美肌を目指しているように、美髪を心がけている女性は数多くいますよね。月に1回、2か月に1回と、美容院に行くことからも、髪への意識が特別だということがわかります。

常にプロの施術を受けたような滑らかで艶やかな状態を保ちたいのに、あっという間にダメージを受けて髪型が決まらない。その悩み、主な原因は季節によるものが考えられます。では春と髪の毛にはどんな関係があるのか、どんなヘアをしたらいいのかをご紹介します。

パーフェクトヘアの条件が揃う!春のヘアケア


 女性が憧れる美髪とは、ツヤ、コシ、そしてハリがあり、毛量が充実している状態です。このような髪は、キューティクルが揃い、頭皮がすこやかであることが、重要な鍵を握っています。

しかしながら、私たちの生活環境を取り巻く中には、このような条件を脅かす要因がいくつか存在しています。そのうち、どうやっても避けられないのが「季節が及ぼす要素」です。

今回は、春の季節の特徴と髪の毛についてご説明します。上手に付き合うことで、ダメージを減らし、強くしなやかな髪を育みましょう!

季節と髪の毛

 春の髪のお話をさせていただく前に、基本編です。

まず、すこやかで美しい髪の毛を叶えたい、そう望んだ時にすべきことは、頭皮に意識を向けることです。なぜなら、頭皮と毛髪は畑と作物のように、豊かな土壌に栄養と見た目の美しい野菜が育つように、健康な頭皮が美髪を育むからです。

頭皮は、顔の皮膚と同様の構造を持ち、水分と脂分のバランスを保っています。しかし、いくつかの原因によってそれが乱れると、美しい髪への道を閉ざすことになります。頭皮を不調に招く原因の1つが、その季節ならではの温度と湿度です。しかも日本は四季を通じて、それらの変化を頭皮や髪に受けやすい環境にあります。では、春の特徴と髪について見ていきましょう。

春の髪の特徴

一年の中で、髪のツヤが最も期出来ると言われているのが、実は春なんです。

なぜなら、気温が低く寒さで血行が悪くなりがちな冬から、気温がだんだん上昇することで巡りがよくなり、頭皮の状態も整っていきます。しかも皮脂や汗の分泌が活発になり、頭皮の潤いが保たれて、丈夫な髪が育っていくからです。ちなみに、肌も同じなので美肌と美髪、どちらもみずみずしく艶やかな状態に仕上がることを、ぜひ意識してみて下さい。

春ならではの髪への内的外的ストレス


 3月、4月、そして5月。春時季の気温や湿度の状態が、頭皮に好影響を与えるにもかかわらず、思いもよらないことで髪のダメージを進ませていることが主に2つあります。どちらも髪にストレス与え、髪のパサつきや切れ毛、抜け毛を引き起こすことがあるので、普段から十分に気を付けておく必要があります。

外的要因から髪を守る

長い冬があけて春を迎えると、暖かく心地よい気候と天気の良い日が続いて、外出する機会も増えるのでないでしょうか。この時期から紫外線は日に日に増して行き、シミやそばかすの原因になるからと、しっかりUVガードを行う女性も多いと思います。では、肌と同じように、頭皮も紫外線対策をしていますか?外的ストレスの代表格ともいうべき紫外線について、再確認しましょう。

頭皮と髪の両方に紫外線ダメージ

頭頂部は全身の中でも紫外線を浴びやすい部位で、日焼けによる頭皮トラブルに見舞われることがあります。また、髪の毛も強い紫外線を長時間浴びれば、髪内部のたんぱく質にダメージが及び、髪の弾力低下や赤色化を招きます。

