おでこの小じわ、自覚してはじめてケアに踏み切ろうとする女性も結構いるようです。でもその前に!ケアの効果を発揮するための秘訣は、自分自身の何気ないクセ改善が鍵になります。毎日習慣化されている出来事の中に、おでこの小じわを作る原因が潜んでいるかもしれません。ぜひこの機会に自分の行動を見直して、ケアに取り組んでみましょう。

おでこの特徴とおでこにシワができる理由

おでこの特徴

おでこは顔の中でも皮膚の厚い部位で、皮脂の分泌もやや多めです。
また、目周りのようにデリケートではないと思い込んで、つい扱いが雑になりやすい部位です。ちなみに、おでこが皮脂でテカることを気にして、こまめに油取り紙で抑える人がいますが、かえって皮脂を過剰に分泌している可能性があります。すると潤いバランスが乱れて、実は肌内部は乾燥が進み、小じわだけでなく深いしわへと悪化してしまうことになります。このような毎日の積み重ねが知らないうちにシワのできやすい環境を作っているのです。

おでこにシワができる理由

 おでこのしわは、表情によるクセが原因で出来ることがあります。ちなみに表情は、起きている時だけではなく、寝ている時にも無意識に作っています。そのためストレスの溜まった状態で眠ると、こわばったり悩んだりという表情があらわれ、この状態が続けばしわとなって肌に刻まれることになります。
まれに顔にクセがつかないようにと、あえて表情を動かさない人がいますが、これは小じわ対策に適しているとは言えないようです。その理由は、身体と同様、顔の筋肉も鍛えることで肌のハリを保つことが出来ます。おでこの筋肉の働きが衰えると、おでこのシワから目元、口元へとたるみが生じ、その溝が深くなるとしわが目立ってしまうからです。

小じわを作らないための対策法


おでこの小じわ対策の中に、しわのタイプに合わせたスキンケア方法があります。乾燥が原因で、肌表面に縦しわと横しわが交差してちりめん状に出来る小じわは、早めのケアで回復が期待できます。縦じわと横じわは厳密に分けてケアすることは難しいのですが、それぞれに特徴があるのでご紹介します。

縦じわの特徴

おでこの縦じわは、お肌の再生機能(ターンオーバー)の衰えによるものが主な原因です。新陳代謝が落ちて新しい皮膚の再生や、肌の潤い維持の働きが低下すると、肌状態が不安定になりトラブルが起こりやすくなります。肌の乾燥と老化によるたるみが溝を作り出すと、縦じわとなって目立つことがあります。

横じわの特徴

おでこの横じわの主な原因は、頭皮やおでこの筋力の低下です。また、縦じわと原因と同じようにお肌の中に潤い成分を維持できなくなることから起こります。おでこは頭皮と直結しているので、頭皮が重力によって垂れてくるとおでこの皮膚や筋肉も下がるというものです。そこで、肌の潤い維持を考えたスキンケア製品の使用と、顔の筋力をアップさせてくれるクササイズを行うことが対策法として役立つはずです。

寝る前の行動に注意

 私たちは、自分では気づかないうちに顔の筋肉や皮膚を動かしたり、力んでいる事があります。一日の中でそのような行動があらわれやすいのが睡眠前です。
寝ながらスマートフォンをいじったり、顔を下にして眠ったりすると、顔の皮膚に小じわが定着しやすくなります。その日の疲れはその日のうちに解消することが理想です。ストレスを溜めず、質の良い睡眠を心がけることが身体も顔の表情筋もリラックスにつながります。また、普段、緊張したり怒ると出てしまう「しかめっ面」も、おでこの小じわに関係しています。手相と同じように、シワは日頃の行いが人相として反映されてしまうことがあるので、印象が悪くなるような表情は意識して改善した方がよいでしょう。

表情筋のエクササイズをする

今すぐ始められる小じわ対策のための表情筋エクサササイズをご紹介します。決まった時間に続けることが効果の秘訣です。

  1. 全身の力を抜いてリラックス。
  2. 顔の中心に全パーツをくしゃっと集めるようにして5秒ほどキープ。
  3. 元の状態に戻し、次にめいっぱい口を縦に開ける。
  4. 目を強く閉じて5秒ほどキープし、その後目を見開いて眉毛を持ち上げる。
  5. 上を向いて舌を出し、舌を上に向けて出来る限り伸ばす。
  6. 口角を思いっきり上げて5秒キープ。
  7. 頬に空気を溜めてフグのように膨らませて5秒キープ。
  8. 唇を尖らせて口をすぼめ、頬をへこませる。

