シャンプーのコマーシャルのように、ツヤツヤの髪を風になびかせて颯爽と歩く、憧れますよね。髪に艶がないとそれだけで老けた印象になります。

実際に、子供の髪は光沢があって、見ているだけでも気持ちがよいですよね。

艶がなくなるのは加齢も原因ですが、日々のケアで艶を取り戻すことが期待できます。家庭でできる艶出し方法をまとめましたので、ぜひ実践してみましょう。

艶がなくなる原因

若いころと比べて、髪に艶がなくなったと思う人は多いはずです。

その理由は老化のせいでしょうか?実はそれだけではありません。艶がなくなる原因について説明しましょう。

艶があるってどんな状態?

そもそも、髪に艶が出る理由についてご説明したいと思います。まず、艶のある髪は、一本一本の髪の表面を覆っているキューティクルが整っています。

キューティクルは髪の内部を保護するために、髪の表面をうろこ状に覆っています。

また、頭皮から毛先に向かって髪に巻き付いていて、通常は閉じていますが、なんらかの原因でこれが開くと、光が不規則に反射してきれいな艶がでません。次に、髪全体の流れが同じ方向に向かっているということです。髪がそれぞれ別の方向を向いていると、光が一方向に反射しないのはお分かりですね。

さて、キューティクルが開く原因と、髪の流れがバラバラになる原因はなんでしょうか。一つずつ説明しましょう。

原因1.ダメージ要因について


なぜキューティクルが開いてしまうのかについてご紹介します。結論から申し上げると、最大の原因は髪のダメージです。髪は日頃から様々な刺激にさらされています。

紫外線によるダメージ、ヘアカラーやパーマによるダメージ、ドライヤーやヘアアイロンの熱によるダメージなど、身近な要因が積み重なって起こるのです。

通常はキューティクルが、内部までダメージが届かないように髪を守ってくれていますが、適切なヘアケアをしないでいるとキューティクルが開いた状態が続き、髪の奥までダメージを受けてしまいます。

原因2.うねり

昔はストレートヘアだったのに、今はくせ毛という人もいるのではないでしょうか。

このように後天的にくせ毛になってしまった場合は、頭皮環境の悪化による毛穴のゆがみが原因です。くせ毛の人は毛穴が曲がっているために、生えるときに髪がカーブします。

ストレートの人はまっすぐの毛穴ですが、毛穴のまわりに汚れや皮脂がついていると毛穴の形が変わってしまいます。これが原因で髪がうねります。髪がいろいろな方向にうねってしまうと、艶がでません。

艶出しケア6選

美容室に行った帰りは髪に艶がありサラサラの状態ですが、数日たつと元通りのパサパサの髪に。できれば美容室帰りのツヤサラ髪を維持したいものです。

艶を出すには、ダメージを回復させることと、髪の流れる方向を一方向に保つことがポイントです。

具体的に家庭でできる艶出し方法をご紹介しますので、実践してみましょう。

ブラッシングで艶出し

ブラッシングの目的は主に次の3つがあります。ぜひ参考にしてみて下さい。

  1. シャンプー前のブラッシングで、髪や頭皮の汚れを落とし、シャンプーの洗浄効果をあげることが目的です。頭皮の汚れは髪のうねりの原因になりますので、シャンプーの洗浄効果をあげることで、艶出し効果が期待できます。
  2. 髪の流れを整える目的があります。髪の絡みをとき、指通りをよくすると同時に髪が同じ方向に流れることで艶を出します。また、皮脂を髪全体に行き届かせることができ、髪のうるおい効果もあります。
  3. 頭皮をマッサージする目的があります。ブラッシングで頭皮の血行をよくすることで、髪に栄養が行き届き健康な髪が生え、艶がでます。

