つやつやの髪になりたいと思ったら、髪の毛の保湿ケアに力を入れるべきです。髪の毛が適切な水分量を保っていられれば、髪のつやもとても良いものになります。美しい髪になるために髪に含まれる水分のこと、おすすめのヘアケア方法などをご紹介します。

髪の毛1本に占める水分の割合

髪の毛を構成する成分の比率は、タンパク質85パーセント、メラニン4.5パーセント、脂質1.5パーセント、そして水分が11パーセント~13パーセントです。11パーセント~13パーセントの適切な水分量を保っていられれば、きれいでつやつやの髪の毛になります。ここでは、髪の中での水分の役割をご説明します。

水分の役目

髪に占める水分の割合は11パーセント~13パーセントです。この割合で存在する水分は、髪の毛をダメージから守る大切なキューティクルを保持する役割を持っています。キューティクルとは、髪の毛の一番表面にある組織で、髪の毛の内部組織を守る役目がありますが、キューティクルそれ自体も非常に紫外線や水分不足などのダメージに弱い部分があります。髪の毛の中の水分の役目とはキューティクルの状態を良くすることですが、そのことが結果として美髪につながることになるのです。

水分不足の髪とは

水分不足の髪は、キューティクルが剥がれている状態のものが多く、髪の毛も見た目も悪くなっています。具体的には、髪の毛がはねやすくなったり、ごわごわと広がりやすくなってしまったり、切れ毛や枝毛になりやすくなったりするといった状態が髪の毛の水分不足によって起こります。適正水分を保っていない水分不足の髪は、手触りもきしきしとした感じになり、見た目もぱさぱさな状態になってしまうのです。

髪の水分が失われる原因

きれいな髪を保つためには、髪の適正な水分をしっかりと保つことが重要だということがお分かりいただけたかと思います。日常生活の中では、髪の水分不足の原因となる事柄がたくさん潜んでいます。ここでは、その原因となる代表的なものをご紹介します。髪の中の水分を保つケアをする前に原因を把握し、できる限りその原因を避けるよう心掛けてみると良いでしょう。

原因①季節の特徴と変化

日本には四季があります。春、夏、秋、冬の4つの季節にはそれぞれ特徴があり違うものですが、各々の季節の中には髪を乾燥させる原因が潜んでいます。季節別に髪の乾燥の原因を知って、乾燥の原因を事前に回避できるようにしましょう。

春:日照時間が長くなるので、紫外線に当たる時間が長くなります。そして、冬に受けた髪のダメージが残っていると、もっと春に受けるダメージも強くなります。結果として、キューティクルがダメージを受け、水分がなくなりぱさぱさした髪になりがちな季節になります。

夏:春よりも紫外線が強くなります。肌に悪いのと同じように、紫外線は髪の毛にも悪くキューティクルを開いて水分を奪ってしまい結果として髪の毛の乾燥を招いてしまうのです。

秋:紫外線によりダメージを夏に受けているので、頭皮が弱っています。頭皮が弱り乾燥していると髪の毛のぱさつきが目立つようになります。

冬:冬は外気が乾燥していますが、外に出ても湿度が低い状態になっておりどこでも乾燥する季節です。屋内では、暖房も入っていることが多いので、そのような場合やはり髪の毛の水分は奪われてしまいます。

原因②ドライヤーで乾かし過ぎている

シャワーや入浴のあとなどにぬれた髪のまま過ごしていると、キューティクルがダメージを受けてしまいます。そのため、ドライヤーを使うこと自体は悪いことではなく、むしろ使ったほうが良いくらいなのですが、ドライヤーで髪を乾かし過ぎていると、髪の乾燥を招くことになります。おすすめの方法は

  1. タオルドライで髪の毛全体の水分を吸い取る。
  2. 流さないトリートメントを髪全体になじませる。
  3. ブラシで髪全体をとかす。
  4. 髪から20センチ放した状態で、ドライヤーを掛ける。
  5. 9割方乾いたら、最後は冷風にしてキューティクルを閉じる。このとき、ほどほどにしないと熱に負けてキューティクルがダメージを受けてしまいますので、乾かし過ぎには十分注意してください。

キューティクルが傷ついてしまうと、結果として髪の保湿機能が失われてしまいます。このようにキューティクルを壊さないように適切なドライヤーの使用方法で、髪の毛をケアしましょう。

