従来のヘアアイロンは熱による傷みを連想しやすく、艶のある髪に仕上げる為にやむを得ず使われる事も多いですが、熱を発さずケアできる超音波ヘアケアアイロンは喜んで使いたくなるようなメリットが沢山あります。

超音波ヘアアイロンは普通のヘアアイロンとは違う効能があり、それぞれの違いと正しい使い方を理解するとより高い効果を実感できます。

そもそも超音波とは?

超音波とは読んで字のごとく凄い音の波という意味で、人の声や音楽と同じように空気中の振動を高速で起こすとできる波の事を言います。超音波は人の耳では聞き取る事のできない周波数で発されている為、音として人が認識する事はできません。

ですが、振動を起こす機能を利用してスキンケア製品をはじめとする様々な製品に応用されています。美容機器として販売されているものを使用すれば、スキンケアやヘアケアに超音波によるケアを取り入れる事ができます。

超音波には周波数という振動回数を数値化した指標があります。
この振動回数の幅を周波数帯というのですが、周波数帯の違いによって得られる効果に違いがあります。

低周波・高周波という言葉を一度は耳にした事があると思います。
美容機器などに応用ようされている周波数は低周波のものが多く、周波数が低い低周波はじっくりと適度な深さまで栄養分や美容液などを浸透させてくれるので、スキンケアやヘアケアに向いているとされています。

反対に、高周波はより細かい振動で筋肉などをほぐす効果が期待できるのでマッサージなどに向いているとされています。

ヘアケアに最適な周波数は3MHz〜5MHzとされていますが、超音波ヘアアイロンに使用されているものでその範囲を超える種類のものはあまりないので、探す時に周波数を気にして探す必要はありません。

ですが、美容機器は人気があり常に新しいものが発売されるので将来的に機能や性能の幅が広がる事も考えられます。そのような時に、正しい知識を頭に入れておけば必要以上に迷う事なく最適なアイテム選びをする事ができますので、是非覚えておいて下さい。

従来のヘアアイロンとの違いは?

従来のヘアアイロンは熱の力を利用して髪の毛のたんぱく質の状態を変性させる事で、髪の毛の形を変化させてウェーブやストレートなどの形状を作り出していました。

根本的なヘアケアにはならず熱による髪の毛へダメージが残ってしまうのがデメリットで、仕上げのストイリングに使用する以外には使用されない事が多いです。

超音波ヘアアイロンは、熱を使用しないアイロンなのでもちろん熱によるダメージはありません。ヘアアイロンというと熱で髪の毛が傷んでしまう印象が強いですが、本体の形状が従来のアイロンと似ているでそのように呼ばれているだけで、効果自体は全く違います。

期待できる効果の違い

前述の通り、本来使用される目的が違うので期待できる効果も変わります。

従来のヘアアイロンは熱によって髪型を作り上げる事が目的です。
使用する方のスキルによって仕上がりに変化が出る事がありますが、それを差し引いたとしても、まっすぐに髪の毛を伸ばしてクセのないサラサラヘアにする事が可能です。

従来のへアイロンは同じ部位に長時間おくと髪の毛がダメージを受け過ぎてしまうので、滑らせながら、できるだけ効率的に短時間で終わらせる必要があります。

超音波ヘアアイロンは、本体から発生させた振動を髪の毛に伝えて、トリートメントなどの浸透を良くさせるものなので、それ自体にダメージを引き起こす心配がありません。

浸透率をあげたい時に、美容室で使用する時は薬剤塗布の時にも活用されています。
本来薬剤を塗布しなければ反応しないパーマ剤の2剤と置き換えて使用する事で、髪の毛に与えるダメージを軽減する事もできるので、美容室での施術でも使われています。

使用方法の違い

従来のヘアアイロンは皆さん御存じの通り、コンセントを繋いで電源を入れて内側にある熱プレートが温まったら髪の毛を挟んで使用します。
細かく束を分け、分けた束を一つずつ丁寧に均等に熱を当てていきます。

超音波ヘアアイロンは、電源を入れるところまでは同じですが、熱プレートなどはなく超音波が発生した状態で使用するだけなのですぐに使用する事ができます。温度調整もしなくていいので、温度設定を気にする必要もありません。

大前提に、超音波ヘアアイロンは仕上げのスタイリング時に使用するのではなく、トリートメントなどを浸透させたい時に使用するので、髪の毛に入れ込みたい薬剤やトリートメントを塗ってから使用します。自分でケアする時も濡れた髪の毛にトリートメントを付けてから使用するようにして、髪を滑らす時に起こる摩擦をできる限り抑える工夫が必要になります。

