寝ているときこそヘアケアをする絶好のタイミングです。寝癖やダメージも気になるけれど、できれば簡単に時間を無駄にせずヘアケアしたいという忙しい現代女性にも嬉しいヘアケア術を紹介していきます。寝ているときに髪の毛がどんな状態なのかも合わせて解説していきますので、参考にしてみて下さい。

寝ている時に髪の毛に起きている事

人は眠っている間に何度も寝返りを打つものです。無意識なうちにしている事ですから、寝返り自体を無くす事はできませんし、本来必要な行為なので無理に止めるのも体の為に良くありません。寝ている間に髪の毛が引っ張られたり、寝具に擦れてダメージしている事があるのであらかじめ対策を講じておかないと、髪の毛へのダメージは日々重なり悪化する一方です。

髪が短ければ擦れて傷ませる心配も少ないですが、髪の毛が長いとより引っ張られたり擦れたりする部分が増えてしまいます。

寝相と寝癖の関係性

寝相は無意識のうちにしてしまっている事なので変えられませんし、自分がどのような寝相かは人から聞かないと分からないくらい不明瞭ですよね。

ここでは寝相がどう寝癖に関係しているのかを解説していきます。
自分の寝癖が寝相によって左右している事を知って、寝相が悪くても寝癖を付けないような工夫をしておけば、髪の毛にも頭皮にも優しい寝方をする事が可能です。

寝相と寝癖は繋がりがある

眠っているとき、寝返りを打っている事は知っているけれど、それが体の為に必要な事だという事はご存知ですか?

いくら睡眠や美容に気をつけていても、それ以外の理由で体に良くない影響を与えている可能性があります。よく一般的に寝相の一つと言われる寝返りは、しなければ良いいというものではありません。寝返りを打たない人は打つ人に比べて、肩や首の周りの筋肉が凝りやすかったり、腰痛を悪化させる原因にもつながります。

姿勢が大事とは良く言ったもので、寝ている間の体勢も美容と健康においてとても大切になってきます。寝返りを打たないままこれらの症状がより悪化すると、自律神経失調症という症状を起こしたりもします。髪の毛を健康な状態に保ちたい場合には、人が寝相を変えるメカニズムや、寝返りを打つ事を妨げない安眠策と髪の毛に以下にダメージを与えないようにするかを考える必要があります。

寝ている間に体勢を何度も変えるわけですから、知らない間に髪の毛が頭の下敷きになり擦れていたりします。人の頭の重さも相まって、寝ている時の髪の毛は潰れたり押されたりと常に力が加わっています。

寝相を改善する為には、寝具を自分に合ったものにするようにし、室内の温度調整などをしっかりとして寝苦しいという状況を作らないようにします。
湿度が高過ぎたり乾燥しすぎたりしていると、人は必ず快適であるように体が調整し始めます。湿度が高ければ汗をかき髪が濡れてデリケートな状態になり、そのまま擦れたり引っ張ったりするわけですから、とても悪循環です。

良い睡眠は美容と健康の全てにつながっていると言っても過言ではありません。
日頃から質の良い眠りと、寝ている間のヘアケアに重点を置き対応していくようにしましょう。

寝相以外で寝癖がつく原因

寝相以外に髪の毛に寝癖ができる原因もいくつかあります。
知らず知らずのうちにしてしまっている事も多いので注意が必要です。

髪の毛に良くないのは知っているけど、髪が濡れたままの状態で寝ている事はありませんか?美容師がお客さんに自宅でのケアをアドバイスする時、一番口うるさく言われる事ではないでしょうか。

分かってはるけれどついついやってしまう・・・という方は、朝入浴するようにしましょう。乾かせないのなら濡らさないという単純な方法ですが、汗などで濡れてしまう熱い時期にはあまり意味がないので、日頃から十分に乾かしてから寝る事を習慣にするようにして下さい。

寝癖がつかないようにする工夫

寝癖は寝相や寝る時に置かれる状況をコントロールする事で防いだり減らしたりする事ができます。すぐにでも取り入れられる方法もありますので、簡単なものから取り入れていってみて下さい。

しっかりと乾かしてから寝る

しっかりと髪の毛を乾かしてから寝る事は、髪の毛や頭皮にとってとても大切な事です。
乾いて状態の髪の毛は濡れたままの状態の髪の毛よりも丈夫でダメージに強いです。

あらかじめきちんと乾かしておく事で、寝ている間にできてしまう寝癖や、寝返りなどで擦れてしまう際にも抵抗が少なくて安心です。

また、しっかりと乾かしたと思っていても、十分に乾かしきれていない時に寝癖がついてしまうという事がよく起こります。ほとんどの方に見られる現象で珍しい事ではありませんし、自分でドライヤーの風をコントロールするのは難しい事ですから、一工夫してできるだけ髪の毛が濡れたままの状態で寝ないように工夫できれば大丈夫です。

私がおすすめする一番簡単な方法は、寝る2時間前に髪の毛を乾かし終わっておくというやり方です。髪の毛ドライヤーの熱で温まり、乾かし終わってからもしばらくは温かい状態です。髪の毛も手も温かい状態なので、乾いたと思い込んで途中でやめてしまうケースがとても多く見られます。完璧に乾かしたとしても、70パーセントしか乾いていないとされていますので、髪の毛の中に水分が残らない状態まで乾燥させる必要があります。

ここで言う2時間はその水分が蒸発して、髪の毛が落ち着いた状態になるまでに目安に時間です。
一度試して頂くと寝癖のつきづらさにびっくりされると思います。

髪をゆるく結んで寝る

もう一つの寝癖を防ぐ方法に、髪をゆるく結んで寝るという方法があります。
しっかりと状態の髪の毛でも、頭の重さに長時間潰されると寝癖がつく可能性があります。
髪の毛を結ぶ時には、分け目がパックリと跡が付いてしまわないように、ジグザグに取るようにしてから三つ編みにしたりゆるめのお団子にしてまとめていきます。

