なぜテレビで活躍している女優さんの首は、しわが目立たないのか気になりますよね。その秘訣は枕にあるとか、美容液を使っているとか独自のこだわりがあるようです。こちらでは首としわの関係をしっかり理解して、どんな対策をすると効果があらわれるのか、身近な方法をご紹介します。

首のしわがある、ないの印象の差

自分では見えない、わからないのに相手が見ると目につく気になる箇所といえば首ですね。最も年齢が出る場所ともいわれています。
 実際に同じような顔立ちの人を集めて調査したところ、首にしわのある人とない人では5歳ほど見た目年齢に差があったり、デコルテを見せる服装も首にしわがあれば老けてみえるなど、首のしわは見た目年齢を大きく左右してしまうのです。女優さんがいつまでもキレイで若くみえるのは、美意識を首にもむけているから。実際にずっと美しい女優さんの首には目立ったしわがありませんよね。

 また、顔のしわについてはメイクや日々のスキンケアを日常的に行っているのが当たり前になっていると思いますが、首に関しては諦めていたり、顔のように毎日複数回鏡で見ることも少ない場所なので出来てしまったまま気にしていないことも多いでしょう。
 ですが、他人から見られやすく、しわがあるのとないのとでは「若見え」「老け見え」が大きく分かれてしまい印象に差がついてしまうのが首です。しわの原因や特徴を学んで印象アップを目指しましょう。

首の特徴としわ

 同じような皮膚の構造かとおもいきや、首の特徴や首のしわには他の部分と大きく差があるのをあなたは知っていましたか?意外と知られていない首のこと、まずはしっかり学んでおきましょう。

首の負担を再確認

 頭部、体と繋がっている首は頭の重さを支えているだけでなく、日常的に前後左右と動かしていて思った以上に運動量が多いのが特徴です。
それだけ首にかかる負担は大きくたるみやすい部分なのですが、皮膚の薄さは顔の皮膚より薄く半分~3分の2程度しかないのです。実際に首の皮膚と顔の皮膚を軽くつまんで比べてみてください。圧倒的に首の皮膚の方が薄いのがわかりますよね。
 加齢とともにコラーゲンはどんどん失われていき皮膚の弾力がなくなったり、紫外線を浴びやすい部分でもあることから、首には目につく以上に大きな負担がかかっていることがわかります。

 

しわとは

 首には汗腺が顔の2倍あり、潤いやすい反面べたつきやすいので皮膚に負担がかかりやすい部分です。その上でたるみを感じると、大きな「たるみじわ」ができるようになります。
首のしわは顔のしわに比べ太くしっかりしたものなので、一度できてしまったしわを消すということはとても難しく、かといって放っておくと加齢とともにどんどん増えてしまうことになるので、日常的に予防・ケアすることがとても大切なのです。

首にしわが出来る原因と対策①

 首のしわをケアするにはしわが出来る原因を知っておく必要があります。いくらケアをがんばっていてもしわを作る行動をとっていたら意味がありません。
若々しい首元にするためにはまずは姿勢から。あなたが日常的にとっている姿勢が知らず知らずのうちにしわを作っているかもしれませんよ。

姿勢の悪さ

 首は皮膚が薄いにも関わらず負担がかかりやすくたるみやすい場所です。日常的に動かしていることも多い首ですが、猫背やスマートフォンの操作で頭が前に出ていたり、おなかに力を入れない立ち方座り方で首を緩ませてしまうと、すぐにしわを寄せてしまう行為に繋がってしまいます。

正しい姿勢とは

 姿勢が悪いことで肩こりや腰痛、目の疲れなどを引き起こしてしまう場合もそうなのですが、同じ姿勢を長時間とっていることは体にとても負担がかかっており、首のしわにおいても同様です。デスクワークや軽作業で同じ体勢になりやすい場合はこまめに首を伸ばす意識をむけましょう。
 理想的なのは壁にぴったりとかかと・お尻・背中・頭をくっつけて立ち、真正面を見つめた時の姿勢です。鏡をみると首にしわが寄らず真っ直ぐなのがわかりますね。この姿勢を覚え、座った場合や普段の生活でイメージしてみてください。

