目もとの小じわ。その原因の1つに間違ったダイエットがあります。

痩せたいと思って始めたら、いつの間にか肌ダメージにつながり、結果、小じわをつくっているかもしれません。それだけ肌状態はそ食事の影響を大きく受けています。では小じわと食生活がどう関係があるのかを見ていきましょう。

目元の小じわ、じっくり鏡で見て下さい。よく見ると1本1本が縦横、格子状に走っていませんか?

小じわは別名、ちりめんじわと呼ばれ、浅くて細かく、目元などにあらわれやすいという特徴を持っています。

乾燥がその主な原因で、十分な潤いが維持出来れば回復することもあります。しかしながら、それが間違ったダイエットにある場合、回復は難しくなるということを覚えておいて下さい。

今、ダイエット中の人、これから始めようと思っている人は、ぜひ小じわケアのためにも次を参考にしてみて下さいね。

肌は食べ物で出来ている

私たちの体も肌も、口にしている食べ物の栄養素が、血液から全身に栄養となって運ばれ、エネルギーとなって生命体を維持しています。

いつの時代もファッションに合わせてスリムな体型に憧れ、モデルのようなスタイルを目指して過度なダイエットに走る女性は少なくありません。また、すぐに肌不調を感じないことを理由に、栄養バランスのことを重要に捉えていない人もいるようです。

近年、「現代人の栄養不足」が問題視されていると言われています。自分の食生活の見直しをしっかり行うように心がけましょう。

減っていく成分は食事でサポート

肌のハリや弾力に重要な働きを持つ、コラーゲンやエラスチンなどの成分は、二十歳あたりをピークに減少していきます。年齢を重ねるたびに訪れる肌老化に加え、間違ったダイエットで栄養が不足すれば、肌年齢を進ませることになりかねません。

このまま続ければ、肌の表面に小じわとなってあわれるというメカニズムは避けられないものです。減っていくものをこれ以上減らさない!という意識を持って、食事でサポートしてみましょう。

栄養不足とはどんな状態?

スーパー、百貨店、コンビニエンスストア、レストラン、ファストフード……私たちの生活は、食べ物に満ち溢れ、とても贅沢な日々を過ごすことが出来る環境にいます。

なのに、栄養不足の人もいると、プロの専門家の先生は警告を鳴らして注意を呼び掛けています。では、どんな状態が栄養不足なのでしょう。

現代の栄養不足とは

ダイエットや美容のため、また健康のためと、カロリーを気にし過ぎや、サプリメントを主食にする、加工食品やインスタント食品のような栄養の少ない食事で、必要な栄養素が足りていない状態のことです。心当たりがある人もいるのでは?

脂質を燃やす大事な3つの栄養素

現代人の食生活は、ビタミン、ミネラル、アミノ酸が不足しやすいと言われています。

そこへダイエットで食事の量を減らせば、栄養不足の状態がさらに深刻になります。しかもこの3つこそが、脂質を燃やす重要な働きをしているので、意識して摂りたい栄養素です。

脂質不足が小じわのきっかけに!?

スキンケアをしっかり行っているのにも関わらず、小じわが出来てしまう人、脂質を減らすダイエットが原因かもしれません。

脂質は、細胞の新陳代謝の働きに重要な栄養素です。極端なオイルカットによって脂質が不足すると、新陳代謝がうまくいかず、肌においてはターンオーバーにも影響を及ぼすことがあります。

肉=太る、とは限らない。食べ方のコツ

太ることを気にし過ぎて、肉を食べると太ると思い込んでいる人がいますが、そうとは限りません。

例えば、肉なら脂肪分が極力少ない赤みを選び、それを食べ過ぎないように心がける。週に1,2回、野菜と一緒にしっかり頂くなど、工夫をしましょう。それが小じわを作りにくい肌へと導き、結果、肥満対策につながります。

何を避けているのかを今一度確認

我流のダイエットは、どうしても摂取する食材や栄養素が偏りやすくなります。

先ほどの「肉は高カロリー、だから太る」と思い込んで食べないようにしていると、無意識のうちに必要な栄養素を避けている可能性が高くなり、気付けば肌がかさつくとか、ダイエットの効果が見られないことがあります。

