十分に落としきれないことがあります。

対策②:頭皮ケア

つやのあるきれいな髪が生えてくるように、毛穴の汚れは毎日しっかりと落としましょう。そのために、正しいシャンプーの方法を実践しましょう。

  • シャンプーで洗う前に、お湯で汚れをしっかりと落としましょう。シャンプー後にすすぐのと同じくらいしっかりと洗います。
  • シャンプーの液が頭皮全体にいきわたるように、シャンプーは手にとり、泡立ててからつけます。
  • ドライヤーは頭皮を乾かすように使いましょう。毛先には極力当てないようにしましょう。
  • 洗うときは指の腹で頭皮をマッサージするように、しっかりと洗います。爪を立てたり力を入れすぎたりすると、頭皮を傷つけてダメージの元になるので気を付けましょう。
  • すすぎは特にしっかりと行いましょう。シャンプーが頭皮に残ると毛穴のつまりの原因になります。
  • シャンプーのつけすぎに注意しましょう。市販のシャンプーは洗浄力が強いので、少量でも大丈夫です。シャンプーをつけすぎると洗い残しの原因になります。

頭皮ケアの基本はシャンプーです。シャンプーは髪ではなく、頭皮を洗うもの。正しいシャンプーで頭皮を清潔に保ってうねりを解消し、つやのある髪を手に入れましょう。

生活習慣の中に髪のつやを失う原因が!

髪は肌つやと同様に体の健康をあらわす鏡のようなものです。
パサついた髪は不健康そうに見えますよね。手入れが行き届いたつやのある美しい髪の人は、それだけで規則正しいよい生活をしてそうなイメージがもたれます。実は、それはイメージだけでなく、生活習慣の乱れも髪のつやに影響を与えるのです。生活習慣がどのように髪に影響を与えるのでしょうか?

規則正しい生活

髪は頭皮に運ばれる血液から栄養を受けて成長します。その栄養が十分でないと、弾力のない細い毛になってうねったり、乾燥してダメージを受けやすくなったりします。規則正しい生活をするのは、血行をよくすることと、栄養をしっかりとることがポイントです。つまり、大切なのは十分な睡眠、バランスのよい食事、適度な運動です。

十分な睡眠によって、髪の成長を促します。夜の10時から夜中の2時は、髪が最も成長する時間だといわれていますが、これは成長ホルモンが最も分泌される時間だからです。夜更かしは髪の成長を妨げ、つやを作る元になる弾力と強さのある髪になりません。

バランスのよい食事は体の健康のためにも大切ですが、十分な栄養をとらないと髪に栄養が行き届きません。特にとっておきたいのが、髪の成分の大部分を占めているたんぱく質です。肉・魚・大豆製品に含まれています。夏バテやダイエット中には不足しやすいので、意識的に摂るようにしましょう。適度な運動は血行促進に役立ちます。特に冷え性の方は特に血行が悪くなりがちです。

冬に限らず、夏でも冷たい食べ物やエアコンの影響で冷えは起こりがちです。軽く汗をかく程度の運動をすると全身の血行がよくなります。全身の血行がよくなると、当然頭皮の血行もよくなります。血行をよくして髪に栄養が十分に届くと、つやのある健康な髪が生えてきます。

まとめ

髪のつやは正しいヘアケアで取り戻すことができます。つやのある髪は若々しく、健康な印象を与えます。今回紹介したヘアケア法を実践」して、いつまでも若々しいつや髪を保ちたいですね。

ライタープロフィール
山川 ハナエ

主婦兼フリーライター/元看護師/三児の母。独身時代は給料の大半をエステと趣味のバレエに費やす美容オタク。働く女性と育児奮闘中の母の気持ちがよくわかる。趣味は読書、英語学習、舞台鑑賞。年を重ねても内面が輝く美しい女性に憧れている。