髪の水分補給のヘアケア方法

きれいな髪を目指すためには、髪に適切な比率で水分が保たれていないといけないということがお分かりいただけたと思います。美容院でトリートメントをしてもらうなど一時的に集中してケアをするよりも、自宅での保湿ケアが美髪への鍵を握ります。ここでは、自宅で日常的にできる髪の毛の保湿ケアをご紹介します。

外出時は化粧品の乳液でケアをする

外出時に髪の保湿ケアをすることは、美髪を保つ上でかなり重要です。流さないトリートメントは保湿するにはかなり効果的であるといえますが、個人の髪質によっては合わないという場合や、高価なものなので日常的に使うのは難しいという人もいるかもしれません。そんなときは、化粧品の乳液を代用するという方法があり、おすすめです。髪専用のものでないと不安という人もいるかもしれませんが、肌に優しいということは、髪に優しいということと同義と捉えてください。

ハンドクリームでも代用できます。持ち運ぶ際には100円均一で売られているミニボトルなどを使って上手に携帯しましょう。

オイル系保湿成分を積極的に使ってみましょう!

アルガンオイルという名前が付いているオイル系保湿成分のオイルは、髪に潤いをあたえてくれます。それらにコラーゲン、ヒアルロン酸が含まれているとなお良いです。これは美容院で美容師さんから聞いたお話なのですが、ドライヤーのあとにオイルを付けるとかなり高い保湿効果が得られるとのことなので、オイル系保湿成分はおすすめです。

よく耳にするモイスチャーとは?

皆さんはモイスチャーという言葉を聞いたことはありますか。英語でのつづりはMoistureであり、本来の意味は「水分、湿気、湿り、水蒸気」という意味があります。モイスチャーという言葉が付いている商品は、保湿を重点的に開発された商品であると解釈してよいでしょう。

モイスチャーバランスとは

 モイスチャーバランスについて皆さんはご存じでしょうか。髪の毛のつややしなやかさを整えたいと思うと、ついつい髪の毛の状態ばかり気にして保湿してしまうかもしれません。しかし、髪の毛は頭皮から生えているので、その頭皮のケアも必要なことを忘れてはいけません。頭皮の保湿をするということは美髪を目指すために、とても重要なことです。保湿をし過ぎてもいけないし、潤いが少なすぎてもいけません。

モイスチャーバランスの整え方

モイスチャーバランスの整え方は、頭皮を保湿をするだけではなく、頭皮から出る余分な皮脂を取り、毛穴に汚れがたまりにくくすることが必要になります。毛穴に汚れがたまると、頭皮の状態が悪くなり、抜け毛やふけなどの原因にもなります。モイスチャーバランスに配慮したシャンプーを使い、日々頭皮を清潔に保つことがモイスチャーバランスを整える上で非常に大切になります。このことを日々心掛けて生活してみてください。

ヘアケアで出来ること

モイスチャーバランスを整えることも必要ですが、脂質と油分についての知識を得て、それをコントロールすることもきれいな髪を手に入れる上では非常に大切な要素になります。ここでは、それらの要素についての解説と、それらをケアするヘアケアについてご紹介します。

予備知識①脂質と油分

皮脂とは、皮脂腺から分泌される油脂状のもので、本来は髪の毛を潤し、乾燥を防ぐ役割をしています。しかし、脂分の多い食事を取っていたりすると皮脂が過剰に分泌されて髪の毛に油分が増えてしまったり、頭皮がべたついてしまうのです。

ヘアケアで出来ること

過剰な脂質の分泌は、毎日シャンプーをして皮脂を整えるということが必要ですが、それ以外にも「頭皮スプレー」でケアをすると、すっきりとした頭皮になります。頭皮の状態が良くなると、髪の毛も潤った状態になります。頭皮のほてりを抑えてくれるので、べたつきやかゆみを抑えてくれる働きもあり、フレグランス効果が付いているものもあるので、髪の毛の臭い良いものにしてくれる働きもあります。ヘアケアとしても有効です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。美髪には、髪に適切な水分があることが重要だということが分かったかと思います。保湿ヘアケアだけにこだわらず、普段の生活や頭皮のケアなども視野に入れた総合的なケアをすると、髪に潤いが行き渡りきれいな美髪になることでしょう。

ライタープロフィール
MAYU

国際文化理容美容専門学校を卒業後、都内サロン2店舗を経て独立。
現在は、都内にてヘア・メイクアップアーティスト・着付師として活動。美容歴9年。
誰かの為になるちょっと嬉しい情報を丁寧な切り口で発信していけたら・・という想いで執筆しています。