おでこがテカるのは、皮脂が充実しているからと保湿をおろそかにしてしまうケースがよく見られます。それによって水分不足が起こり、小じわを増やしてしまうことがあるのです。また頭皮とつながっていることから、ケアの仕方も注意して行うことで、小じわ改善が期待出来ます。今回は、皮脂と、それが引き金となって起こる酸化についてご紹介します。参考にしてみて下さいね。

小じわの積み重ねが深いシワに

 以前は目立たなかったのにいつの間にか深いしわができてしまっている・・・。年齢が進むにつれ、こんなお悩みは多いと思います。
 小じわの段階では少し乾燥が気になる時にできている印象で、カサつくなと感じているときに表面に現れるしわも、少し保湿すると目立たなくなっているような気になっていたりするケースもありますが、実は皮膚の表面は一時的に保湿できていても肌の奥でのしわ予防や改善には繋がっておらず、積み重ねと加齢によって結果的に深いしわを作っていることになっているのです。

おでこの小じわについて解明

 小じわといえばついつい目立ちやすい目元や口元にばかり意識がいきがちですが、大きいしわになりやすく、早めにケアしていきたいのはおでこも同様です。そして皮膚の中でも面積が広く、顔の他の部分と肌質が違うお悩みもあるでしょう。
 おでこはどんな特徴があるのか、おでこがしわになるメカニズムをここで知っておきましょう。

おでこの皮膚の構造と特徴

 おでこは顔のなかでも少し厚めの皮膚でできています。皮脂の分泌も多いため、乾燥しないと思いがちですが、実際には汗をかきやすかったりテカリを気にして皮脂を抑えすぎてしまい、逆に皮脂分泌を活発にさせてしまっていることもあります。そうなると潤いを与える肌内部のバランスを崩してしまい、乾燥を進行させてしまっているケースもあるのです。
そして筋肉の構造でいうと、顔の他の部分と大きく違う点は表情筋が横に通っているということです。表情や目・眉の動きによって横にしわが入りやすく、日常の積み重ねの結果大きく太く現れてしまいます。

頭皮とのつながりを忘れずに

 おでこをケアするにあたり、忘れてはならないのが頭皮のことです。おでこは頭皮と繋がっていますよね。頭皮がたるんでくるとおでこもたるんでくる、そんな厄介なことにはならないように、頭皮の固さに注目しましょう。
 指の腹で頭の地肌を触ったとき、頭皮は前後左右に良く動きますか?ここで固さを感じてしまったら、頭皮が重みで下がり、おでこのしわの原因となるたるみを作ってしまっているかもしれません。
 頭皮とおでこは繋がっているので、頭皮の動きが悪いとおでこの皮膚の動きも悪く、皮膚が凝り固まることでしわを進行させてしまいます。シャンプーの際に頭皮マッサージやブラッシングを念入りに行い、地肌を柔らかくする意識をもっておきましょう。

たるみがしわへ(たるみとは)

 ここでおでこのしわの大きな原因となっている「たるみ」について、もっと詳しく学んでおきましょう。
 若い頃は意識していなかったたるみ、ですが、新陳代謝によって柔軟・弾力な動きを繰り返してきた肌も、年齢が上がるにつれ肌内部のコラーゲン・エラスチンといった美容成分が不足し、肌の働きが衰えてしまいます。肌内部がこのように揺らいでしまうと、表面の皮膚も固く弾力性がなくなり肌が下がってしまうのです。これがまさに「たるみ」という仕組みですね。
 肌が下がってしまうと肌の重みで皮膚の表面が伸びてしまいしわになりますし、皮膚の固さから表情一つでしわをよせてしまうことに繋がってしまいます。

小じわが出来る理由

おでこの深く太いしわを作らないためには、小じわを予防・改善しておくことが大切です。そもそも小じわってどのようにしてできてしまうのでしょうか。
おでこに限らず目立ってきた小じわが気になるなら、しっかり原因を知っていきましょう。