寝た状態で結び目が当たらないように気をつけながら行うと、きつく結び過ぎたり引っかかったりする部分がなくなり安心です。

寝る時に次の日のスタイリングを想定して結んでおくと、スタイリングもしやすくなり時短効果も期待できるのでおすすめです。

枕が髪の毛と頭皮に与える影響

枕は頭皮や髪の毛に大きな影響を与える寝具の一つです。
自分の合った枕を選んだり清潔にしておく事を心がけておくと、綺麗な髪の毛を育んでいく事ができます。

髪の毛と頭皮に優しい素材の枕を選ぶ

髪の毛と頭皮に直接触れる枕は、どのような素材のものを選ぶかによって刺激やダメージが変わってきます。髪の毛や頭皮に刺激を与えない、擦れても抵抗がないような柔らかい素材のものを選らぶようにすると、髪の毛を綺麗な状態にしておく事ができます。
コットンで出来たものやあずき枕などがおすすめです。
特にあずき枕は慣れるまでは固く感じるかもしれませんが、通気性がよく頭皮が蒸れにくいので頭皮の健康には特に良いです。

定期的に洗濯し清潔な状態を保つ

枕は汗や皮脂がつきやすいので、定期的に洗濯して清潔にしておく必要があります。

洗わないまま使い続けると、雑菌が繁殖し匂いや頭皮のトラブルの原因になる可能性があります。人は、眠っている間に沢山の水分を汗として放出しているので、日頃から汚れのたまらないような習慣をつけておく事が大切です。3日に1度は洗うようにしましょう。

睡眠自体がヘアケアに繋がる

ヘアケアで大切な事は、しっかりと質の良い睡眠をとる事です。
体自体を休ませて本来の回復力や抵抗力が高まるようにしたり、成長ホルモンが正常に分泌されるように意識する必要があります。

睡眠不足は髪の毛にも良くない?

睡眠は体の疲れを取るだけではなく、脳の働きを休める効果があります。
睡眠時に出る成長ホルモンは、脳の休息ととても深い繋がりがありその量も睡眠を取る時間帯によって差がある事が分かっています。ゴールデンタイムと呼ばれている10時から2時までの4時間は、体が回復する為にとても大切であると言われています。

スキンケアと同じように、ヘアケアにも体と脳の休息が大事になってくるので、無理なくできる範囲で質の良い睡眠が取れるように工夫してみましょう。
質の良い睡眠をとる為の工夫の仕方も合わせて解説していきますので参考にしてみて下さい。

成長ホルモンとヘアケアの関係性

眠っている間に分泌される成長ホルモンは、髪の毛やお肌を修復する効果があります。
とはいうものの、生命維持に必要なものから順に補われていき、最終的に余った分がお肌や爪や髪の毛に回されます。よって質の良い睡眠を取って沢山ホルモンを分泌させておかないと、髪の毛やお肌に行き渡りきらないのです。

健康的な生活と質の良い睡眠は直結しているので、ぜひ日頃から心がけるようにしてみて下さい。

質の良い睡眠を取るように心がける

一見髪の毛と睡眠は関係ないようにも思えますが、髪の毛も体の中から生まれてくるパーツの一つです。体の機能が上手く働いていなかったり疲れていたりすると、これから生えてくる髪の毛も弱く不健康なものになる可能性があります。

髪の毛は3つの周期で生えたり抜けたりを繰り返しているので、しばらく行ったケアがその後実を結ぶと言うことも多くあります。

何もしないで髪の毛を傷めてしまうよう習慣を続けていると、どんなに髪に良いとされるヘアケアコスメを試しても効果が実感できなかったりします。

せっかくの努力が水の泡にならないように、根本的な原因からもアプローチしていくようにしましょう。

深い眠りにつく工夫

健康的に深い眠りにつく為には寝る前にする事に気をつけるだけで改善する事ができます。以下の事に注意して、もし日常的に行っている事があれば寝る前に行うのは避けるようにしましょう。

①夜の時間帯にカフェインを摂らないようにする
②スマートフォンやパソコンのブルーライトを浴びないようにする
③体が起きてしまうほどの熱いお湯や冷たいシャワーを浴びない
④深夜帯の食事は避ける
⑤考え事をし過ぎない

以上の事を守るだけでも安眠ができますし、巡り巡って頭皮環境が良くなり体の本来の働きが正常に行われるようになります。
ヘアケアだけでなくスキンケアにも言える事ですが、全ては体の一部でありつながっているので、ピンポイントで対策を講じてもあまり効果を感じられないものです。

ヘアケアは総合的に、時に必要なものはピンポイントで取り入れて美しい髪の毛を目指すようにしてみて下さい。

まとめ

寝癖と睡眠が深い関わりを持っている事はご理解いただけましたか?
ヘアケアを寝ている間にも行いたい場合には、合わせて睡眠にも目を向けるようにしてみて下さい。そもそも寝方が原因で起こる癖の場合が多いですので、ダメージを与えないように工夫すれば美髪への近道は開かれ、毎日のヘアケアがもっと簡単に楽しくなるはずです。

ライタープロフィール
MAYU

国際文化理容美容専門学校を卒業後、都内サロン2店舗を経て独立。
現在は、都内にてヘア・メイクアップアーティスト・着付師として活動。美容歴9年。
誰かの為になるちょっと嬉しい情報を丁寧な切り口で発信していけたら・・という想いで執筆しています。