髪の毛の構造ごと変える事は大変ですが、日頃のヘアケアの仕方を工夫する事で扱いやすいストレートヘアに導く事ができます。

ストレートに見えない理由やどう工夫すれば髪の毛が綺麗に見えるのかを知っていれば、自分でも改善する事が可能です。髪の毛の正確な知識を頭に入れて的確なヘアケアをしてみて下さい。

乾かし方を見直す

きちんと乾かしているのになぜか髪の毛がパサパサに乾燥してしまうなんて事はありませんか?
実はその原因はドライヤーでの乾かし方にあるかもしれません。
日頃の自分のドライヤーの使い方を注意して観察してみると、驚くほど無意識に風をただ当てている事に気がつくはずです。髪の毛が乾燥してオイルやトリートメントを使用しても一向に良くならない場合には、髪の毛の乾かし方を確認してみて下さい。

ドライヤーを変えてみる

ドライヤーには用途別に様々な種類のものが販売されています。ドライヤーと一括りにするにはもったいない程の高機能なものが販売されていますので自分の髪質に合ったものを使用する事で求めていた効果が得られやすくなるはずです。

ドライヤーの種類には、ノーマルタイプ・カールドライヤータイプ・アイロンタイプのものがあり、使い方やそれらで得られる効果も異なります。

ノーマルタイプのドライヤーは、従来からある普通の形をしたドライヤーです。一般的にこのタプが一番風の力が強く早く乾く製品が多いとされています。誰でも一度は使用した事がある形状ですよね。
このノーマルタイプのドライヤーには、乾かす時に出てくる風の温度によっても種類が分かれています。より高い温度が出る従来のノーマルタイプのドライヤーと、低温の風で優しく乾かす事ができる低温ドライヤーの2種類に分かれていて、髪のケアを重視して考えるのであれば、低温ドライヤーの使用をおすすめします。
値段もそう変わらないですし、今や珍しいものではないので機会があれば手に入れてみて下さい。
カールタイプのドライヤーは、髪をカールして乾かす事ができるように、ブラシのような形状のパーツとドライヤーが一体化したデザインのものを言います。面倒臭がりの方でコテなどでスタイリングする時間が取りづらい方には最適です。使う上で注意する点は、根元のキワまではドライヤーで挟みきれないため、根元から癖がある方には向いていないという事です。ある程度乾かす段階で根元の癖をなくしておくようにしましょう。

また、高機能なものには、イオン装置付・頭皮ケア機能付き・温風切り替え機能付きなどがあります。

風の当て方を意識する

ドライヤーの風は間違った当て方をしてしまうと、乾かしすぎてしまったり毛先をパサパサにしてしまう原因になります。風を当てる際には、髪の毛から少し離した状態で上から下に向かってとかすようにします。
乾かしながらキューティクルを閉じて髪を艶やかなストレートに仕上げる為に、手ぐしで梳かしながら乾かすのも良い方法です。

ストレートアイロンをかける

ストレートアイロンを使用して髪の毛をストレートに仕上げると、ただ乾かしたままの状態とは差が出る綺麗なヘアスタイルに仕上がります。自分で行う事が出来るので、自宅で好きな時にスタイリングする事が可能です。
ストレートアイロンには市販されているものとプロ用に販売されているものがあり、効果や使い勝手が異なります。
市販されているストレートアイロンは、誰にでも簡単に使用できるように作られている為、温度設定が細かく表示されないものや長期間使用する前提で作られていない安価なものは壊れやすく保証が効かない場合もあります。その代わりと言っては難ですが、価格はお安く熱によるダメージが心配という方には市販のストレートアイロンの方が向いています。

市販のストレートアイロンでは満足できない方は、プロ使用のヘアアイロンを使用してみましょう。プロ用に作られているものを敢えて使用する場合は、詳しい知識を身につけ細心の注意を払って使用する必要があります。
プロ用のストレートアイロンが市販されているストレートアイロンと異なる点は、熱を発生させる為につけられているヒータの大きさが違う事です。値段が安くなってるという事は、何かでコストを抑えなくてはなりません。プロ用のストレートアイロンはこのヒータの性能とサイズを大きくする事にお金をかけているので、熱がすぐに発生し温度も持続性しやすいものが多いです。