美髪の土台と、見た目の美しさを決める髪の状態の両方をすこやかに保つためには、徹底した紫外線対策は欠かせないということになります。

吸湿性・透湿性を考えてUVガードを

 頭皮と髪を紫外線から守る手軽な方法に、帽子や日傘などがあります。

特に帽子は、機能性や素材のことを考えて使用することで、蒸れを防いだり、髪のダメージを軽減してくれることがあります。使用した後は清潔に保つことも常識です。

三寒四温・花粉やホコリに要注意

一年尾の中で、春は日ごとに陽射しが暖かくなり、体も気持ちもウキウキと弾むような季節です。しかしながら、初春はまだまだ寒暖の差があり、体調を崩してしまう人も結構います。また、花粉の飛散や強風によるホコリがストレスとなり、頭皮が過敏になりやすいのも春だということを覚えておきましょう。

体調を整えて清潔な状態を維持

その年にもよりますが、梅雨を迎える直前まで、寒暖の差で不調に悩まされることがあります。

あらためて基本になりますが、美しい髪もそれを育む頭皮も、血行のよい、栄養の行き届いた健やかな身体に宿ります。まずは健康体を維持するために大事な食事や睡眠を見直して下さい。

また、外出後は丁寧な洗顔と洗髪、保湿を心がけると思いますが、室内でも頭皮からの皮脂や汗の分泌が盛んに行われていますので、外出しない日でも清潔な状態を保つようにしましょう。

春の時期に注意したい内的ストレス要因

 頭皮や髪の毛に直接関わるストレス要因が紫外線だということがおわかり頂けたら、次は内的要因について見ていきましょう。これは自分だけでなく、周りの人の影響が大きく関わってきますので、自分が当てはまるかどうか確認してみて下さい。

自分以外の生活環境の変化にも注意

内的、つまり結論から言うと「心理的なストレス」です。

実は春になると、卒業、進学、新入社、移動、引っ越しなど、生活環境の変化による影響を受けやすくなります。それが自分自身ではなく、家族や仕事場の人が自分自身に影響を与えることで、ストレスと感じてしまうのです。大事なことは、自分がそれをストレスと感じているかどうか、何が自分を悩ませているのかに気付くことです。

ストレスが血行不良を招く

ストレスを感じると、真っ先に脳が反応し、神経系から血流へと伝わります。

よく、ストレスで体調を崩した、健康を害したというのはこのようなメカニズムが前提にあるからです。血液の流れが悪くなれば、頭皮や髪の毛への影響があらわれることから、美髪にとってストレスは大敵となるわけです。それが春の時期、生活環境の変化をストレスと感じて蓄積されれば、美髪だけでなく健康体にも影響が出てくるので、常に気を付けておくことが重要です。

ストレスとの上手な付き合い方がヘアケアに役立つ


 ストレスには主に2つあり、暑さ、寒さ、湿度のような気候や、臭いや騒音のような環境などの生理的なものと、人間関係や病気、不安や悲しみ、苛立ちのような心理的なものがあります。

専門的になりますが、ストレスとは外側から力が加わって変形した心身の状態のことを言います。当然、頭皮や髪の毛にも影響を及ぼすことがあります。

何に悩んでいるのかなど書き出す

 思ったことを表現することが苦手な人は、自分だけのノートに書き出すという方法を専門医の先生は提案しています。自分が何位に悩んでいるのか、その原因が何かを知る手段になるようです。

体を冷やさない

 ストレス解消法の近道に、好きなことをする、という方法があります。

気心知れた友達とおしゃべり、カラオケ、お料理、ヨガ……。それが脳から快感物質の分泌につながります。他にも体を温めることで血流がよくなり、神経のバランスが整うことでストレス軽減に役立つそうです。気温が高くなるとつい冷たいものを欲しますが、通年、温かいもの、もしくは常温の食事や飲料を心がけましょう。

まとめ


春と髪の関係は、体内と体外に与えるストレス要因を、しっかり受け止めてケアすることが大事です。いつまでも美しい髪を保つためにも、今日から意識して、知識や実践法を摂り入れてみて下さい。

ライタープロフィール
川本 あきこ

放送作家・美容ライター。ロンドンの美容専門学校にてスキンケアアドバイザー、メイクの資格を取得。雑誌、書籍の編集、執筆の傍ら美容専門家としてライター、講師を務める。