その日に何を食べたか、何が足りていないかを、毎日、毎週、一か月ごとなど、決まった時に見直して、不足や偏りを改善するように心がけましょう。

小じわを引き起こす活性酸素とは

雑誌やテレビなどで「活性酸素」という言葉を目にする機会が増え、気に留める人もいるかと思います。

これまで活性酸素はさまざまな老化現象を引き起こす悪者として知られていましたが、身を守る働きもしていることが、医療や美容分野で注目されるようになりました。

活性酸素の特徴と付き合い方を理解しておくと、肌老化による小じわを作らない秘訣になるので、ぜひ参考にしてみて下さい。

呼吸から活性酸素が発生

私たちは呼吸をすると、体内に酸素を取り込みますが、代謝が行われる過程で、活性酸素が自然に発生します。その割合は全体の酸素量のうち約2%程度が活性酸素と言われています。

老化現象や病気など、不調を招く悪者というイメージがありますが、体を守る働きもあり、善玉、悪玉と分けて捉えることがあります。つまり、体に必要なものもあれば、増え過ぎると害になるのです。

小じわ対策のためにも、まずは活性酸素の発生原因を見ていきましょう。

身近にあった発生原因。守るための工夫を!

活性酸素の発生原因は、何気ない生活の中に存在しています。小じわはもちろん、体を守るためにも以下の原因を避ける工夫をしてみてはどうでしょうか。

  1. 喫煙
    煙草はタールのような有害物質が体内に入ると、体を守るために活性酸素が増えます。それが引きがねとなって肌のターンオーバーに影響を与え、しわを作る原因になります。
  2. 飲酒
    飲酒は適量であれば、活性酸素を減らすと言われています。しかし、アルコールを分解する際に活性酸素が発生するので、飲み過ぎは逆効果です。飲酒がストレス発散になる人もいますが、適量を守り、休肝日を設けるなど、上手に付き合いましょう。
  3. ストレス
    ストレスを感じると、体を守ろうとする際に副腎皮質ホルモンが分泌されますが、その時に活性酸素も作られてしまいます。趣味やスポーツなどで、上手にストレスを発散させることは重要です。

肌がさびる?小じわになる?

活性酸素とセットで出てくるのが「酸化」という言葉です。活性酸素は毒性が強いため、体内の細胞を酸化させて、老化や病気などのトラブルを引き起こします。

小じわの原因も、活性酸素で体が酸化することで出来るので、どのようなメカニズムなのか理解しておきましょう。

肌の皮脂、多すぎるとダメージ肌に

喫煙、飲酒、ストレスの他にも、紫外線や大気汚染なども活性酸素の発生原因になります。

皮膚で活性酸素が発生すると、顔の皮脂が酸化し、過酸化脂質を作ります。この過酸化脂質が別名「肌さび」と呼ばれ、しわの原因になるのです。

コラーゲンも酸化する

コラーゲンやエラスチンのような肌の弾力に大事な組織も、酸化すればダメージを受け、肌のみずみずしさを失い、しわを作ってしまいます。

活性酸素の発生原因は、私たちの生活環境と密接に存在しているため、意識して対処する工夫をしない限り、影響を受けやすくなります。とはいえ、手軽に避けることが出来るので、今日から始められることは積極的に取り入れることをおすすめします。

早めに対処してダメージを少なくして!

目元の小じわは乾燥だから、保湿すれば元に戻る、と思っている人もいるでしょう。活性酸素のような目に見えない原因は、早めに対処することで、ダメージを少なくすることが出来ます。

食事や生活習慣を見直して、小じわのない肌を目指して下さいね。

ライタープロフィール
川本 あきこ

放送作家・美容ライター。ロンドンの美容専門学校にてスキンケアアドバイザー、メイクの資格を取得。雑誌、書籍の編集、執筆の傍ら美容専門家としてライター、講師を務める。