首にしわが出来る原因と対策②

 首のしわには日常的な正しい姿勢の意識をもつことが大切ということがわかりましたね。
では寝ている間はどうなのでしょうか。人生の3分の1は睡眠であるといわれていることからわかるように、人間が寝ている間にとっている姿勢は長く、それだけ首にもたらす影響は大きいのです。
しわを作らないために正しい姿勢で睡眠できる枕についても学んでおきましょう。

枕の高さ

 今使っている枕を使い上向きになって、寝ころんだ体勢で鏡を見てみてください。高すぎる場合は首にしわを寄せてしまっているでしょう。では逆に、低い枕がいいのでは?と思うかもしれませんが、低いと寝づらさを感じたり頭を反らす姿勢になり首に負担を感じることもあります。
 寝づらいということは知らず知らずのうちに寝がえりをしたり、理想的なあおむけ姿勢のまま寝ることが難しく、横向きやうつぶせ寝を引き起こしてしまうなど、首を無意識に動かししわを寄せたまま同じ体勢を作ってしまう原因にもなりかねません。
 それだけ枕選びというものは、首のしわ予防においてとても大切なことなのです。

枕の選び方(種類)

 では、枕が首のしわを左右させることがわかったところで、実際に理想の姿勢を導く枕を一緒に選んでいきましょう。

●高さ
高すぎる枕はあごを下げてしまうため、しわを寄せてしまいます。また、首や肩の血流が悪くなりしわを誘発してしまいます。先ほども言ったように低すぎると寝づらさから寝がえりを引き起こしてしまったり、浅い眠りになって起きたときにすっきりしないということもあるでしょう。
理想的なのは、上向きで寝たときに背骨が自然なS字カーブを作り、起きたときに体の負担を感じていない高さです。起きたときの状況もふまえながら枕の高さを見直してみてください。

●素材
 枕の高さが理想的でも素材によって実際に寝たときの姿勢は大きく変わります。おすすめなのは近年主流になりつつもある低反発素材のもの。その人に合わせた首や肩にフィットする形状になるのであごが下がるのを抑えてくれます。
 ただし、重みに応じて変形するタイプなのでこまめに買い替えないと低反発効果が薄れてしまいます。注意しましょう。

●価格
 実際に枕を選ぶとなると高さや素材同様に価格も様々です。ですが、頭の形や体型が人それぞれなのと同じように、価格が高いイコール良い枕、とも限りません。
 素材によっては買い替えもこまめにする必要がありますし、清潔な枕で寝ることは快眠にもつながり、快適な睡眠はくびのしわ予防にも効果をもたらします。合わなかった枕を買い替える場合もありますので、高価なものからではなく手に入れやすいお値段のものから試すということをおすすめしたいです。

●オーダーメイド枕とは
 睡眠の質の向上させるためにも枕をオーダーメイドする人が増えています。メーカーにもよりますが、自分の頭の重さやサイズをしっかり計測し快眠に導いてくれる枕で、好きな素材や固さを選べるので人気もありますね。
 価格は一般的な枕より効果ですが、首のしわが薄くなったという口コミもあり、気になる人は一度カウンセリングしてもらうのも良いですね。