小じわの原因

 小じわの原因は主に乾燥です。表面の角質の水分不足により肌のバリア機能が低下してしまうことで肌内部の潤いまで失われてしまい、しわを形成してしまっています。
 正しいケアを行っているようでも加齢による皮脂不足で保湿力が補えていなかったり、紫外線により肌の弾力やハリが奪われてしまうと、小さなしわがどんどんできてしまうので注意が必要です。また、クレンジングの際に肌を摩擦しすぎたり、汗をかいたときにタオルで擦る、マッサージのやり過ぎなども肌をたるませ、しわの原因になってしまっていることもあります。

小じわは治る!?

 できてしまったしわを諦めていませんか?乾燥肌も保湿を徹底して行えば改善されるように、小じわの原因である乾燥対策をしっかりおこなえば、できてしまった小じわを消すことは可能なんです。
 まずはしっかり水分量を保ってあげることが大事です。化粧水でたっぷりと肌を潤しましょう。次に美容液ですが、小じわを失くしたいなら肌表面の角質層を保湿することのできるセラミドが配合されているものでケアすることをおすすめします。
続けることで効果は生まれますし、先ほどもお話しした紫外線や肌の摩擦で新たな小じわを作らないことも大切なので、あらゆる角度から小じわを治すアプロ―チをしていきましょう。

おでこが抱えやすい酸化の悩みについて

 顔の皮膚の中でも皮脂量が多いおでこは毛穴が開きやすく、皮脂の分泌でトラブルが起こりやすいパーツです。その中でも気になるのがおでこの皮膚の「酸化」です。
 具体的に酸化とは肌がどうなってしまう状態なのか、おでこのしわにどう影響しているのかをここでお教えしていきます。

酸化とは

 加齢とともに身体が「錆びる」のをあなたは知っていましたか?その元になっているのは、呼吸で口から入った酸素の一部が体内で変化し有害な物質になった「活性酸素」です。
 紫外線や食品添加物、ストレスなどからも発生するといわれており、身体の機能を低下させたり病気の元にもなってしまいます。
 このように活性酸素によって身体が悪影響に導かれてしまう「錆び」を酸化といいます。

活性酸素と肌の関係

 もちろん肌も活性酸素の影響を大きく受けます。活性酸素を補う「抗酸化物質」は30歳を過ぎたあたりから減少する傾向にあり、身体と共に肌も老化が進んできてしまうからです。
 皮膚が酸化してしまうと、肌の細胞に大きなダメージを与えコラーゲンを奪ってしまい、肌全体の弾力が失われます。また、ビタミン不足にもなり若い頃にはなかった吹き出物ができたり、大きなたるみや肌色のくすみにまで繋がっていってしまうのです。

肌サビが起こると小じわになる?

 保湿やケアを徹底しているのに小じわができてしまう・・・そんな悩みがあるならそれは活性酸素によるものかもしれません。
 ストレスや紫外線、たばこなどからも活性酸素は発生します。そういった知らず知らずのうちに生み出された活性酸素が皮脂まで酸化させてしまうと、肌表面の毛穴の開きが大きくなります。
 肌の毛穴が開いた状態というのは肌が刺激を受けやすい状態でもあるため、加齢によって悩みのタネとなる小じわやたるみをどんどん引き起こしてしまうのです。

酸化とフリーラジカルの違いとは

 フリーラジカルという言葉をあなたは聞いたことがありましたか?直訳すると「自由かつ過激な分子」ですが、「対になっておらず不安定で電子を他から奪ってくる」という意味で使われている言葉です。
このフリーラジカルは不規則な生活によるストレスや偏った食生活により過剰に生成され、肌細胞を傷つける原因になるものをいいます。
活性酸素には4種類あり、その中の「スーパーオキシド」「ヒドロオキシラジカル」に分類されている分子がフリーラジカルです。他の2種類、「過酸化水素」「一重項酸素」は安定した構造になっているので、すべての活性酸素、酸化することとフリーラジカルがイコールするわけではありません。

