肌の潤いが感じられないと、乾燥肌で深刻に悩んでいる女性が多くいます。

とにかく保湿と思って、化粧水やクリームを重ね塗りしているのに改善されないなら、その肌、潤いを留めておく力が弱まっているかもしれません。

このままにしておけば、しわになることが予想されます。
 
ちなみに頬の皮膚は、目の下の皮膚と同様、デリケードで乾燥しやすく、気付けばカサついて小じわが出来ている……ということもあります。かすかに気になる小じわを見逃さず、これ以上状態を進ませる前に、きちんとケアしておきましょう。

顔の中でも頬は左右面積を占める部位で、日常ファンデーションやチークをよく使用し、クレンジングは必須のスキンケアです。

もし乾燥肌に悩まされているなら、お手入れが雑になっているかもしれません。もちろん、そのつもりはなくても、無意識のうちに力が入ってしまうのが頬です。
 
雑なクレンジングが引き金となってバリア機能が低下し、刺激を受けやすい肌状態が続けば、キメが乱れて小じわへと進むことがあります。

ぜひここで頬の皮膚の特徴をしっかり把握し、キメがふっくら整った潤いに満ちた肌を目指してみてはいかがでしょうか。

しわの種類と特徴を把握しよう


しわには大きく分けて3種類あります。顔の部位によって出来るタイプが異なるので、自分の肌を観察しながら確認しましょう。

  • ちりめんじわ:別名「小じわ」。乾燥が主な原因。潤いが確保、維持されると回復。
  • 表情じわ:顔の表情に合わせて出来るしわ。戻るものと戻らないものがある。
  • 真皮のシワ:表情じわが進行して出来たもの。コラーゲンの変質から肌弾力が低下、しわへ。

 小じわは、早めの気付きと正しいケアで、肌改善が期待出来ます。

頬に小じわが出来る原因と理由


頬あたりにあらわれる小じわは、化粧崩れの原因になることもあれば、顔を老けて見せることにつながるので、女性にとっては厄介ですよね。
主にその原因は、日頃の習慣が大きく関わっています。

頬に小じわができる原因は主に「乾燥」によるものです。肌の乾燥を進ませていることがありますので、確認してみましょう。

小じわを招く「紫外線」に要注意

小じわの原因は乾燥が主ですが、特に紫外線がその状態を悪化させてしまうことがあります。よくご存知の方もいらっしゃると思いますが、ここで再確認しておきましょう。
 
私たちの肌は、紫外線が当たると、肌表面が日焼けして水分が蒸散するだけでなく、真皮層のコラーゲンやエラスチンにダメージをもたらし、弾力やハリ低下を招くことがあります。

近所に買い物、洗濯物干す、ゴミ捨てのようなわずかな時間が積み重なれば、肌の乾燥が小じわにつながる可能性大です。そんなうっかり日焼けに注意するといった積み重ねも、潤いのある肌づくりの常識です。

特に頬は、頬骨の高さで紫外線を浴びやすいという構造上の特徴があります。

さらにメイクのチークに配合されているタールも、長時間紫外線を浴びれば乾燥し、色素沈着を起せばシミになることもあります。

そのお手入れが肌に負担をかけている!?

突然ですが、スキンケア、正しく出来ていますか?美しい肌づくりのためのお手入れ方法が、実は間違っているかもしれません。それが原因で乾燥を進ませていることがあるのです。

美しい肌のために保ちたいのが、清潔で潤いが続いている状態です。

肌の汚れ落としは、ていねいなクレンジングがポイント、などとよく言われますが、実際にどのようにすればいいのかわからない方のために次にまとめました。

叩く・擦る・力を入れ過ぎは不要

スキンケアは、使う手の指や部位を間違えると、無意識のうちに力が入って肌を傷つけてしまう事があります。そうならないためのコツを次を参考にしてみましょう。

①お肌を触る時には、まず手をしっかりと洗い清潔な状態にします。
②使用する指は力の入りづらい薬指を使用するようにしましょう。

強く叩いたり擦ったりするような動作をしないように、できるだけゆっくりと優しくタッチするようにお肌を触るよう心がけると、スキンケアによるダメージを減らす事ができます。

メイク落としが肌状態を左右する

メイク落としや洗顔、ていねいに行っていますか?

クレンジングや洗顔方法を間違えると、せっかくの汚れ落としが肌にダメージを与えていることがあります。また、形状によって肌に負担をかけていることもあるので、見直してみて下さい。

クレンジング剤のオイルタイプは、メイク汚れ落としに優れています。その分、肌のバリア機能を低下させて、肌が本来持っている保護機能を弱めてしまう場合があります。

そこで、濃いお化粧を落とす時などにピンポイントで使用すると、肌を傷めない上手な使い方が出来ます。

ミルクタイプのクレンジングは、比較的肌に負担が少ないと言われています。メイク汚れをミルクに絡め取るようにやさしくマッサージするのがコツです。

どちらを使用する時も、肌の上を優しく滑らせることが大事です。

ルーティーン化したスキンケアを見直し

頬に小じわを作らないようにするには、スキンケア方法にも工夫が必要です。いつも通りのスキンケアで小じわが出来たら、自分の生活やお手入れ方法を細かく見返して下さい。

それが予測できる予防として期待出来るからです。

クレンジング同様、洗顔もスキンケアのステップとして重要な役割を果たしています。

ふわふわとした泡で洗い上げる事で、お肌に負担を掛けずに洗う事ができます。泡の弾力を利用し、直接肌を触れないようにゆっくりと手を動かすのがコツです。

ここで注意したいのが、泡が立ちやすからといってお肌に優しいかどうかは別物だという事です。洗浄力が高くて泡の立ちやすい洗顔料は、必要以上にお肌の油分を取り除いてしまう事があります。