濡れた状態の髪の毛はとてもデリケートではありますが、トリートメントなどを付けておけばそれ自体が髪の毛表面をコーテングし守ってくれるので安心して使用して下さい。

使い方のコツ・応用の仕方

超音波ヘアアイロンを使用する際には、ヘアケアをより効率良く行う事ができる使い方のコツがあります。手順を追って解説していきますので、コツをつかんで艶やかな髪を手に入れて下さい。

●使い方のコツ

  1. まず髪の毛を濡らした状態で洗い流すトリートメントを付けます。
  2. 綺麗に梳かしたら、髪の毛を薄い束状に持ち超音波アイロンで根元の方から挟みます。
  3. ゆっくりと滑らすように毛先に向かって動かします。

この行程を取り分けた束ごとに丁寧に行います。毎日やるよりも2〜3日に一度継続して行う方が高い効果を期待できます。

●応用方法

超音波へアイロンはトリートメントを浸透させやすくするアイテムですが、入浴中に合わせて行う事でより高い浸透効果を得る事ができます。
お風呂の中で使用すると髪の毛が蒸されてより浸透しやすくなります。

お風呂の中で使用する場合には、コードレスの充電式ヘアアイロンを使用するようにして下さい。コンセントを繋いだまま水気のある場所で使用するのは大変危険です。

使用上の注意点

超音波ヘアアイロンを使用する際には、いくつか注意が必要です。
まず、必ず髪の毛が濡れている状態でヘアケアを行うようにしましょう。髪の毛に水分がある状態で使用して初めて、超音波の振動が伝わりやすくなり効果が最大限に発揮されます。また、髪の毛が濡れていない状態で使用すると、髪の毛の上を滑らせる際に表面で摩擦が起き髪の毛を傷めてしまう可能性があります。

購入方法やより良い製品の見分け方

超音波ヘアアイロンは、従来のヘアアイロンと同じように様々なマーカーが色々なタイプの製品を販売しています。ネット上で購入する事もできれば、店頭で購入する事も可能です。自分に本当にあった超音波ヘアアイロンが購入できるように購入方法と商品の選び方に気をつけて探してみて下さい。

購入方法

一度購入した事のある製品であれば、ネット上で購入するのも安くなったり早く届いたりして便利ですが、まだ使った事のないものを購入する時は、是非お店で実際に触れてから購入してみて下さい。手触りや握りやすさは、どうしても実際に手で触ってみないと分からないものです。

超音波ヘアアイロンの価格は約4000〜18000円位が大体の相場です。
どのように購入するかによって変動はありますが、値段が高いものを購入しても使用頻度が高ければすぐに元が取れますし、安いものはその分質が悪く壊れやすく長い期間使用できないと言う事も考えられます。

電化製品は価格と品質が比例しやすいものなので、あらかじめ自分が必要なスペックや品質が備わっているかを確認してから、値段が伴っているようなら購入するようにしてみましょう。

美容室にトリートメントしに行くよりもお得?

値段的に考えると、美容室でトリートメントすると一回6000円程かかるのに対し、超音波ヘアアイロンは最初に本体代はかかってしまいますが、継続して使用していればトリートメント代を合わせたとしてもすぐに元を取る事ができてとてもお得です。

お風呂場で行う事を考えると少し手間はかかってしまいますが、毎月のようにトリートメント代がかかってしまう事が減るのは嬉しいですよね。

より良い製品の見分け方

形状的に使いやすい超音波ヘアアイロンは、本体が薄めのものです。
機能が沢山付いているからと言って欲張って大きくて幅の厚いものを選ぶと、使用する時に手が疲れてしまったり、髪の毛をはさむ時に均等に超音波が当たらない原因になってしまいますので、自分の手の大きさや髪の長さに合わせて程よい超音波ヘアアイロンを選ぶようにしましょう。

電化製品や美容機器などは値段がある程度効果に影響を与える事が多いです。
安くて良い製品も中にはあるかもしれませんが、安いものには安く作る為の行程やコスト削減の為に高い製品とは何かしら違いがあるという事も理解してから購入する必要があります。

敢えて高い製品を無理して使用する必要はありませんが、相場通りのものを使用しておくのが一番安心ではあります。

値段を抑えたい場合には機能がシンプルなものを選ぶようにして、デザインか性能かどちらか片方を取るようにすると、比較的お安く変える場合が多いです。

まとめ

超音波ヘアアイロンは、まだまだ美容室で使用される割合が多いですが、自宅でもサロンレベルのヘアケアを行う事ができる高品質な製品が沢山販売されています。ダメージを気にせずにヘアケアができるので、是非ご自宅でメンテナンスしてみて下さい。

ライタープロフィール
MAYU

国際文化理容美容専門学校を卒業後、都内サロン2店舗を経て独立。
現在は、都内にてヘア・メイクアップアーティスト・着付師として活動。美容歴9年。
誰かの為になるちょっと嬉しい情報を丁寧な切り口で発信していけたら・・という想いで執筆しています。