枕なしは首のしわ改善になるのか

 とある海外の女優さんが昔、「美の秘訣は枕を使わないこと」と発言したことが話題になったこともありますが、実際に首のしわへの影響はどうなのでしょうか。
 高すぎる枕が首のしわを寄せてしまうこともあり、それならいっそのこと枕を使わないのがいいのでは!と思ってしまいますよね。
 実際に枕を使わずに真っ直ぐ上向きで寝ると確かにしわは寄りません。ですが、後頭部から首へ隙間を作ってしまうため長時間この姿勢でいることは肩や首をコリ固めてしまう原因になります。
 一見、首や肩のコリはしわに関係ないのでは?と思いがちですが、このようにコリ固まることでリンパの流れが悪くなり、肌のくすみやたるみを促してしまうことは首のしわ作りに繋がってしまい、改善へ導くことは難しいといえますね。

首のしわケア

 顔の皮膚より薄い首の皮膚はですので、まったく同じケアが正しいかと言えばそうではありません。紫外線を多く浴びやすく負担のかかりやすい部分でもあるので、正しい方法で日常的に行うのが理想です。
ここでは意外と知られていない、首のしわをケアすることができるケア方法をご紹介します。

洗い方(洗顔料・ピーリング)

 顔と同じように汚れが詰まりやすい部分でもある首、体を洗う際にゴシゴシ、なんてことを行っていませんか?皮膚の中でも薄くデリケートな首なので、顔を洗う洗顔料で泡を使い表面の汚れを浮かす気持ちで優しく洗ってください。
見落としがちなのが、UVケアを行っている場合やファンデーションを首まで塗っている場合です。普通の洗顔料では落とし切れておらず、乾燥や毛穴詰まりからくすみやたるみを引き起こしてしまっていることもあります。
紫外線ケアをした際には入念に優しくクレンジングし、顔の肌のように滑らかな質感にするピーリングもおすすめです。顔よりも皮膚が薄いので頻度は抑え、月2回程度がいいでしょう。

保湿の仕方

 首は顔に比べ水分の保持量は1.6倍高いため、正しい保湿を行えばしわ改善にも大きく影響します。逆に紫外線を浴びやすくビタミンが失われやすい箇所でもあるため、ケアを怠ってしまうと乾燥しやすい部分でもあります。朝晩、顔のスキンケア時に首をケアする時間も作ってあげてください。
また、顔よりも薄い皮膚のケアなので、パッティングのように大きな刺激を与えるようなつけ方は厳禁です。コットンを使い、優しくおさえるように浸透させ保湿しましょう。

ネック専用化粧品の選び方

 では首用のケア製品ってどんなものを選べばいいのでしょうか。同じような成分でも首にあったものを選びたいですよね。首のしわを予防し、薄くするために正しい化粧品を選びケアしていきましょう。

●化粧水か美容液か
そもそも化粧水と美容液の役割の違いって何なのかご存知でしょうか?わかりやすくいえば肌に栄養を与え水分量をアップさせるのが化粧水、保湿やエイジングケアに特化した成分を含んでいるのが美容液です。
つまり、首のしわ予防に重要な保湿を徹底的にするには美容液の使用がとても大切。ですが、美容液の保湿成分を浸透させるには皮膚に水分を与えて土台をしっかり作っておくことも重要なのです。
どちらか一方を選ぶのではなく、しわを薄くする・予防するという二つの目的があるなら、化粧水と美容液、両方の使用をおすすめします。

●成分
首の表面の皮膚に存在しているヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチンという成分が潤いやハリを作っているのですが、これらが加齢とともに減少することでしわを引き起こしてしまっているので、ヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチンが含まれた化粧品をしっかり浸透させることは首のしわ予防に大きく繋がります。

まとめ

 普段の何気ない姿勢やケアが首のしわを大きく左右します。美しく若々しいしわの無い首でいるために、自分の枕や日常的な姿勢を見直し、見落としがちなケアもしっかり行っていきましょう。

ライタープロフィール
加恵

10年のアパレル勤務を経て美容ライターに。年齢や体の変化と上手に付き合えるヘルシーな美容法を発信していきます。コスメを手作りすること、香りコスメを集めることが大好き。日常に取り入れやすいシンプルケアにトレンドを取り入れながら日々、美を追求し続けています。