お肌の事を考えるのなら石油系の原料を使用していない自然派の洗顔料を使用し、自力で細かく柔らかいタッチの泡が作れるような、泡立てネットなどを使う事をおすすめします。ぜひこすらない洗顔をマスターして、お肌本来の美しさを引き出してあげて下さい。

化粧水のつけ方を工夫する

化粧水は肌に不足しがちな水分量を補ってくれる必要不可欠なアイテムです。肌により浸透するように意識してつける事によって、より高い保湿効果を期待出来ます。

使用する化粧水を変えなくても、方法を変えるだけで簡単に取り組めるので、ぜひ参考にしてみて下さい。

  • ①清潔な手に化粧水をのせ肌の温度くらいに温めます。
  • ②顔覆うように顔全体に化粧水を広げます。
  • ③手を覆ったまま少しずつお肌に浸透させていきます。
  • ④モチモチしてくるまで優しく押さえ、なじませます。
  • ⑤全て馴染んで滑らなくなった、もう一度化粧水を足していきます。
  • ⑥小鼻や目のくぼみなど、凹凸のあるところには薬指を使用してポンポンと馴染ませます。

化粧水を馴染ませるのにコットンを使用する場合にも、同じように優しいタッチで行います。

コットンはクッションにもなりますが、繊維質なので力を入れすぎると繊維でお肌を傷つけてしまうので注意が必要です。できるだけ繊維の刺激を与えないように、毛羽立ちづらいコットンを選ぶようにして下さい。

浸透率の高いプレ化粧水を使用する

浸透率の高い化粧水を選んで使用すると、より保湿効果を上げる事ができます。肌の保湿に重要なラミドやコラーゲンは、年齢とともに減少していきます。

ハリと潤いのある肌を目指すなら、不足した栄養素を補ってあげる必要があります。

ちなみに、化粧水がどんなに良いものでも、肌がそれを受け入れる準備が整っていなければ、手応えを実感する事ができません。

そこでブースターやふき取り化粧水など、保湿タイプの化粧品を導入しやすくするための化粧品を使用すると、肌を柔らかくほぐして、美肌成分の浸透を助けてくれるのでおすすめです。

乳液やクリームでしっかりと蓋をする

どんなに良い化粧水を選んで使用しても、そのままの状態で放っておくと水分が蒸発して余計に乾燥してしまいます。化粧水をつけた後は乳液やクリームで蓋をするのを忘れないようにしましょう。

洗顔やクレンジングで取り去ってしまった皮膚表面のバリア機能を、乳液やクリームで補うことでしっとりとした潤いのあるお肌にする事ができます。

但し、付け過ぎはオイリー肌に傾いて、それが原因で肌が酸化することがあるので要注意です。

肌のバリア機能が低下していると、皮膚表面から水分が蒸発してしまうだけでなく、傷が付きやすいデリケートな状態になるので炎症を起しやすくなります。

乳液やクリームは化粧水をつけたすぐ後のタイミングで塗布し、常に保護膜を整えて強い肌を維持しましょう。

美容液を活用して栄養を補充する

 一般的に美容液は、化粧水や乳液では足らなかった栄養素をピンポイントで補給することが期待出来るアイテムです。

ちなみに使い始めるタイミングは、シワを目立たなくしたい!という明確な目的が定まった時がベターです。ぜひその機会に使用しているスキンケア製品を見直すきっかけにしてみるのもおすすめです。

 また、美容液に配合されている成分はメーカーよって様々なので、ご自分のお肌にあった配合のものを探すようにして下さい。

+αのケアで肌に変化が!

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いつものスキンケアに少し工夫を加えるだけで、頬の小じわが気にならないハリのあるお肌にする事ができます。

日頃から当たり前のように行っている行程のやり方を変えたり一手間加えるだけで、思いの外簡単に効果を実感する事ができるので、ぜひ試してみて下さい。

ホットタオルを活用する

 ホットタオルは、上手く活用すればお肌にとって良い効果をもたらしてくれます。
スキンケアの過程で取り入れてみましょう。ここでは、ホットタオルの作り方と使用するタイミング、使用する上での注意点を解説していきます。

ホットタオルの作り方

  • 清潔なタオルをお湯で濡らし硬く絞り、ビニール袋に入れ、上を縛らずにそのまま電子レンジに入れます。
  • 2分程度温めたら電子レンジから出し、手のひらの上で気をつけながら広げます。

ホットタオルの使用方法

顔全体を覆うように(呼吸をしやすいように鼻の穴は塞がない)、ホットタオルを乗せ、完全に冷え切る前に外します。
水分を軽くティッシュオフしたらすぐに化粧水、もしくはプレ化粧水を肌に馴染ませましょう。

ホットタオルを使用するタイミング

フェイス用の保湿パックが流行っていますが、それを乗せてからホットタオルで温めるという方法も一案です。但し、2分程度で外すことが大事です。長い時間乗せると、乾燥を招くことがあるので要注意です。

まとめ

顔の中で、目周りに次いで皮膚が薄い頬。乾燥しやすく肌のキメが乱れやすいことが、小じわの原因になることがご理解頂けましたか?

小じわがやがて深いしわへと刻まれないためにも、ていねいなクレンジングと洗顔、肌に美肌成分を行き渡らせて留めるというスキンケアを、ぜひ今日から始めてみてはいかがでしょうか。

ライタープロフィール
川本 あきこ

放送作家・美容ライター。ロンドンの美容専門学校にてスキンケアアドバイザー、メイクの資格を取得。雑誌、書籍の編集、執筆の傍ら美容専門家としてライター、講師を務める。