このように多くの効果が期待できるブラッシング。ぜひ日々のヘアケアに取り入れましょう。
ブラッシングをするときには、いくつか注意点があります。

ブラッシングのポイント5つ

ブラッシングをするときには、注意点があります。適したブラシ、タイミングなど、ポイントをおさえておくと、効果が期待できます。

  • ブラッシングをするときは、ブラッシング専用のヘアブラシを用意しましょう。
    ヘアブラシは多くの種類がありますが、コームやロールブラシではあまり効果がありません。
    ブラッシングに適しているのは、イノシシや豚といった動物の毛でできたヘアブラシです。毛質が柔らかく、適度な弾力があり、頭皮を傷つけずに適度な刺激を与えることができます。また、ナイロン製のものは静電気が発生して髪にダメージを与えるのでおすすめできません。
  • 髪は毛先からとかしましょう。絡まった髪を根本からとかすと、無理にひっぱってしまい、頭皮も髪も傷つけます。毛先をとかしたあと、髪の中間から、頭皮から、と順にとかしていきます。絡みが強く痛みがある場合は手で髪を保持しながらとかします。最後に全体をとかしましょう。
  • 乾いた髪にブラッシングしましょう。シャンプー後の濡れた髪にブラッシングするとキューティクルを痛めます。乾いた髪で静電気が起きやすい場合は、ブラシか髪を少し濡らすとよいでしょう。ブラッシング専用のクリームなどを塗るのもよいでしょう。
  • ブラシは定期的にお手入れしましょう。ブラシに汚れがついたままだと雑菌が繁殖し、髪の汚れの原因になります。お手入れ方法は、シャンプーを溶かした水で洗い、よくすすぎましょう。すすいだ後は毛の部分を下にして乾いたタオルの上で乾かしておきましょう。
  • 頭皮のトラブルがあるときはやめておきましょう。

シャンプートリートメントで艶出し

正しいシャンプーとトリートメントでのヘアケアで、艶出し効果が期待できます。

シャンプーは頭皮を洗うことが目的です。正しい手順で行うことでシャンプーの洗浄効果を高め、頭皮の汚れをしっかり落としてうねりを解消し、艶出し効果が期待できます。シャンプーの手順を確認しましょう。

  • お湯で洗髪する予備洗いをしっかりと行いましょう。髪の汚れはシャンプーをつける前にお湯だけでほとんどが落ちます。予備洗いをしっかりすることでシャンプーの泡立ちがよくなり、洗浄効果が高まります。
  • シャンプーは手にとり、泡立ててから髪につけます。髪につけてから泡立てると、髪同士がこすれて髪にダメージを与えます。また、シャンプーの泡が髪全体に行き渡りにくくなります。
  • シャンプーは指の腹で頭皮をマッサージするように、毛穴の汚れもしっかり落とすように洗います。特に耳の後ろ、後頭部は洗い残しやすいので気を付けましょう。
  • すすぎはしっかり行って下さい。シャンプー剤が頭皮に残ると、うねりの原因になります。
  • シャンプー後はトリートメントを使いましょう。
    トリートメントは髪の内部に浸透して、髪のダメージを修復する役割があります。また、キューティクルを整え、髪の指通りをよくする効果があるので、艶出し効果が期待できます。

以下を参考に、トリートメントを使うときの注意点を確認して、効果を発揮してみましょう。

  • トリートメントは頭皮につけないようにしましょう。トリートメントの目的は髪そのものです。頭皮に余計な負担をかけないことが大切です。
  • トリートメントが髪の1本1本にいきわたるように、丁寧に髪に揉みこみます。特に毛先はダメージを受けやすいので、念入りにします。目の粗いコームでなじませるとより効果があります。
  • トリートメントを髪の内部にしっかりと浸み込ませるために10~15分ほどおきます。このときタオルで髪を包むとより効果的です。
  • しっかり洗い流します。トリートメントは少し髪に残しておいた方がよいと勘違いされている方がいますが、洗い残しは頭皮ダメージの原因になります。

アウトバストリートメントで艶出し

入浴中にシャンプー後につけるトリートメントをインバストリートメントというのに対して、洗い流さないタイプのトリートメントのことをアウトバストリートメントといいます。

入浴後はアウトバストリートメントを使用することで艶出し効果が期待できます。

アウトバストリートメントの中にはドライヤーなどの熱から髪を守ってくれるものや、UVカット機能があるものがあります。インバストリートメントと違って、髪の表面を保護し、保湿効果があります。髪のダメージ要因となる乾燥対策のために、常備したいアイテムです。