市販のストレートアイロンは、小さく感じるものにはそれなりの小さいサイズのヒータしか入っておらず、温まるのにも髪を伸ばすという本来の目的を達成するまでの時間も長くなってしまいます。髪の毛を早く効果的に伸ばしたい場合には、使用方法に注意してプロ用のストレートアイロンを試すのもアリです。効果なものが多く試しに使用する事が難しいので、いつも通っている美容室などで相談してから本当に必要かを吟味して購入してみて下さい。

効果的なストレートアイロンのかけ方

ストレートアイロンの効果をより実感したい場合には、正しい使い方で行う事が大切です。
正しく使えていなければ、髪の毛を美しくするどころか汚く見せてしまう恐れもあります。
ここではより綺麗にストレートヘアーに仕上げられるストレートアイロンのかけ方をご紹介していきます。

①髪の毛にひっかかる部分が無いように丁寧にブラシで梳かします。
毛先は特に重点的に行うようにしましょう。絡まったまま熱を加えると冷めたときにその形のまま形状が固定されてしまいます。

②どの部分にアイロンをかけていくのか分かりやすいようにブロッキングを取ります。
留める道具はダックカールやピンなど、留められるものであれば何でも構いません。
アイロンをかけたところは綺麗になるので、あまり難しく考えずに留めていきます。

③根元から中間にかけて細かくスライスを取りながらアイロンしていきます。
スライスとは分け取った毛束の事を言います。
細かくスライスをとる事で、髪の毛に均等に熱が行き渡り変な癖がつきづらくなります。

根元から毛先までを一気にアイロンするようにイメージしがちですが、ひとまず全体の根元から毛先にかけてアイロンしてから毛先を中心にアイロンしていきます。
これは、毛先の方がダメージを負っている事が多いので、できるだけ毛先に負担をかけないように毛先の毛束の量を厚めにして高温のアイロンが直接すべての髪の毛に何度も当たるのを防ぐ為です。

アイロンの熱を効率よく伝える使い方

アイロンの熱を効率良く伝える為には、できるだけ挟む髪の毛の厚さを抑えて少ない量の毛を細かく挟むようにします。そうすると、伸びづらくて何度も繰り返しアイロンをかけて髪の毛を傷めてしまう事を防ぐ事ができます。慎重になる事も大切ですが、髪の毛を取り分ける段階で丁寧に行っておけばあとは同じ作業を繰り返すだけです。

よく伸ばしたいからと言って、同じにずっとアイロンを当て続けるのは止めましょう。
返って切れ毛や縮れ毛の原因を作り出す事になってしまいます。

髪の毛に安心して使える温度設定

髪の毛は100度以上の熱を加えるとタンパク変性という髪の変質が起きてしまいます。
タンパク変性が起こると、髪の毛は固くなり潤い成分が壊されてしまうのでボロボロになっていきます。また、タンパク変性は一度起きると元の状態には戻せないので、いつものアイロン使用時からタンパク変性を起こさないような使い方をするように心がける必要があります。

市販されているストレートアイロンでもプロ用ヘアアイロンでも、髪の毛が細い方は100度以下、髪の毛が太くて丈夫な方は150度〜180度を目安に温度設定するようにして下さい。

縮毛矯正をする

縮毛矯正は髪の毛にパーマのように薬剤による髪質の変化を作り出し、柔らかく不安定になった髪の毛をストレートアイロンの熱でまっすぐに伸ばして形を定着させる施術方法です。

縮毛矯正自体は、自分で行う事は出来ないですが、美容室で縮毛矯正を選択する際は、ダメージが大きいと言われる理由を理解した上で行うようにしてみて下さい。

縮毛矯正の仕組み

癖毛の方の髪の毛は多くの場合髪の毛表面に凹凸があるのですが、そのボコボコした部分を薬で柔らかくしてからストレートアイロンで形を整えて表面を艶のある状態にする事を言います。
難しく専門用語を使用して説明すると、癖は髪の毛内部にあるシスチン結合という繋がりが不均等になっている事から発生します。縮毛矯正では、この不均一なシスチン結合をストレートアイロンを使用して綺麗な状態に結びつけ直す事で、髪の毛をストレートなにします。