おでこの小じわは皮脂コントロールが肝

 小じわといえば乾燥、つまり保湿をとにかく念入りに!と思ったかもしれませんが、おでこの肌質は顔のそのほかの部分と大きな違いがあります。おでこに分泌度が高い皮脂のことを深く知って、しっかり小じわを解消していきましょう。

皮脂の重要性

 おでこは皮脂の分泌が活発におこなわれている部分です。その分、肌表面の毛穴が開きやすく皮脂や汚れが詰まりやすい箇所でもあります。この毛穴詰まりが起こると肌が酸化を起こし黒ずみの原因になったり、弾力が奪われたるみやしわになることもあります。
 ですが、皮脂がなくなりすぎてしまうと乾燥はもちろん、余計に皮脂を分泌させようと肌内部に過剰なサインを送ってしまうことになり、毛穴トラブルを新たに引き起こしてしまうことになります。
 つまり、ある程度の皮脂量は肌にとって必要ですし、コントロールすることがしわやたるみなどの悩みの無い美肌へと繋がるのです。

脂取り紙の使い方に注意

 皮脂の分泌を感じやすいおでこに、他の皮膚よりもテカりや脂っぽさを感じることも多いでしょう。そのため、頻繁に脂取り紙を使用しているかもしれませんが、使い方には十分注意してください。
 こまめに脂取り紙を使用しすぎると、必要な皮脂まで奪いすぎてしまい必要な皮脂膜まで奪ってしまったり、紙と肌の摩擦で乾燥やしわの原因を作ってしまうこともあるからです。
 出過ぎた皮脂を放っておくと皮脂が酸化してしまい、雑菌が繁殖してニキビや毛穴トラブルを引き起こすこともありますので軽くティッシュで拭き取ったり、脂取り紙を使う場合は日中こまめにではなく1日1~2回程度、擦るのではなくあくまで「おさえる」程度に使用しましょう。

洗顔料は弱アルカリ性がおすすめ

 皮脂をコントロールするのにとても大切なのは毎日の洗顔です。その都度皮脂をおさえていても、それだけで毛穴の汚れが落ちるわけではありません。
 肌を柔らかくし、毛穴を開かせ汚れを落とすのに最適なのは弱アルカリ性の洗顔料です。肌は弱酸性ですので、使用するとつっぱった感じがしますが、そこから肌が弱酸性に戻ろうとする力が働きかけることで肌自身も強くなります。
 その後の保湿はもちろんしっかりおこなってくださいね。繰り返すことで毛穴の汚れが落ち、上手に皮脂のコントロールができる素肌へ導いてくれます。

抗酸化作用のある食事

 活性酸素を除去する抗酸化作用は誰しも年を重ねるごとに弱まってしまいます。そのため、加齢による肌悩みをストップさせるには、食事からも抗酸化作用のあるものを取り入れ、活性酸素の発生を食い止める必要があります。
 バナナ、カボチャ、ニンジン、キャベツ、ニンニク、ショウガ、大豆、緑茶、ベリー類、アーモンド、アボカドがその代表例です。ビタミンやアミノ酸、アリシン、ルチン、イソフラボン、ポリフェノール、カルシウムなど、アンチエイジングに欠かせない美肌をつくる栄養素がたっぷり入った食材ですので、小じわ予防のためにもたっぷり毎日の食事に取り入れてみてください。

まとめ

 テカりやすいおでこだからといって、保湿を怠っていると小じわはなくなりません。老化による肌の酸化を防ぐ内側からのケアや皮脂のコントロールも上手におこない、しわのない美しいおでこを目指していきましょう。

ライタープロフィール
加恵

10年のアパレル勤務を経て美容ライターに。年齢や体の変化と上手に付き合えるヘルシーな美容法を発信していきます。コスメを手作りすること、香りコスメを集めることが大好き。日常に取り入れやすいシンプルケアにトレンドを取り入れながら日々、美を追求し続けています。