ていねいな保湿を

肌の老化の代表的な現象の中に、潤いに大事な成分の減少や水分保持力が低下、また肌トラブルを招く外的な要因から肌を守る力が弱まることがあります。
ハリのある肌は健やかな身体に宿るので、食事からの栄養補給は大事です。そして何より、一年を通して乾燥しやすい環境にあることを考えて、ていねいな保湿と維持をするスキンケアは必須です。

一年を通じて紫外線対策

肌を紫外線から守ることは、小じわ対策の常識と思って下さい。
保湿同様、365日のUV防止が、おでこの小じわを作りにくい肌を育んでいきます。

できてしまった小じわ対策


 すでに出来ている小じわ、あきらめないで下さい。その主な原因は乾燥なので、保湿とUVガードを徹底して行うだけでも、薄くなることが期待出来るのです。ポイントは、洗顔後にすぐ化粧水を肌になじませ、手の平が吸い付いたらクリームをしっかりなじませます。キメを整える意識で塗布するようにしましょう。

力を入れずに優しくマッサージ

 マッサージは巡りをよくする目的で行います。流れがよくなることで肌が内側からふっくらして、キメが整いしわが目立たなくなっていきます。

横シワ

        

  1. お肌の滑りが良くなるようにクリームを使う
  2. 手のひらをおでこに置き、優しくゆっくりと上に向けて滑らせる。
  3. 髪の毛の生え際あたりまで滑らせたら、もう片方の手のひらをスライドさせて順に滑らせる。
  4. 両手を交互にマッサージを行う。ゆっくりていねいに行うことが大事!

縦シワ(眉間のシワ)

  1. 眉間に両手の中指と人差し指の腹を添え、眉毛の半分くらいまでゆっくりと滑らせる
  2. 1スライドに3秒くらいかけ、中心から外側に向けて一方方向にだけ行う。
  3. 10セットを繰り返し毎日行うと、眉間の凝り固まった皮膚が柔軟になり、巡りがよくなる。

成分を考えて化粧品を選ぶ

 おでこの小じわは乾燥が引き金となって肌のハリ低下が起こることがあります。そんな肌状態を考えて、スキンケア化粧品はコラーゲンやコエンザイムQ10、セラミドのような、保湿や肌細胞のエネルギーを補助に優れた成分配合を選ぶことも対策に役立ちます。

使用するときの注意点

乾燥が進み、肌が荒れている場合は、少しでも早く専門医の診断を受けるようにしましょう。トラブルを起こしている肌は刺激を受けやすく、場合によって化粧品が原因で悪化することもあります。肌の土台を整えて健やかな状態にしておくためにも、皮膚科に行くことをおすすめします。

頭皮の血行改善が小じわ予防に

 頭皮の血行不良は肌のたるみや肌荒れの原因になることがあります。頭皮の血行が促進されると、おでこだけでなく顔全体がリフトアップされて、顔の印象も生き生きしてきます。気付いた時に、洗髪時に、また定期的に美容院でヘッドマッサージを受けると、巡りがよくなります。また、毛穴に詰まった老廃物を排出する効果も重なって、肌にハリが感じられるようになります。次に、セルフで出来るマッサージをご紹介します。

  1. 耳の真上に両手のひらを置き、上に向かってゆっくりと持ち上げる。
  2. そのままの状態で頭皮を掴むようにしてゆっくりと大きな円を描くように動かす。
  3. 両手の腹を生え際に添えて、頭の上の方にゆっくりと滑らせる。
  4.     

  5. そのまま15秒ほどキープして自然に手を離す。

頭皮の乾燥を防ぐためにも、保湿しながら行うこともおすすめです。

まとめ

おでこの小じわ、早めの予防はより効果が期待出来ますが、気付いた時に始めても遅くはないということがおわかりいただけたかと思います。いつまでも生き生きと艶やかな肌でいるためにも、おでこの小じわ対策にぜひ今日からと力んでみて下さいね。

ライタープロフィール
川本 あきこ

放送作家・美容ライター。ロンドンの美容専門学校にてスキンケアアドバイザー、メイクの資格を取得。雑誌、書籍の編集、執筆の傍ら美容専門家としてライター、講師を務める。