ストレーチアイロンを不安定な状態の髪の毛に使用するので、美容師のテクニックによっても仕上がりに違いが出てきます。

縮毛矯正にもいくつか種類がある

縮毛矯正剤には市販されているものから、美容室で使われる配合量に違いがあるそれぞれのメーカーのものまで、豊富な種類があります。美容室で行う場合には、その美容室がどのような薬剤を使用しているのかが分かれば調べる事もできて安心です。

ある程度はプロの意見を優先してお任せした方がうまくいく確率が高いとは思いますが、心配や不安のある場合には事前にサロンに問い合わせてみて調べてみてからお願いする事も可能です。
髪の毛を心配しての相談なら、美容師はきちんと対応してくれるはずです。

縮毛矯正をした後のケアやデメリット

縮毛矯正で使われる薬剤は、美容室にある薬剤に中で1位・2位を争うレベルの強さを持っています。薬剤を使用するという点では、どんなに綺麗に仕上がっていても時間とともにその際に受けたダメージが浮き彫りになってきます。継続して同じ場所にかけたり、薬剤が髪の毛の表面にあるキューティクルを破壊する事から、縮毛矯正をして絶対に傷ませないという事はありません。
ダメージを承知で行う際には、キューティクルの補修を促すようなトリートメントやオイルによるケアが必須になります。

髪の乾燥を防いで艶を出しやすくする

癖のある髪の毛を作り出しているのは、実は乾燥のせいかもしれません。
乾燥による癖毛の原因と対処法を記載しておきますので、是非参考にしてみて下さい。

トリートメントを変える

髪の毛の癖を直したい場合には、いつも使用しているトリートメントを重めのものに変えてみるのも良い方法なので試してみて下さい。
髪の毛の癖が、乾燥によって髪質が変わる事によって起きているのならばしっとりとした保湿効果の高いトリートメントに変える事で改善できる可能性があります。
縮毛矯正やストレートアイロンをどうしても使用したくない方は是非試してみて下さい。

オイルで保湿する

髪の毛の乾燥はオイルで髪の毛の表面をコーティングする事で防ぐ事ができます。
もうすでに乾燥してしまった髪の毛に対しては、洗い流さないトリートメントの前に行う保湿がとても重要になります。お肌と同様に乾燥した状態でいくら蓋をしても、もう既に存在しない水分量は増やす事ができません。トリートメントを行う際には、しっかりと保湿する作業を行っているかを今一度確認してみて下さい。

蒸しタオルでより奥深くまで成分を浸透させる

蒸しタオルは乾燥した髪の毛を水分で温める事によって膨張させて髪の中に栄養素や水分を補給しやすくする効果が期待できます。毎日行うのが難しくても、自分のペースでできる時間を確保して定期的に継続するようにしてみて下さい。同じトリートメントでも別物かのような良い効果をもたらしてくれるのでおすすめです。

蒸しタオルの作り方と活用方法を記載しておきますので、是非参考にしてみて下さい。

  1. タオルをお湯で濡らし、固く絞ります。
  2. タオルをビニール袋に入れて袋をねじります。
  3. 電子レンジに入れて2分を目安に温めて取り出します。
  4. トリートメントを付けた状態の髪の毛を丸めて止めておきます。
  5. 丸めた髪の毛を蒸しタオルで包みます。
  6. そのまま10ほど入浴するとより効果的です。

まとめ

あなたが悩んでいる癖毛の原因は何でしたか?何を試してもダメだったという方は、正しい知識を頭に入れてから、もう一度再考してみてはいかがでしょうか。
自分でも気がつかないうちに癖毛を作り出しているかもしれません。

ライタープロフィール
MAYU

国際文化理容美容専門学校を卒業後、都内サロン2店舗を経て独立。
現在は、都内にてヘア・メイクアップアーティスト・着付師として活動。美容歴9年。
誰かの為になるちょっと嬉しい情報を丁寧な切り口で発信していけたら・・という想いで執筆しています。