アウトバストリートメントの使い方は、トリートメントの種類によってさまざまです。形状も、クリームタイプ、ミストタイプ、オイルタイプなどがあります。

濡れた髪つけるものもあれば、乾いた髪につけるものなど、髪質や状態、さらにテクスチャーが自身のストレスにならないものを選ぶようにしましょう。

また、付け過ぎるとべたついたり、髪がぺちゃんこになるといった、頭皮に負担がかかります。使用方法を確認して、適量を使うことが大切です。

アウトバストリートメントの使い方のコツは、潤いを失いがちな毛先を中心に使うとよいでしょう。そして毎日使うことで艶出し効果が実感できます。顔につける化粧水や乳液のような感覚で使用するとよいですね。

ドライヤーで艶出し

ドライヤーは髪のダメージになりますが、適切な使い方をすることで艶を出すことができます。ドライヤーがダメージの原因になるのは熱による乾燥です。一か所だけに熱風を当てないようにすることが大切です。

ドライヤーにもいくつかの種類があります。マイナスイオンやナノケアといった機能をよくみるでしょう。

しかし重要なのは、風量と温度です。風量調節と温度調節があると、髪の傷みに合わせて調節しやすいでしょう。多機能のものは値段が高くなりますが、せめて熱風、温風、冷風の調整機能はあった方がよいですね。髪の毛は熱で柔らかくなり、冷やすと固まります。この性質を使って、ヘアセットの仕上げは冷風を当てましょう。

ドライヤーで髪にダメージを与えずに艶を出すポイントを確認しましょう。

  • シャンプー後に髪を乾かす場合はタオルドライをしっかりしましょう。ドライヤーを当てる時間を短くでき、ダメージを最小限にします。
  • ドライヤーは頭皮から毛先の方向に風が行くように当てましょう。キューティクルは頭皮から毛先に向かってうろこ状に髪を覆っています。濡れた状態の髪はキューティクルが開いているので、キューティクルを閉じるように意識すると艶がでます。
  • 9割ほど乾いたら、ブロー用のヘアブラシで毛流れを整えながらドライヤーを当てましょう。ブローが苦手な方は、手ぐしでも大丈夫です。仕上げに冷風をあてて毛流れを整えましょう。

ヘアカラーで艶出し

ヘアカラーの選び方で艶のある髪を演出することができます。ヘアカラーは深い色がおすすめです。艶のある髪にみせるには、黄色系ではなく、パープル系がはいった色を選ぶとよいでしょう。

黄色系の色で明るくすると、明るい印象にはなりますが、髪質はパサパサした印象になります。他にも、青紫色の深みのある落ち着いた色を選ぶと、ダメージが目立ちにくくなります。

ヘアカラーの仕組みは、髪のキューティクルをアルカリ剤で広げて、内部の色をブリーチ(脱色)し、そのあとに色を入れるという工程があります。キューティクルを薬剤で広げるので、髪はそれなりのダメージを受けます。そのため、あまり頻繁にカラーリングするのはおすすめできません。

今ではトリートメント効果のあるヘアカラー剤も多くあり、カラーリングしない黒髪よりもカラーリングした方が艶があるように見せられることもあります。

艶出しスプレーを活用

手軽に艶を出したいというときには、艶出しスプレーが便利です。ヘアカラーやヘアアイロンなどで乾燥しがちな髪は、なかなか艶を出しにくいでしょう。艶出しスプレーは、ほとんどが保湿効果があるため、髪に適度な水分を与えてくれます。艶出しスプレーの中は、他にもUVカット機能や、静電気を予防する効果、消臭効果があるものもあります。

紫外線や静電気は髪にダメージを与えます。艶を保つためには、ダメージを与えるものからできるだけ髪を守ることが大切です。艶出しスプレーは出かける前にサッとスプレーするだけでヘアケア効果と艶出し効果が得られるので、持っておきたいアイテムですね。

まとめ


髪は見た目の印象を左右します。艶のある美しい髪は清潔感があり、若々しい印象を与えます。

今回紹介した艶出しを意識したヘアケアをぜひ実践してみましょう。

ライタープロフィール
山川 ハナエ

主婦兼フリーライター/元看護師/三児の母。独身時代は給料の大半をエステと趣味のバレエに費やす美容オタク。働く女性と育児奮闘中の母の気持ちがよくわかる。趣味は読書、英語学習、舞台鑑賞。年を重ねても内面が輝く美しい女性に憧れている。